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2017年07月21日

シンプルなものほど多くの人が見ている。

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最近過去検証やトレードでよく思うのがインジケーターに翻弄されていると負けが多いということです。

インジケーターは複雑で、高度なものだというのは見た目や計算式を見るとよくわかると思います。そして、頭のいい人、トレードがうまい人が作ったというのも想像できます。
なんとなく信頼が持てそうですね。頼りにしたいですよね。

しかし、本当に信頼が持てるでしょうか?
私はボリンジャーバンドとSMAを用いているのですが、これらは結局、過去の価格を追っているに過ぎないと思うのです。

ということは現在に着目しているわけでもなし、未来を読むものでもありません。この時点であまり頼りにならないと思うのです。
インジケーターを頼りにしていいのは完璧に使いこなす方法を知っていて、それを実行できる人です。

ボリンジャーバンドの±2σのバンドというのは上下のバンドの間に価格が収まっている確率がおよそ95.5%と言われています。
この確率って高いでしょうか?低いでしょうか?わかりませんね。

でも95%ということは5%ぐらいは、はみ出しているということですよね。解釈は違うかもしれませんがシンプルに考えるとローソク足20本に1本ははみ出していることになります。
こう考えると逆張りの指標に使うのは私は怖いです。

しかも、バンドというのはそのような大きな値動きをすると拡大していくわけですよね。そうすれば95%ぐらいバンド内に収まっているのは当たり前のような気がします。

もちろんバンドを基準に逆張りのできる相場も存在すると思いますが、ボリンジャーバンドを単独の根拠にするのはあまり意味がないはずです。拡大したら上にも下にもローソク足の行き場ができるわけですからね。

なので、やはり水平線などほかの根拠と組み合わせるなり、相場の状況把握にするのがいいかと思います。

エントリーを待っているときに、水平線のすぐ近くで執行足のボリンジャーバンドの-2σにタッチしたからロングのエントリーをするという使い方とかですかね。もちろんこのときボリンジャーバンドがスクイーズしている状態のほうが望ましいと思います。拡大していると下降トレンドの可能性があるので。


それに、インジケーターなど山ほどあり、表示の期間などはみんなバラバラだと思います。ということは、同じインジケーターを見ている人はそう多くないはずです。つまり、その場所売り買いが集まる可能性は低いということです。


しかし、水平線は日足、4時間足の場合、相場の参加者が同じものを見ている可能性が高いのでその場所で売り買いが交錯する可能性は高いのです。

シンプルであればあるほど人が見ている可能性が高い。普遍のものほど人が見ている可能性が高いとうことを覚えておきましょう。

そして、トレードをするときは複雑なものに騙されないようにしましょう。
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