2014年10月26日
5歳児のやきもち
先日3歳の長女に、おさがりをいただきました。
5歳の長男の通う幼稚園の、同じ年長さんの女の子からです。
女の子とお母さんにわが家におさがりを持って来がてら遊びに来ていただき、子ども達は楽しそうに遊んでいました。
3歳の長女に頂いたのは自転車、おもちゃ少し、髪留め、カチューシャ、洋服(紙袋一つ分)、ポーチです。
女の子からのおさがりなので、男の子用のものは特にありませんでした。
いただいたお礼にと、女の子にハロウィンのお菓子と、ジャムとジュースの詰め合わせを用意しました。
母親同士は話に花を咲かせ、子ども達はけんかをすることもなく楽しく遊べて、とても良い時間を過ごすことができました。
事が起きたのは・・・、女の子とお母さんが帰った直後でした。
5歳の長男がこう言いました。
「おれのは?」
「え?」
と私は返しました。
「おれの分は何か無いの?」
長男は泣きそうな、怒ったような顔で私に詰め寄ってきます。
「おれの分もちょうだい!!」
すごい勢いで詰め寄ってきながら言ってきます。
「・・・でも、女の子からのおさがりだから、特に〇〇君の分はないんだよ、おもちゃなら一緒に遊べるし」
「おれも欲しい!!おれも欲しかった!!おれの分もちょうだいよ!!!」
長男は、泣いて暴れだしました。
どうやら長男は、ずっとこの気持ちをこらえていたようです。
「何かいいものちょうだいよ!!!」
泣いて叫びながら、縋り付いてきます。
第1子であるせいもあって、殆ど何でも一番に手に入れてきた長男にとって、この出来事はとても辛かったようです。
どうしよう、と思いました。
いただいた中で、ポーチが青の水玉だったので、長女に了解を得て、これを長男に分けることにしましたが、長男は「これだけじゃいやだ」と納得しませんでした。
「わがまま言うんじゃないよ!」
と、キレて突き放すのは簡単です。
でも、最近下の子にばかり手を焼いて、長男に構ってあげられてなかった負い目もあり、ここはぐっと堪えて「ひたすら受け止めてみる」ことにしました。
長男の要求通り、「いいものを納得するまであげる」という選択肢は良くないと思ったのもありました。
泣いて暴れる長男に寄り添って言いました。
「(長女名前)がたくさんいいもの貰ったから、気持ちが辛くなっちゃったんだね」
「・・・うん」
長男は嗚咽を漏らしながら、顔を伏せたまま頷きました。
「そうだね、自分にだけ無いのは辛いよね」
「・・・おれにもちょうだいよ」
「ポーチを分けてもらったでしょ」
「あれじゃ足りない!なにかもっとちょうだいよ!」
「辛いのはわかるけど、今日は女の子のおさがりだから、男の子の分はないんだよ」
「いやだ!ちょうだいよ!!」
しばらく、こんな会話を繰り返した後、
「もういい!!」
と長男は寝室へ駈け込んでしまいました。
対応は、これで良かったのかな?と、少し不安になりました。
その後、長男はまた同じ部屋に戻って来ていつものようにテレビを見はじめ、機嫌も徐々に直りました。
長男は、頭ではわかっているけど感情で処理しきれなかったのかな、と思いました。
今回は「気持ちをいったん受け止める」ことと「要求を全て飲まずに我慢させる」ことができたのかな?と思います。
いつもは、「何言ってんのっ!!きいーっ!!」となりがちなんですが。
今回はなぜか冷静で、「ああ、長男が珍しく自分を解放できている」と、むしろその状況を嬉しく思えました。
いつも、こんな風に対応できたらいいんですけどね。
「長男君のことも、ちゃんと考えているからね」
と言う言葉も、繰り返しかけてあげました。
わが家のとある日の一ページでした。
5歳の長男の通う幼稚園の、同じ年長さんの女の子からです。
女の子とお母さんにわが家におさがりを持って来がてら遊びに来ていただき、子ども達は楽しそうに遊んでいました。
3歳の長女に頂いたのは自転車、おもちゃ少し、髪留め、カチューシャ、洋服(紙袋一つ分)、ポーチです。
女の子からのおさがりなので、男の子用のものは特にありませんでした。
いただいたお礼にと、女の子にハロウィンのお菓子と、ジャムとジュースの詰め合わせを用意しました。
母親同士は話に花を咲かせ、子ども達はけんかをすることもなく楽しく遊べて、とても良い時間を過ごすことができました。
事が起きたのは・・・、女の子とお母さんが帰った直後でした。
5歳の長男がこう言いました。
「おれのは?」
「え?」
と私は返しました。
「おれの分は何か無いの?」
長男は泣きそうな、怒ったような顔で私に詰め寄ってきます。
「おれの分もちょうだい!!」
すごい勢いで詰め寄ってきながら言ってきます。
「・・・でも、女の子からのおさがりだから、特に〇〇君の分はないんだよ、おもちゃなら一緒に遊べるし」
「おれも欲しい!!おれも欲しかった!!おれの分もちょうだいよ!!!」
長男は、泣いて暴れだしました。
どうやら長男は、ずっとこの気持ちをこらえていたようです。
「何かいいものちょうだいよ!!!」
泣いて叫びながら、縋り付いてきます。
第1子であるせいもあって、殆ど何でも一番に手に入れてきた長男にとって、この出来事はとても辛かったようです。
どうしよう、と思いました。
いただいた中で、ポーチが青の水玉だったので、長女に了解を得て、これを長男に分けることにしましたが、長男は「これだけじゃいやだ」と納得しませんでした。
「わがまま言うんじゃないよ!」
と、キレて突き放すのは簡単です。
でも、最近下の子にばかり手を焼いて、長男に構ってあげられてなかった負い目もあり、ここはぐっと堪えて「ひたすら受け止めてみる」ことにしました。
長男の要求通り、「いいものを納得するまであげる」という選択肢は良くないと思ったのもありました。
泣いて暴れる長男に寄り添って言いました。
「(長女名前)がたくさんいいもの貰ったから、気持ちが辛くなっちゃったんだね」
「・・・うん」
長男は嗚咽を漏らしながら、顔を伏せたまま頷きました。
「そうだね、自分にだけ無いのは辛いよね」
「・・・おれにもちょうだいよ」
「ポーチを分けてもらったでしょ」
「あれじゃ足りない!なにかもっとちょうだいよ!」
「辛いのはわかるけど、今日は女の子のおさがりだから、男の子の分はないんだよ」
「いやだ!ちょうだいよ!!」
しばらく、こんな会話を繰り返した後、
「もういい!!」
と長男は寝室へ駈け込んでしまいました。
対応は、これで良かったのかな?と、少し不安になりました。
その後、長男はまた同じ部屋に戻って来ていつものようにテレビを見はじめ、機嫌も徐々に直りました。
長男は、頭ではわかっているけど感情で処理しきれなかったのかな、と思いました。
今回は「気持ちをいったん受け止める」ことと「要求を全て飲まずに我慢させる」ことができたのかな?と思います。
いつもは、「何言ってんのっ!!きいーっ!!」となりがちなんですが。
今回はなぜか冷静で、「ああ、長男が珍しく自分を解放できている」と、むしろその状況を嬉しく思えました。
いつも、こんな風に対応できたらいいんですけどね。
「長男君のことも、ちゃんと考えているからね」
と言う言葉も、繰り返しかけてあげました。
わが家のとある日の一ページでした。
タグ:子ども やきもち
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