生きることに迷ったら

　弱音を吐くことは、いけないことだと思っていませんか？
　弱音を吐くと、いいことばかりです。
　人に弱音を吐ければいちばんいいですが、最初は、ノートに書くとか、ひとり言でもいいです。
　すると、体が楽になります。
　今まではりつめていた思いが和らぎます。
　人は、自分で自分を縛っています。
　こうでなければならないと、自分で負荷をかけているのです。
　いったん、「もう無理、できない！」と手放してしまうのです。
　すると、今までできなかったことができるようになります。
　なぜかというと、今まではしなければならないと思っていました。
　これは二重否定語と言われています。
　否定語よりもさらに重いのです。
　自分に重圧をかけているのです。
　でも、いったん手放してしまったら、やりたくなることがあります。
　やりたくなったときにやると、それは自分の意志ですから、スッとできてしまうのです。
　気持ちひとつで、あっという間にできてしまうのです。

　自分でやりたくないと思っていると、何も言わなくても、周りにいる人がすすんでやってくれたりします。
　自分がやろうと思っているから、周りは手を出せないのです。
　共働きで、家のことも自分がやらなくてはと思っている人が多いと思います。
　今日はムリと、自分の中で思うだけで、人が動いてしまいます。

　自分の気持ちの中で試せばいいので、一度やってみるとおもしろいかもしれません。
　弱音を吐くと、脳が変わります。
　脳が変わると、体も変わります。
　そして、自分のおかれている状況も変わってきます。
　自分の中で、ほんの少し気持ちが変えるだけで、人生が大きく変わります。

　まじめな人ほど自分でかかえこんで、病気になったりします。
　やらなければと思っていることを、いったん全部手放してみて、やりたいことからやっていけばいいのです。