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2019年03月03日

Facebook、50人体制のチームで仮想通貨プロジェクトを推進か




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レストランで割り勘するために、Facebookの友人やWhatsAppの連絡先に、仮想のお金を送るというような心づもりはあるだろうか。将来的に、仮想通貨でそのようなことが可能になるかもしれない。

ハイテク業界の人々の多くが、仮想通貨とそれを支える台帳技術のブロックチェーンへの関心を失いつつあるかもしれないが、Facebookはそうではないようだ。
The New York Times(NYT)は米国時間2月28日、Facebookでは、ユーザーが相互にデジタル通貨を送金できるようにする技術を構築する50人体制のプロジェクトが進行していると報じた。


仮想通貨は当初、デジタル時代の新しい決済の仕組みを求めるファンを興奮させたが、熱狂が高まるにつれて、価値の上昇を期待する投資家らが仮想通貨分野を支配した。
その結果もたらされたバブルはほとんど弾けたが、Facebookは、そうした熱狂を避けて、会員間の日常的な送金にもっと役立つものを構築しようとしているようだと、NYTは報じている。


Facebookの仮想通貨プロジェクトには、価格の安定した仮想通貨に関わるものになりそうだとNYTは伝えており、Bloombergの以前の報道を裏付けた。
その場合、影響力の大きい仮想通貨である
ビットコインの価値を急上昇させてから暴落させたような投機的な熱狂を避ける計画が求められる。
投資に適した仮想通貨は、普通のお金に換算したときの価値が激しく変動するおそれがあるため、通常の決済取引にはあまり向かないと考えられる。


Facebookは詳細に関するコメントを控えたが、ブロックチェーンに取り組んでいることは認めた。

同社は声明で、「他の多くの企業と同様に、Facebookはブロックチェーン技術の能力を活用する方法を調査している」と述べた。「この新しい小規模チームは、多数の異なるアプリケーションを検討している」

NYTの記事は、このプロジェクトをよく知る5人の言葉を基に、Facebookは仮想通貨取引所と交渉中だと伝えている。

原理的には、他の決済サービスで一般的な取引手数料の負担を軽減するために仮想通貨が利用できる。
他国の通貨に交換する場合の手数料はとりわけ高額だ。


だが実際には、面倒のないそのような送金ができる世界を仮想通貨では実現できていない。
1つの理由としては、仮想通貨自体の取引手数料が上昇してきたからだ。
また、仮想通貨取引を成立させるために一般的に用いられるプロセス「プルーフ・オブ・ワーク(POW:proof-of-work)」が概して遅く、膨大な量の電力が必要だという理由もある。


このプロジェクトのリーダーは、かつて決済サービス企業PayPalでプレジデントを務めていたDavid Marcus氏だとNYTは伝えている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。





引用元:CNET Japan
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190301-35133527-cnetj-sci


 





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