2020年04月14日
第16回 社内品質を上げるには
景気の悪化
これによって、販売戦略は値下げ競争に終われ現代を生きている
大手に続くように中小企業も値下げを行って戦っています。
一昔前までフィットネスクラブで雇われ指導業を行っていた時の自分も、
「客が増えない。競合他社が近辺にある。なら、少しでも安価にして集客をすればいい!」
そう思っていました。
しかし、外野のような立場となった今、休業を機に学んだことから生かすのであれば今はこう思います。
ー中小企業こそ強気に!他よりも高値で、高品質な商品提供を!−
思った理由は3つあります。
1つ目は、安売りすると売れなくなる
なぜなら、価格競争で勝てるのは1社のみだから
例えば、ノートを買うときに
・5番目に安いノート ・2番目に安いノート 1番安いノート
どれを買いますか?
1番安いノートを買いませんか?
価格競争するなら一番安くしなさい、それ以外禁止。何番目とかの値段にしたら潰れます。
フィットネスクラブは特にプールの維持費がとても大きいので利益ギリギリを攻めると赤字になります
隣の店より安くしなくちゃと言って赤字になるくらい安価にしてるとお互い潰れます。
スタンダードないいサービスをするなら安くすると堕落します。
2つ目は、質が落ちる
品質低下・クレーム増加や対応遅れ・従業員の離職などが増えます。
特に、従業員が
「サービス業大好き。人の役に立ちたい。お客様の笑顔を見ると嬉しい!」
という人は、離職率が高くなっていきます。
一人一人に気配りができず、回転率を上げなければいけない。
人件費が削減され給与の低下、昇給なし、評価の不定などもあり、不満が募っていきます。
従業員や人が離れていく理由はなんだ?って思ったときに客単価が安すぎた。
なんて話はよくあります。
客単価が高い会社は人間関係の崩壊がない限りは離れていきません。
客単価は、人間関係とほぼ同じです。
もちろん、客単価が高くなれば給料も高く払えるわけですよ。でも辞める時もあります。
でも、安かったら人間関係が問題なのにやめる。絶対やめるってことですよ。
最初は、誰でも考える余裕がないから人の役に立たないとって発起してるときなんですよ。
だんだん、仕事に慣れてくると上司たちは、
「あいつ慣れてきて、ダレてきたな」
そんなことないんです。慣れてきて、冷静になって本当のことに気が付くんですよ。
だからっていって、忙しくさせても気づいたらもう遅いんですよ。
「もう、ここじゃない」って
従業員が変わったんじゃなくて、本当のことに気づいたんです。
だから、繰り返されるんですよ。まだまだ、そういう会社はいっぱいあるので考え違いをしないでください。
とにかく、安くしすぎると質が落ちることは間違いないです。
客単価が下がって質が上がる方法があるなら知りたいです。
でも絶対ないです。数字なんて意味ないんです、一人一人にいいサービスをすることが大切です。
3つ目は、新規顧客獲得に追われる
広告費・Web運営費用・交通費・コンサル費などにお金がかかる
とにかくお金が掛かるんです。新規顧客獲得にはお金をかけなければ獲得できる方法はほぼありません。
唯一あるとすれば、SNSですね。InstagramやTwitterなどが主です。特に、YouTubeは最高だと思います。
条件を満たせば、収入も得られ成功すれば収入源にもなります。さらにうまくいけば、運営費0円で+になります。店舗のあるビジネスは、Instagramを使うべきです。
いまや、お客さんを使って広告を行うことが主流になっています。
#をつけて投稿してもらうことが普通になってきています。
会社・お店はお客さんにお願いしてそれを拡散してもらう。
それだけで広告になるんです。お客さんに応援してもらうことで広がっていきます。
昔よりも世の中は本質的に変わっていっています。時代が変わってきています。
まとめると
価格ばかりを気にして安売りすると…
@売れなくなる
A疲れて仕事に質が落ちる
B新規顧客獲得に追われてキャッシュアウト
それでも安売りしたい経営者の方は相応の覚悟をもって行ってください
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