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実は歴史が古いサヤエンドウ

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味噌汁やサラダ、はたまた野菜炒めなど様々な料理に彩りを添えてくれるサヤエンドウ。

実はエンドウの品種名としての呼び名ではなく、まだ育ちきっていないエンドウ豆のことを言います。

更に人類との関わりも非常に深い食べ物で、原産地は中央アジアや中近東、はたまた地中海沿岸に至るまで様々な仮説がたてられている謎の多い食べ物です。

それだけにツタンカーメンのお墓からや古代ギリシャなどでも栽培の後が見つかっています。

ちなみに完全に成熟する前の実の状態で食べることが13世紀のヨーロッパ辺りで始まったのですが、これがグリンピースの始まりのようです。

日本の方へは8世紀〜10世紀にインド→中国といった形で伝えられていて平安時代の記録に和名抄と記されているのがエンドウの事ではないかと言われています。

そして若さやの部分を食べるという習慣は実は江戸時代の頃には既にあったようです。

また当時は若さやの他に実の部分をグリンピースとして食したり、完熟した豆の部分をみつ豆として食したりと用途に分けて食べていたとされます。

名前のエンドウですが、これは中国では宛豆と書くようで読み方は「えんどう」と読めることからエンドウ豆と呼ばれているようです。

(エン豆豆となっているんですね…)







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