2020年08月17日
同じ言葉でも解釈が違う「タルト」と「たると」
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みなさん「タルト」という言葉を聞いてどのような想像をしますか?
タルト(tarte)という言葉自体はフランス語ですが
元々はラテン語で焼き菓子の意味といわれています。
上にクリームや果実などがのせてある焼き菓子が定番で
下の丸い皿のような生地をタルト生地なんて呼ばれていますよね?
これは昔はジャムやクリームというのがとても食べずらく
何かにのせて食べるのが定番と言われていました。
そしてその器代わりの菓子というので
タルトという生地を使用したといわれています。
なのでタルトの本来の意味はお菓子そのものを表すのではなく
タルト生地のことをタルトと呼ぶのが本来の意味のようです。
ただそれだと食べ物のカテゴリー的に呼びにくいということで
焼き菓子全体をタルト、生地をタルト生地と呼ぶようになったと言います。
そしてそんなタルトですが
日本に最初に伝わったのはいつか分かりますか?
普段我々がタルトと呼ばれるお菓子を食べているくらいですから
明治時代以降に洋菓子の一つとして伝わったのが定説といわれているのですが…
実はそれ以前にも一度日本へ伝わっています。
実は江戸時代の頃に一度ポルトガルから松山の方に伝わり
日本独自の変貌を遂げた別形態の「たると」と呼ばれる和菓子があるんです。
形は今の器のようにして食べるタルトとは全く別
ロールケーキのようなので一瞬見落としそうになりますが…
当時の日本の人々はこういう解釈をしたのかと
思わず唸ってしまうような「たると」が日本にも伝わっています。
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