2020年08月13日
昔の氷菓とはどういった物だったのか?
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夏になると冷たいものが食べたくなるという感情は
今の時代に始まったことではありません。
昔の人も物が無いなりに欲求を満たしていたというのを
ご存じですが?
平安時代中期に随筆されたという枕草子の中に
「あてなるもの。…削り氷(ひ)に甘葛(あまづら)入れて
新しき鋺(かなまり)に入れたる。」
という文があるのですが、これを現代語に訳すと
「上品なもの。小刀で削った氷に甘いシロップをかけ
新しい金のお椀に入れたもの。」
という内容になります。
ここから見ると昔の人も
本当に氷菓が好きだったんだんなぁということが理解ですねw
ちなみに甘葛をシロップと訳しましたが
甘葛というのは砂糖がまだそれほど普及していなかった時代に
多く用いられた甘味料の一種で一説には
ツルのような植物であるとも言われていますが
詳しい詳細については定かではないようです。
そして当然ですがイチゴやレモン・抹茶という概念も
平安時代にはまだありませんでした。
なのでシロップとは言っても現代
かき氷に使うようなシロップというよりは
アイスコーヒーに使うようなガムシロップのような物に
近いと言えるのではないでしょうか。
ただ話題となっているのが、かき氷なのですが
多分、かき氷ですから夏に食べていたはずです。
となると…
夏の暑い時期に自分のところまで氷を運んできて
かき氷を作って食べる。
今ほど技術も流通も進歩していない中で
氷の管理ってなかなかに難しい気がします。
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