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萌える草の和菓子とは?

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一般的には3月3日の桃の節句でよく食べられたりする

和菓子の中でも草ダンゴの一種と言われる蓬餅(よもぎもち)。


蓬餅が草ダンゴと言われるのは元々

七草の一つである御形(ゴギョウ)を使っていたとも言われ

これが蓬になったのは

中国の思想の影響で蓬には邪気を払う効果があり

食べると寿命も延びると伝えられたことによると言います。


(御形が使われていたのは
 当時は結構道端に落ちていたからとか言われていますが…)


なので昔は桃の節句以外にも食べられていて

時期によっては蓬の若芽が出回っていない時期もあり

そういった時期は乾燥させた物を使っていたそうです。


そんな感じで日本には非常に古くから関わっていたと言われる

蓬餅の日本の歴史上初登場は万葉集と言われます。


蓬も今とは別な字があてがわれていたようで

乾燥させるとよく燃えるというのと歌をかけて

善萌とか善燃なんて呼ばれていたようです。


「萌える」草なんていう字を見ると

今ではかなり予想外に思う方もいるかもしれませんね。


ただ「萌える」というのは元々

「芽が出る」と言った意味になるので

蓬餅の原料としては若芽が使われることが多い蓬なので

漢字としては非常にピッタリなイメージと言えます。


ちなみに蓬は昔から食べる以外では

お灸のモグサの原料としても親しまれてきました。







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