病院SEにゃんとの「システムエンジニアの仕事ってこんなもん」

今回は、「最近呼び出されたトラブルは？ケース５『プロジェクターにデスクトップしか写らない事件』」についてちょっと書こうと思います。

☆月×日　プロジェクターにデスクトップしか写らない事件

　それはPowerPointの2013が入って間もなくのことでした…。

持っていたPHSに「プロジェクターで資料を写したいんだけど、デスクトップのアイコンがスクリーンに映らないんです…。」といった電話が。

たぶん誰かがディスプレイの設定を「複製」ではなく「拡張」にしたんだろうな、と思いました。

この「複製」と「拡張」。

Windows8だと、右クリック　→　個人設定　→　ディスプレイ　→　セカンドスクリーンに表示する、から選ぶことができます。

そして「複製」はパソコンと同じ画面を、「拡張」は壁紙のみをスクリーンに写し出すことになるのです。

特に「拡張」は、「モニターを２つつなげた状態」と同じことになり、例えばインターネットはスクリーンで、ワードのデータはパソコンで表示させる、といったことが可能になります。

そこで現場へ赴き、その設定を直して完了としました。

ただ一つ、「うちの職場でこんなところの設定をいじる人がいたっけかな？」という疑問を残しつつ…。




すると幾日もたたないで、再度同じような問い合わせが。。。

やはり設定は拡張になっています。

もう少しヒアリングしてみると、どうやらパワーポイントを使おうとしていた様子。

そこで2013にバージョンアップされたパワーポイントのツールを少し探ってみたのです。

すると気になる機能として「発表者ツール」というものが。

この機能は、スクリーンには１番目の画面を写しつつ、発表者の側にあるパソコンには１番目用のメモと２番目のスライドが見られる、といったものです。

ちょっと引っかかったので、オンにしたままで再起動。

するとどうでしょう。

設定が「拡張」に変わっているではありませんか！

ちなみにオフにすると切り替わらない。

原因はこれでした。

便利なようで変な機能を付けてくれたものです。。。


ということで、今回はこんな感じです。

次はまた別のトラブルを紹介する予定です。

ではまた次回。

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