2016年03月07日
住宅完成保証制度について 〜栃木ウィルホームより
こんにちは、つばさです。
昨日、「噂の東京マガジン」というTV番組で街角の女性が
斬新な茶碗蒸しを作るのを楽しく見ていたのですが
別のコーナーでは、
新築の工事が途中でストップしてしまった
という非常にタイムリーな問題について
紹介されていました。
今現在、建築中の方や
これから建てられる方にとっては他人事では無い
重要な問題のため取り上げさせていただきますね
番組内容としては、
栃木県の住宅メーカー:ウィルホームで建築中の工事が
昨年12月に突然ストップしてしまったという事。
※栃木県の会社です。道内にも同じ社名の
会社がありますが、全く無関係です
紹介されていたAさんは、総工費:2400万円に対して
・契約金:100万円
・着工金:900万円 (だったかな)
・上棟金:1000万円
を既に支払済のようなのですが
屋根・骨組みが出来上がった状態で、工事がストップしてしまい
住宅メーカーとも連絡が取れないようです。
肝心のウィルホームは、というと・・・
社員30名を全員解雇し、事業を停止
社長は現在も、行方をくらましているようです。
そして引き渡し完了までは
建物自体の持ち主が住宅メーカーであるため
自分で別の業者へ工事を頼むことも出来ず
建築再開も出来ないという八方ふさがりの状態。。。
また
住宅完成保証制度という、以下のような制度があるが
ウィルホームは加入していない為、
支払済のお金に対しての保証もなしとなります。
住宅メーカーが、本制度に加入している必要があるのですが
万が一、業者倒産などにより工事が中断した場合
保証会社が、一定の保証金を支払ってくれたり
工事を引き継ぐ建築会社を紹介と住宅完成を
サポートしてくれる制度です。
こういった制度を利用しているのは
全建築の7%程度と番組で紹介されていましたので
殆どの会社は、加入していないということになります。
保証会社HPで、保険が利用できる住宅事業者を
検索できるようになっていますが
確かに、利用可能な事業者は数少ないです。
『この制度に加入しているかどうか?』で
住宅メーカーを探される方もいらっしゃるかと思いますが
上記の通り、加入している会社は数が少ないため
かなり選択肢の幅が狭くなってしまうと思います。
また、この制度の注意点としては
◆全てをカバー(保証)できる訳では無い
⇒保証金の額も上限等があり
全額保証されないケースも多いようです
◆会社が倒産していないと、ダメ
⇒この制度が実際に利用できるのは、
対象の会社が破産、民事再生の申立てや
会社更正手続開始を行っている場合で
今回のケースでは社長が行方不明で、
倒産手続き等も行っていないため
仮に制度に加入していても保険が下りないとなります。
と、上記のような問題点もあるため慎重にご検討ください。
もちろん加入している方が安心出来ますが
それだけを基準に選ばない方が良さそうですね。
今回、紹介されていたケースでは
事前に支払ったそれぞれの金額が、かなり高額だなぁ
と印象を受けました。
特に契約金で、100万円はかなり高い方では?
ゆきだるまのお家が、契約金10万円だったので
そう感じるだけなのかもしれませんが。。。
また完成前の上棟(中間)段階での合計2000万は
『お金を集められるだけ集めておこう』と
悪意ある考えだったのかもしれません・・・
住宅メーカー側が、完全に悪いのは当たり前ですが
私たち施主側でも予防策は
張っておかなければならないですね。
今回のような途中で工事が止まってしまうということが
かなり怖いため契約前の段階で
工事完了前の支払回数・金額を減らしてもらうよう
住宅メーカー側へ相談してみましょう。
私の場合は、出来る限り
つなぎ融資の金額を減らしたかった為、相談したところ
回数・金額を減らしてくれるメーカーさんがいました。
結局、最終的には
・契約金:10万円のみ
・支払いは完成後の一括払い
(着工金や中間金など、途中の支払は不要)
の藤城建設に決めたのですが。。
支払いが完成後の一回払いだけであれば
先ほどの住宅完成保証制度に加入していなくて
仮に工事がストップしてしまった場合
家の完成が遅れるという問題はありますが
お金の面での心配はないですね。
一括払いでOKという住宅メーカーは
非常に少なく、殆どが2〜4回に分けての支払いを
求めてきます。
会社自体の資金繰りに問題がなく
「絶対に家を完成させます!」という自信がなければ
出来ないことだと思いますので
保証制度も大事ですが、こういった部分も
住宅メーカー選びのポイントしてみていただくと
良いかもしれません。
最後に・・・
今回のウィルホームでは、40件以上の施主から
相談が出ているそうです(>_<)
お金のことは非常に大変だと思いますが
まずは、皆様の工事が
無事に進むことをお祈りしております。
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昨日、「噂の東京マガジン」というTV番組で街角の女性が
斬新な茶碗蒸しを作るのを楽しく見ていたのですが
別のコーナーでは、
新築の工事が途中でストップしてしまった
という非常にタイムリーな問題について
紹介されていました。
今現在、建築中の方や
これから建てられる方にとっては他人事では無い
重要な問題のため取り上げさせていただきますね
番組内容としては、
栃木県の住宅メーカー:ウィルホームで建築中の工事が
昨年12月に突然ストップしてしまったという事。
※栃木県の会社です。道内にも同じ社名の
会社がありますが、全く無関係です
紹介されていたAさんは、総工費:2400万円に対して
・契約金:100万円
・着工金:900万円 (だったかな)
・上棟金:1000万円
を既に支払済のようなのですが
屋根・骨組みが出来上がった状態で、工事がストップしてしまい
住宅メーカーとも連絡が取れないようです。
肝心のウィルホームは、というと・・・
社員30名を全員解雇し、事業を停止
社長は現在も、行方をくらましているようです。
そして引き渡し完了までは
建物自体の持ち主が住宅メーカーであるため
自分で別の業者へ工事を頼むことも出来ず
建築再開も出来ないという八方ふさがりの状態。。。
また
住宅完成保証制度という、以下のような制度があるが
ウィルホームは加入していない為、
支払済のお金に対しての保証もなしとなります。
住宅完成保証制度
住宅メーカーが、本制度に加入している必要があるのですが
万が一、業者倒産などにより工事が中断した場合
保証会社が、一定の保証金を支払ってくれたり
工事を引き継ぐ建築会社を紹介と住宅完成を
サポートしてくれる制度です。
こういった制度を利用しているのは
全建築の7%程度と番組で紹介されていましたので
殆どの会社は、加入していないということになります。
保証会社HPで、保険が利用できる住宅事業者を
検索できるようになっていますが
確かに、利用可能な事業者は数少ないです。
『この制度に加入しているかどうか?』で
住宅メーカーを探される方もいらっしゃるかと思いますが
上記の通り、加入している会社は数が少ないため
かなり選択肢の幅が狭くなってしまうと思います。
また、この制度の注意点としては
◆全てをカバー(保証)できる訳では無い
⇒保証金の額も上限等があり
全額保証されないケースも多いようです
◆会社が倒産していないと、ダメ
⇒この制度が実際に利用できるのは、
対象の会社が破産、民事再生の申立てや
会社更正手続開始を行っている場合で
今回のケースでは社長が行方不明で、
倒産手続き等も行っていないため
仮に制度に加入していても保険が下りないとなります。
と、上記のような問題点もあるため慎重にご検討ください。
もちろん加入している方が安心出来ますが
それだけを基準に選ばない方が良さそうですね。
今回、紹介されていたケースでは
事前に支払ったそれぞれの金額が、かなり高額だなぁ
と印象を受けました。
特に契約金で、100万円はかなり高い方では?
ゆきだるまのお家が、契約金10万円だったので
そう感じるだけなのかもしれませんが。。。
また完成前の上棟(中間)段階での合計2000万は
『お金を集められるだけ集めておこう』と
悪意ある考えだったのかもしれません・・・
住宅メーカー側が、完全に悪いのは当たり前ですが
私たち施主側でも予防策は
張っておかなければならないですね。
今回のような途中で工事が止まってしまうということが
かなり怖いため契約前の段階で
工事完了前の支払回数・金額を減らしてもらうよう
住宅メーカー側へ相談してみましょう。
私の場合は、出来る限り
つなぎ融資の金額を減らしたかった為、相談したところ
回数・金額を減らしてくれるメーカーさんがいました。
結局、最終的には
・契約金:10万円のみ
・支払いは完成後の一括払い
(着工金や中間金など、途中の支払は不要)
の藤城建設に決めたのですが。。
支払いが完成後の一回払いだけであれば
先ほどの住宅完成保証制度に加入していなくて
仮に工事がストップしてしまった場合
家の完成が遅れるという問題はありますが
お金の面での心配はないですね。
一括払いでOKという住宅メーカーは
非常に少なく、殆どが2〜4回に分けての支払いを
求めてきます。
会社自体の資金繰りに問題がなく
「絶対に家を完成させます!」という自信がなければ
出来ないことだと思いますので
保証制度も大事ですが、こういった部分も
住宅メーカー選びのポイントしてみていただくと
良いかもしれません。
最後に・・・
今回のウィルホームでは、40件以上の施主から
相談が出ているそうです(>_<)
お金のことは非常に大変だと思いますが
まずは、皆様の工事が
無事に進むことをお祈りしております。
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