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2019年12月13日
調教タイムの見方は?絶対に見逃せない3つのチェックポイント
血統・近走・コース適正・騎手など…競馬の予想ファクターは非常に多岐に渡っており、何を自分の予想の核にするか決めるのは非常に大変です。
数多くある競馬予想ファクターの中に調教タイムというものがあります。しかし初心者はどうやって見れば競馬予想に組み込む事が出来るかって分かりませんよね?
この記事では調教タイムの見方と予想への活用方法について紹介していきたいと思います。
調教タイムの基礎知識
予想に組み込むファクターとして有名な調教タイムですが、まずはそもそも調教タイムとは何なのかという点について紹介していきたいと思います。
競走馬のトレーニング
調教タイムとは簡単に言えば、出走する競走馬が直前のトレーニングでどれ位のタイムを出したのかというものです。馬は1週間のうち6日間トレーニングを行いますが、我々が予想の参考にしている調教タイムは、レースが行われる週の水木に行われる追い切りです。
競走馬は出走前に城県にある美浦トレーニングセンターと滋賀県にある栗東トレーニングセンターにて最後の調整を行います。そこで行ったトレーニングのタイムを見て、その馬の調子が良いかどうか、成長しているか衰えているのかを判断するという訳です。
調教タイムの見方
調教タイムは【51.1-37.4-24.5-12.3】このように記載されているのが一般的。初心者の方はただの数字の羅列で意味不明かと思いますが、これは左から4ハロン(ラスト800m)、3ハロン(ラスト600m)、2ハロン(ラスト400m)、1ハロン(ラスト200m)のタイムという事になります。
調教した場所などに寄りますが、基本的にはこのタイムが速ければ速いほど、調整がうまくいっている強い競走馬という事になりますね。単純に考えればそのようになります!
調教タイムは競馬サイトでチェック
基本的には調教タイムは競馬新聞や競馬サイトなどでチェックするのが一般的です。以下で特におすすめしたいサイトを紹介していきましょう。
netkeiba
ネット競馬界最大手のnetkeibaのプレミアムコース(月額500円)に入会する事で、全レース全出走馬の調教タイムをチェックする事が可能です。他にも競馬予想に関する様々な情報を有料会員に登録する事で得られますので、必ず入っておいて損はないサイトであると言えるでしょう。競馬情報をネットで収集しているという方には最もおすすめのサイトです。
競馬ラボ
競馬初心者だから有料会員はちょっと…という方におすすめなのが競馬ラボです。競馬ラボは完全無料で会員登録をするだけで全ての機能を利用する事が出来るサイトで、有名芸能人やレジェンド騎手が参加している超大手競馬予想サイトです。
netkeiba有料会員のように全ての調教タイムを見ることは出来ませんが、毎週更新されている坂路王というコンテンツで調教タイムの追い切りタイムを見て、調子の良い馬をピックアップして紹介してくれています。初心者の方で調教タイムの見方や本命馬の決め方が良く分からないという方は競馬ラボの無料会員を利用してみるのが良いでしょう。
調教タイムでチェックすべきポイント
さて、早速ここからは調教タイムを見る上で欠かせないポイントについて紹介していきたいと思います。
4ハロンと1ハロンのタイムをチェック
上記で調教タイムの見方を説明してきましたが、初心者が調教タイムを参考にする時に絶対に見るべき点は4ハロンと1ハロンのタイムです。つまり、全体のタイムと最後の200mでスピードが落ちていないかをチェックすべきという事になります。
例えば全体の時計(4ハロン)のタイムが悪くても、最後の1ハロンが速ければレースでも最後に差せる可能性が残されているという事になりますし、反対に4ハロンのタイムが速くても最後の1ハロンで失速していれば、最初に飛ばしすぎていたという事になります。
実際のレースでも最後の1ハロンでどれ位ペースを落とさずに走りきる事が出来るかが非常に重要になってきますので、全体のタイムとラスト1ハロンのタイムは必ず見るようにしましょうね。
好走する馬の基準タイムを知っておく
上記でも説明したようにトレセンは2種類あり、それぞれで異なるコースを持っています。調教タイムを予想ファクターに取り入れる人が良く参考にするのは坂路コースでのタイムです。
文字通り坂路のコースとなっており、短い時間で大きな負荷をかける事で瞬発力を鍛える事が出来ると言われています。
美浦の坂路コースであれば4ハロンで52秒以下、ラスト1ハロンで12.6秒以下のタイムで走る馬は調教が成功していると言えるでしょう。
栗東の坂路コースであれば4ハロンで52.5秒以下、ラスト1ハロンで12.6秒以下のタイムで走る馬は調教が成功していると言えます。
しかしこれも一概には言えません。なぜかと言うと雨が降っていたり重馬場であれば2秒くらいタイムが変動してくるからです。その場合は他の馬と比較してどれ位のスピードで走っているかを比較してみるのが良いでしょう。
馬なりか一杯か
上記のように調教タイムを予想のファクターにするのはとても良い事なのですが、タイムだけに目を囚われるのはダメです。なぜかと言うと【馬なり】か【一杯】かで全くタイムは変動してくるからです。
馬なりはほとんど馬の言う通りに走らせることで、一杯は騎手が目一杯に追って走らせたことを指します。調教タイムの横に一杯か馬なりかも記載されていますので、どちらの方法でその調教タイムになったのかもしっかりとチェックしておきましょう。
まとめ
ベテラン馬券師も予想ファクターに利用する事が多い調教タイムの見方を紹介してきましたが参考になりましたか?
初心者の方は難しいかもしれませんが、調教タイムはレースでその馬が好走するか否かを決めるとても重要なファクターの一つです。上記で説明した見方とチェックポイントは必ず抑えておきましょう!