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2023年11月04日

キスでも感染する梅毒! onprepでもダメ? 早期の検査を!

梅毒の症状の写真が以下のものです。こんな赤いバラのような斑点が全身に出てくるでしょう。しかし、その症状が出てくるのは、3週間の潜伏期間の前後で発症するので、その潜伏期間でも感染力は当然あり、知らず知らずのうちに梅毒を相手にうつし、そして感染させられている可能性があるということです。

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出典:東京都保健医療局


頻繁に相手を変えて性交渉をする方は、相手を変える都度毎に必ず感染チェックをする必要があります。バニラだから大丈夫と言ってもダメです。キスでも、アナルセックス、フェラチオでも感染することを覚悟してください。怪我していたことにより、血液を介した接触があったとなれば感染の確率は高まります。


そこで、自宅で簡単にSTD性感染症のチェックできるサービスがあります。誰にも知られずに簡単に検査できるので、安心です。HIVはもちろん、梅毒、クラミジア、淋病、B型肝炎をチェックできます。女性ではトリコモナス、カンジダなども検査が可能です。ちなみに、クラミジア、カンジタ等を放置しておくと、子宮頸がんが発病しやすくなると言われています。料金も検査項目を絞ると5千円程度から検査可能ですので、是非ためしてみてください。ちなみに、梅毒にはペニシリン系の抗生剤が必要となりますので、「onprep」で安全だと言っているかもしれませんが、HIVと梅毒への有効な抗生剤の種類が違うので、完全な防衛はできないでしょう。



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東京都だけで10月中に梅毒の感染者は305人報告されています。 東京都の年間3,085が既に感染。先のブログで記載しましたが、実際は確認された数の4倍〜8倍感染者がいると感染研が報告していることから、12000人から24000人の梅毒の感染者が推定としているということです。
ちなみに、HIVの感染者が東京都で10月だけで26人、今年10月末まで253人報告されていますが、いかに梅毒が蔓延しているかがよくわかります。いち早い感染検査を実施してください。



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参考までに梅毒の感染者の年別の推移を掲載しておきます。昨年の2022年は男性の感染者が急増しています。年別では急増しているといっても過言ではないでしょう。そして、女性は20歳代が中心で、男性は20代から50代に幅広い感染が広がっています。


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厚生労働省のサイトより





不治の病と言われた梅毒の怖さ!潜伏期間あり、完治しない!?

梅毒という性感染症を軽く考えてはいけません。

国立感染症研究所の報告によると、2021年から梅毒が再び増加しています。

男性は、年齢に幅広い層で感染が増加しており、一方で女性は20代前半の感染者数が最も増加していると言われています。この傾向から推測すると、女性の20代前半が多いのは、風俗やトー横など売春をしている年齢層と一致しているように思われます。

最近の感染経路は、男女間の性交渉だけではなく、男性同性間の性交渉も顕著に増加しています。

地域別では、東京、大阪が飛びぬけて増加しており、ついで北海道が増加している傾向にあります。

先天梅毒の症例が10倍報告されています。つまり、妊婦梅毒で赤ちゃんに感染させているということです。
更に、実際の患者数は、報告されている感染者数の4〜8倍の患者数がいると国立感染症研究所は推計しています。マジ怖いです!

では梅毒とはどんな病気でしょうか?

梅毒トレポネーマという細菌に感染することで発症する病気です。
皮膚や粘膜から体内に侵入し数時間でリンパ節に達し、そこから血液を巡って全身に広がっていきます。
感染経路は、主に性行為によるもので、皮膚や粘膜で接触することで感染するので、キスで感染することもあります。もちろん、性器を舐める行為でも感染します。性器の挿入を伴わない性行為でも感染するということです。その後、一定期間の潜伏期間を経て症状が全身に現れます。

一時的に症状が消える時期もあり、治ったと勘違いしますが、そこから症状が更に悪化して現れるようになります。一定期間を過ぎると、完治しなくなりますので、より注意が必要です。

症状は感染から以下の4期に分けて現れるようになります。

第1期
梅毒は感染から3週間ほどの潜伏期間を経て最初の症状が現れる時期を第1期といいます。

この時期には、梅毒トレポネーマが侵入した箇所に初期硬結と呼ばれる非常に小さなしこりが現れます。
赤く腫れたようになりますが、コリコリと硬いことが特徴です。
太腿の付け根辺りのリンパ節が腫れることもありますが痛みがないことが大半で、これらの症状は数週間で自然に消滅していくので症状に気付きにくくなっています。

第2期
感染から3カ月ほどで、バラ疹と呼ばれるピンク色の発疹が手のひらや足の裏、顔など全身に現れるような症状が現れる時期を第2期といいます。
これは、体内の梅毒トレポネーマの感染が全身に広がっていることを意味しています。
発疹に痛みや痒みはなく、喉が腫れるような場合もあります。その後、再び症状が消滅しますが、治療しなければ体内には梅毒トレポネーマが潜伏した状態になり悪化していくのです。

第3期
感染から3年ほど経つと症状が後期に入り、第3期と呼ばれる時期に入ります。
現在ではこの時期までに治療されることがほとんどですが、治療しなければ腫瘍が現れるようになります。
ゴム腫と呼ばれる腫瘍で、皮膚だけではなく骨や筋肉、内臓にまで広がります。

第4期
感染から10年以上経つと第4期といわれ、末期症状が現れるようになります。
梅毒トレポネーマに全身の臓器や神経が侵され、神経障害や脳梗塞、心不全など命に関わるような状態になることもあります。

敢えて写真は掲載しませんでしたが、実際にはかなり怖いです。定期的な性病検査が必要です。





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参考

厚生労働省 梅毒
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/syphilis.html


一般社団法人 日本性感染症学会
<梅毒報告数の状況〜4県全数調査から見えてきたもの>
https://www.youtube.com/watch?v=gjb7Xe7HFLI
<梅毒の病態>
https://www.youtube.com/watch?v=rrhvK1T_dMo


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30歳代は不遇な人生を送っていました。しかし、多くの方に助けられて現在の自分があります。多少、医療関係に携わってきました。これから自分の存在意義は、誰かの役に立てたらと思って活動しています。宜しくお願いします。
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