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2017年10月19日

阪神、右の大砲ロザリオ獲り 米通算71発 韓国で2年連続30発以上

    
外れの外人取らんといてや!!!

 阪神が、来季の新外国人候補の最有力にウィリン・ロザリオ内野手(韓国・ハンファ=28)をリストアップし獲得を目指すことが18日、わかった。    
【写真】シーズン終了のオーナー報告を終え、会見する金本監督

 屈辱の敗戦から一夜明け、オーナー報告を終えた金本監督は2位に終わった今季を振り返り、苦しい胸の内を吐露した。

 「言っていいのか分からないですけど(誤算は)外国人の打者ですかね。ほぼ日本人選手、国産で戦ってきましたから。もう少し打ってくれたらな、というのが誤算ですね」





 12年ぶりのV奪回を狙った今季も外国人野手が不発に終わった。新戦力のキャンベルはわずか21試合の出場で打率・191、1本塁打、5打点と精彩を欠いた。7月に途中加入したロジャースも40試合に出場して打率・252、5本塁打、23打点に終わった。リーグ連覇を果たした広島の外国人野手は計38本塁打で107打点を記録。四藤慶一郎球団社長も「そこが広島さんとのね。得点力の部分が大きな差となっている」と冷静に分析した。

 それゆえ、新たな助っ人獲得がV奪回の大きな鍵を握ることは明白だ。四藤社長も「やっぱり長打力のある大砲候補。調査してリストアップして、絞り込みをやっているところまで来ている」と話し、真の大砲候補獲得に向け、すでに動いていることを明かした。

 狙いはメジャー5年間で71本塁打を放ち、韓国プロ野球でも2年続けて30本塁打以上をマークしているハンファのロザリオだ。今季は119試合で打率・339、37本塁打、111打点を記録しており、別の球団関係者も「いい打者。パワーだけでなく、ミート力もある」と穴の少ない大砲として最有力候補であることを認めた。すでに今季も編成担当者が2度、渡韓してチェックするなど早くからマークしてきた。

 国産打線で挑んだDeNAとのCSファーストSでは相手助っ人のロペスが3試合で14打数6安打、1本塁打でファーストS史上最多の6打点。ここでも外国人野手の差が命運を分けた。

 来季に向けて動き出した猛虎。金本監督は坂井信也オーナーに来季のリーグ優勝と日本一を誓った。もう、助っ人補強の失敗は許されない。

 ◆ウィリン・ロザリオ 1989年2月23日生まれ、ドミニカ共和国出身の28歳。06年にロッキーズと契約し、11年メジャーデビュー。12年から3年連続正捕手を務めるなど15年までの5年間で通算447試合に出場し打率・273、71本塁打、241打点。16年から韓国・ハンファに在籍し主に一塁を守った。1メートル80、100キロ。右投げ右打ち。


















阪神・金本監督、助っ人大砲何が何でも「欲しい」!会見で悔しさあらわ
サンケイスポーツ
阪神・金本監督、助っ人大砲何が何でも「欲しい」!会見で悔しさあらわ
オーナーへの報告を終えた金本監督。打てる助っ人を要望した(撮影・中島信生)(写真:サンケイスポーツ)
 優良助っ人大砲、絶対獲って! 阪神・金本知憲監督(49)が18日、大阪・福島区の阪神電鉄本社に坂井信也オーナー(69)を訪ね、シーズン終了報告を行った。シーズン2位もクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで敗れた悔しさを露わにした指揮官は「誤算は助っ人打者」と断言。勝負をかけた3年目に向けて「絶対に欲しい」と、必ず活躍する助っ人補強を“おねだり”した。







 屈辱のファーストステージ敗退から一夜明け。シーズン終了報告を終えた直後の会見で、金本監督は懸命に“穏やかな仮面”をかぶった。時折笑顔をのぞかせて。が、心境を問われると、やっぱりウソはつけない。

 「メチャクチャ悔しいです。腹も立ちますし。情けなさもあります。昨日もムカムカした。力のなさを痛感しています」

 四半世紀以上、勝負の世界に生きてきた鉄人にとって、負けて終わるシーズンなど、許せるはずがない。

 「(坂井オーナーから)2位でよく頑張ってくれたとお褒めの言葉を頂きまして恐縮しています」

 ねぎらいの言葉は、無念さをより浮き彫りにしたはずだ。

 必ずやり返す。3年目への誓い。勝負をかけるシーズンが、すでに始まっている。だから、言葉を選びつつも言ってしまった。

 「言っていいのか分からないですけど、外国人の打者ですかね。ほぼ日本人選手、国産で戦ってきましたから。もう少し打てる選手、打ってくれたらなというのが誤算ですね」

 誤算は助っ人打者! 昨オフ。希望したのは大砲だった。打点王の実績もあるゴメスを斬ってまで獲得を目指した新助っ人。当然、長打力を期待したが、やってきたのは中距離ヒッターのキャンベル。明らかにタイプが違った。7月にはロジャースがやってきた。こちらも中距離タイプで、活躍も長続きしなかった。CSに助っ人野手抜きで出場したのは虎史上初。球団への恨み節が「国産」の2文字にこもる。シーズン中、ゲレーロ(中日)をはじめ、前夜のロペス(DeNA)といい、相手球団のスラッガーを何度となく羨ましく思って眺めた。

 そして、ずっと言い続けている大砲助っ人を、公の場で改めて“おねだり”だ。

 「そりゃ、欲しいですよ。一発で(試合が)変わるから。最高4点入りますからね、ホームランは、1球で。もちろん、そういう打者ばかりを必要としているわけじゃないけど」

 大山、中谷ら和製長距離砲を育て上げる使命は感じている。原口、高山らの再生も課せられた重大任務。「超変革」「挑む」ときた金本阪神の戦いの基本は、現有戦力の底上げ。停滞は許されない。ただ、そこへのプラスアルファに、FA補強は必要だし、1番の近道はやはり助っ人。何が何でも獲ってほしい。絶対に活躍する外国人の大砲を。誤算はもうゴメン。勝負の3年目へ、鉄人は思いっきり“わがまま”になる。









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