2014年08月16日
白詰草(しろつめくさ)……クローバー
マメ科の多年草でヨーロッパ原産、徳川時代に渡来し野生化したものです。和名は初めオランダげんげ、あとに詰草、さらに白詰草になっています。通常、クローバーの名で通っていますね。
昔、オランダ人がガラス(ぎやまん)器を箱に入れて送るとき、この枯草を詰め物として長崎に船載した折り、枯草に種子のあるのを見た同地の好事家(こうずか)がこれを蒔いたのがその来歴とされています。
白ツメクサを詠んだ短歌を2首掲げます(『植物短歌辞典』より)。
木俣 修(『みちのく』)
クローヴァのいきれて暑き野の果に牧舎の赤き屋根ひかり見ゆ
高田浪吉(『川波』)
道にして人に踏まるるクローバの伸びがてにして花の咲きをり
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