大阪のしんちゃんが大量にオリエンタリスの標本を出品していたので、1頭購入しました。
ノーマルのオリエンタリスは複数持っているので、少しでも違う模様を探してこちらのものをヤフオクではなく、むしオークションで即決落札しました。採集日が昨年11月になっているので、採集されてからほんの3か月ほどしか経過していない新鮮個体です。少し模様が崩れていてフォームでいうとundulatusに近いのかな?
いやそこまでは行ってないね。
Goliathus maleagrisという名称で販売されていますが、いつからGoliathus meleagrisという学名が付いたのか知りません。orientalisからpreissiが独立した際にGoliathus meleagrisとGoliathus preissiという学名になったのかな?手元の古い図鑑による情報しかないので最新の情報が乏しく、詳しい事ご存じの方がいらっしゃったらお教えください。はっきりするまではorientalisで通そうと思います。
ゴライアスの中ではこのorientalisが最も安価に手に入るのですが、黒化型や白化型になってくると少し価格も上がってきます。数多くの標本を見ていると白化型には小型のものが多いようです。
中にはクワドリに近い個体もいますから驚きです。
ここのところはカシクスを集めまくっていますが、そろそろ飽きてきたので次はオリエンタリスの黒化型、白化型でも集めようかな。
学名:Goliathus orientalis
和名:ゴライアスオリエンタリス
産地:コンゴ
=====> 2023年2月3日追記
ネット情報を調べていくうち、2020年に発行された「Barcoding analysis and taxonomic revision of Goliathus」ゴライアスのバーコード解析と分類学的改訂という昆虫誌にたどり着きました。
それによると、コンゴ産についてはオリエンタリスから外れ、Goliathus Goliatusの亜種として変更されています。 つまり上記写真のゴライアスについては、正式な学名をGoliathus Goliatus meleagris、同義的にGoliathus meleagrisと呼ぶのが正解でした。
ではオリエンタリスはどうなったかというと、タンザニア南西部のソンゲアとマラウィ湖東岸に挟まれた一部の地域に生息するものを指し、図示されたホロタイプ標本は従来のコンゴ産に見られるオリエンタリスとは異なり、ほぼプレイシーに近いものになっています。そしてプレイシーはそのままオリエンタリスの亜種として残り、Goliathus orientalis usambarensis preiss、同義的にGoliathus usambarensisとなります。
図示された標本の画像を転用したいところですが、コピーライトがかかっているので諦めました。
結論が出たところで、はたと気が付いたのですが、 Goliathus orientalisの標本を持っていない...
2024年01月28日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12404619
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック