2023年10月29日
ゴライアスオオツノハナムグリ Goliathus goliathus
今年はゴライアス幼虫が順調に育っており。現在のところ写真の73gを筆頭に60g以上の幼虫が数頭出てきております。あと少しで目標の90gオーバーですが、既に10頭近くがワンダリングしており、いつワンダリングが始まってもおかしくない時期に来ています。環境温度を低めに維持しながら幼虫期間を延ばしていけば何とか届くかもしれない。
昨年までの飼育から、改良した点はマットとサプリです。
先ずマットは、MDマットをベースに腐葉土を30%、赤土少々を加えました。腐葉土の繊維質が寄与しているのか、マットのみだと幼虫が粉ダニまみれになることがありましたが、どの幼虫にも粉ダニの付着は見られませんでした。赤土はカメルーンの土壌に近いことと、カルシウムが豊富に含まれているという点で加えていますが、これが成長に寄与しているかどうかは分かりません。もし羽化したオスの頭角が良好に発達していたら効果があったと言えるかもしれません。
続いてサプリですが、鯉の餌のメーカーを変えました。使ったのはキョーリン ひかり 中粒、緑色のパッケージのものです。2令になったころから食いあがりの状況を見ながら与える量を増やし、50g越えたころには3日に一度10粒ほど与えました。やはりサプリを良く食べる幼虫は加速度的な成長が見られました。
2023-11-26 追記
23頭飼育の内、21頭が繭を作りましたので最終の幼虫体重を記載します。
親ノーマル (36, 46, 49, 50, 58, 61, 67g)
親ホワイト (32, 44, 49, 49, 50, 51, 53, 55, 61, 67, 72, 72, 73g)
最大が73gとなりましたが、成長の経過は2023年3月孵化、4/30-L3, 9/1-53g, 9/30-65g, 10/24-73g, 11/3ワンダリングとなりました。
2024-5-7 追記
最大で73gまで行ったものの大半が孵化から8カ月目でワンダリングをしてしまいました。
最大体重何グラムの幼虫から何ミリの成虫が羽化したか、結果を以下にまとめました。
♂86mm (73g), ♂85mm (73g), ♂85mm (72g), ♂82mm (67g), ♂77mm (61g)
♀71mm(55g), ♀69mm(49g), ♀66mm(51g), ♀66mm(50g), ♀66mm(49g), ♀66mm(46g), ♀61mm(44g)
オス90oの成虫を出すためには幼虫体重80gが必要ということが分かります。
また、メス70mmの場合は55gです。(メスは頭部を持ち上げて計測することによってサイズが変わりやすいので、誤差があります)
ワンダリングが始まる前にはサプリをほとんど食べなくなり、2週間ほどで体重を10%ほど減らした後ワンダリングを開始、その後羽化ビンへ投入してから5日ほどで繭を作っています。
最近分かったことですが、ワンダリングをした幼虫を羽化ビンへ投入してから1週間以内に繭を作った場合は幼虫の体重減少は少ないですが、繭を作るまでに2週間ほどかかった場合は幼虫体重が更に減少し、羽化した際の成虫のサイズに影響が出るようです。
学名:Goliathus goliathus
和名:ゴライアスオオツノハナムグリ
産地:カメルーン
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(気づくの遅くなってすみません)
下痢した子にはとりあえずミルワームのみ与えて復活しました
良かったです(*^_^*)
土の情報参考にさせていただきますね!成長過程の体重など探しても情報が無いので うちの子は大丈夫なんだろうか??と不安でしたが成長過程の記録などのせて頂いてありがとうございます助かります(^^)
カブトマットに腐葉土を混ぜて飼育するようにしてから、幼虫の色艶も良いし、糞もウガンデンシスの様な糞で、健康状態が良くなったように感じています。