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2014年09月06日

デング熱 東京都内の公園などで蚊の調査

東京の代々木公園以外でデング熱の感染が確認されたことを受けて、代々木公園に近い東京都内の公園などでは、蚊の生息状況を調べる調査が行われました。

デング熱を巡っては、先週以降、東京・渋谷の代々木公園やその周辺を訪れた人たちの感染が相次いでいますが、5日から6日にかけて、代々木公園を訪れたことがない人の感染が確認されたことを受けて、厚生労働省が、渋谷区のほか、周辺の6つの区に対し、代々木公園以外の大規模な公園などについても蚊の生息状況を調査するよう要請しました。
このうち、渋谷区では、繁華街に近く、多くの人でにぎわう宮下公園で6日午後2時から区や厚生労働省の職員4人が園内を見回って、蚊が居そうな場所を確認したうえで、蚊をおびき寄せて捕獲する装置を5か所に取りつけました。
渋谷区では7日、装置を回収して公園内に蚊がどれくらい生息しているか把握したうえで、デング熱のウイルスを持った蚊がいないか検査することにしています。
渋谷区生活衛生課の篠文男課長は「宮下公園は繁華街に近く人通りも多い一方、蚊が生息する場所も多いので、きちんと調査していきたい」と話していました。
また、港区では、明治神宮外苑に6日午前、保健所の職員3人が訪れ、木々が生い茂る場所で蚊の採集などを行いました。
港区の保健所の五味武人係長は「明治神宮外苑で採集された蚊からデング熱のウイルスが検出されたわけではないので、必要以上に警戒する必要はないが、蚊の生息状況を分析し、今後の対策に生かしたい」と話していました。
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