2014年09月06日
錦織圭 全米オープンベスト4戦の勝機は?
全豪オープン覇者のスタン・バブリンカを破ってグランドスラム初のベスト4入りを果たした錦織圭。準決勝の対戦相手はノバク・ジョコビッチである。グランドスラム優勝7回の現王者。実績も大舞台の経験も錦織は劣る。「まだ終わっていない」と言いきった錦織に勝機はあるのか。
対戦成績は1勝1敗。2010年の全仏オープン1回戦が最初の対戦だった。ストレートセットの完敗だったが、このときの錦織は肘の故障による約1年のブランクから復帰して約3ヶ月しか経っておらず、チャレンジャー大会などを中心に戦いながらの復活ロードの途中。一度失ったランキングも250位あたりまでやっと戻したところだった。
2度目の対戦は翌2011年11月のスイス・バーゼル大会。今度は準決勝で錦織が2-6 7-6 6-0で逆転勝ちした。しかし、ケチをつけるわけではないが、最終セット6-0というスコアには明らかにジョコビッチの異状がうかがえる。実際、その前のアジアシリーズで出場予定にしていた2大会を欠場しており、翌週のパリ・マスターズも棄権。肩の故障が原因だった。
つまりこの2回の対戦はいずれも両者万全の状態で戦ったものではなく、そういう意味で今年のマイアミ・マス
ターズの準決勝での対戦が決まったときは心が躍った。錦織が当時世界4位のダビド・フェレール、同5位のロジャー・フェデラーを連破し、ジョコビッチもライバルのアンディ・マレーをストレートセットで下して迎えた一戦。だが結局、錦織が脚の付け根のケガでコートに立つことすらできなかったことを覚えている方は多いだろう。
幻に終わったあの準決勝が、約半年後のいま、舞台をグランドスラムへと拡大して実現することになった。「しっかり準備をして100%の状態で戦いたい」と初めてのグランドスラム準決勝に臨む錦織に対し、ジョコビッチはすでに23回も経験している。そのうち9回しか負けておらず、相手がラファエル・ナダルでもロジャー・フェデラーでもなかったことは一度しかない。2010年ウィンブルドンで当時13位のトマーシュ・ベルディヒに敗れたのだが、ベルディヒはそれが自身2度目のグランドスラム準決勝だった。今回の錦織のように初セミファイナリストと対戦したケースを見ると、4回あって全勝。特にこのところそのケースが続いており、昨年全米でのスタン・バブリンカ(10位)、今年の全仏でのエルネスツ・グルビス(17位)、続くウィンブルドンでのグリゴール・ディミトロフ(13位)、と皆がはね返された。その壁に錦織(11位)が挑むのだ。
対戦成績は1勝1敗。2010年の全仏オープン1回戦が最初の対戦だった。ストレートセットの完敗だったが、このときの錦織は肘の故障による約1年のブランクから復帰して約3ヶ月しか経っておらず、チャレンジャー大会などを中心に戦いながらの復活ロードの途中。一度失ったランキングも250位あたりまでやっと戻したところだった。
2度目の対戦は翌2011年11月のスイス・バーゼル大会。今度は準決勝で錦織が2-6 7-6 6-0で逆転勝ちした。しかし、ケチをつけるわけではないが、最終セット6-0というスコアには明らかにジョコビッチの異状がうかがえる。実際、その前のアジアシリーズで出場予定にしていた2大会を欠場しており、翌週のパリ・マスターズも棄権。肩の故障が原因だった。
つまりこの2回の対戦はいずれも両者万全の状態で戦ったものではなく、そういう意味で今年のマイアミ・マス
ターズの準決勝での対戦が決まったときは心が躍った。錦織が当時世界4位のダビド・フェレール、同5位のロジャー・フェデラーを連破し、ジョコビッチもライバルのアンディ・マレーをストレートセットで下して迎えた一戦。だが結局、錦織が脚の付け根のケガでコートに立つことすらできなかったことを覚えている方は多いだろう。
幻に終わったあの準決勝が、約半年後のいま、舞台をグランドスラムへと拡大して実現することになった。「しっかり準備をして100%の状態で戦いたい」と初めてのグランドスラム準決勝に臨む錦織に対し、ジョコビッチはすでに23回も経験している。そのうち9回しか負けておらず、相手がラファエル・ナダルでもロジャー・フェデラーでもなかったことは一度しかない。2010年ウィンブルドンで当時13位のトマーシュ・ベルディヒに敗れたのだが、ベルディヒはそれが自身2度目のグランドスラム準決勝だった。今回の錦織のように初セミファイナリストと対戦したケースを見ると、4回あって全勝。特にこのところそのケースが続いており、昨年全米でのスタン・バブリンカ(10位)、今年の全仏でのエルネスツ・グルビス(17位)、続くウィンブルドンでのグリゴール・ディミトロフ(13位)、と皆がはね返された。その壁に錦織(11位)が挑むのだ。
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