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2014年08月28日

「仮面ライダー」が“禁じ手” バイクを捨て、車に乗る刑事ライダー登場

テレビ朝日系「平成仮面ライダーシリーズ」16作目『仮面ライダードライブ』(10月5日スタート、毎週日曜 前8:00)の制作発表会見が28日、都内で行われた。“バイク”に乗ってこその仮面ライダーだが、今作では禁じ手ともいえる“車”をモチーフに、史上初のバイクに乗らずに車に乗る、刑事ライダーが登場する。東映の大森敬仁プロデューサーは「ライダーがドライバーに変わる瞬間、ライダーの歴史が変わる瞬間を見ていただきたい」と声に力を込めた。

 今までの仮面ライダーの常識をくつがえすヒーローの誕生だ。ライダー史上初となる舞台は“警視庁”、主人公は“刑事”。フルーツをモチーフにした『鎧武/鎧武』(放送中)の“生っぽい”イメージから一転、車の持つ“メカニカル”で未来的な魅力を仮面ライダーの戦いを通して“強さ”に変えていく。

 バイクから車に乗り換えたとはいえ、人間とマシンが共闘する「仮面ライダー」の原点に立ち返り、そのルーツをも描き出す。仮面ライダーの世界観に、犯人探しや動機の解明、証拠の獲得、チームで協力し合う姿など、刑事ドラマの要素を加えていく。

 1971年に初代仮面ライダーが登場してから43年が経ち、当時、作品に胸を熱くした世代に孫が生まれる年齢となり、「3世代に楽しんでもらいたい」と大森プロデューサー。テレビ朝日の佐々木基プロデューサーも「お子さんだけでなく、家族みんなで楽しめるシリーズを目指している。男の子心を掻き立てるスーパーマシーンが大活躍する王道のヒーロー、史上最強のシリーズを目指す」と話した。

 主人公の刑事・泊進ノ介役には、サッカーの東京ヴェルディユースでプレーしたこともある新人俳優・竹内涼真(21)を抜てき。竹内は「仮面ライダーになりたくて俳優を目指したというのもあったので、心からうれしいです。1年間、全力で挑戦したいと思います」と意気込みを語った。

 ヒロイン・詩島霧子(しじまきりこ)役には「日テレジェニック2010」に選ばれ、グラビア、バラエティーを中心に活動してきた内田理央(22)、敵役のロイミュードの殺し屋チェイス役に上遠野太洸(21)、同・幹部のブレイン役に松島庄汰(23)、ハート役に蕨野友也(27)、そして主人公が所属する警視庁特状課課長の本願寺純役に片岡鶴太郎(59)が出演する。
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