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2019年06月02日

二重被害者

梅雨は憂鬱という人もいるが

わたしは逆に

梅雨は梅雨らしくていいと思う

梅雨は憂鬱を引き起こさない

憂鬱になるのは人の思いだけ

本日は 二重被害者

昨日も国立国会図書館にいく

この本を読んだ

・みな、やっとの思いで坂をのぼる(永野三智さん)

水俣病センター相思社で働いている三智さんはそこで患者相談をしている

そこでの話が書かれている

水俣病の疑いがあって以前としてやむなく申請できない方が多数いることに

驚く

申請しても基準に届かず却下されるかたも数知れず

汚染がひどかった時期に水俣に住んでいたことはあっても

他県に集団就職のために移動した人たちがいる

今も苦しんでいる

そういうかたたちは救済からはずれてしまう

魚商によって魚が沿岸地域だけでなく幅広くにわたり

その影響もあることがわかった

そういった遠くはなれて水俣病にかかっているかたちもいる

それでももってその申請にあたり

なんと冷たいお役所の判断だろうか

「その当時の領収書を提出してください」という

あるわけないだろう

でも証拠がない

〇〇さんのところから魚を買ったというだけでは

魚商のかたたちも水俣病を広げたことに苦しんでいるうえに

さらにそういう言われかたをするのでより心苦しい

また二重の被害にあわれたかたもいる

・原爆と水俣病

・新潟水俣病と熊本水俣病

・障害者であり水俣病

広島と長崎で二重被爆した山口彊さんの例があるように

二重の被害にあっているのだ

健康であった人が水銀の被害によってというのは一般認識であるが

ここでは

なんらかの健康上に問題がある人がさらに水銀の被害によってとなる

そういうひとたちがいることを忘れている

この本の冒頭で三智さんはこう綴っている

自立することや

人に迷惑をかけないことを

美徳とする世界ではなく

安心して迷惑をかけあえる

「もうひとつのこの世」


この「もうひとつのこの世」の大切さを書いている

水俣にいって知っていたつもりになっていたが

まったく

無知であった

まとめ
・知て知らざれかえりて愚痴となれ


posted by ましゅ at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然
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