2022年01月12日
肺音
@肺音とは?
A肺音を聴くには?
B肺音の種類は?
C肺音から何が分かる?
A肺音を聴くには?
B肺音の種類は?
C肺音から何が分かる?
@肺音とは?
肺や気管支が呼吸運動につれて発生する音のことを肺音と言います。肺音は全ての方で聴取できます。呼吸音は、ホワイトノイズに似た雑音です。気管や太い気管支の近くで聞かれる呼吸音は、気管支呼吸音と呼ばれ、胸壁のその他の部位で聞かれるものよりも音質が高く、1000Hz辺りまで周波数成分をもっています。
肺音についてはこちらが分かりやすいです。
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A肺音を聴くには?
聴診器を用います。
基本的には6か所を聴診します。右鎖骨下→左鎖骨下→左乳頭→右乳頭→右肩甲骨下→左肩甲骨下という流れが一般的です。右左はどちらからでも構いません。肺の構造を考えると上記のような聴診部位となります。
肺音を聴くことについてはこちらが分かりやすいです。
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B肺音の種類は?
肺音は、呼吸音と副雑音に2つに分けられます。呼吸音は、生理的な音で、正常な呼吸音には、気管呼吸音と気管支呼吸音、肺胞呼吸音があります。
呼吸音に異常がある場合は、呼吸音が弱くなったり、聴こえなくなる「呼吸音の減弱や消失」といった状態や、ゆっくりとしか息を吐けなくなる「呼気の延長」といった状態の音が聴こえることがあります。
呼吸音ではない音を副雑音と言います。副雑音には、ラ音と胸膜摩擦音があります。
ラ音には、断続性ラ音(水泡音)・断続性ラ音(捻髪音)・連続性ラ音(笛音)・連続性ラ音(いびき音)があります。
肺音に種類についてはこちらが分かりやすいです。
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C肺音から何が分かる?
様々な疾患の可能性が予測されます。
呼吸音の減弱や消失時には、気胸・胸水・無気肺等が疑われます。呼気の延長時には慢性閉塞性肺疾患(COPD)・気管支喘息等が疑われます。
水泡音や捻髪音では気道病変・間質領域の病変が予測されます。笛音やいびき音では気道病変が予測されます。
ただし、肺音の異常のみで診断されることはありません。最終的には医療機関での精密検査で診断されますが、その前段階、病変を予測するという意味で肺音の聴取は現在も重宝されています。
肺音から何が分かるかについてはこちらが分かりやすいです。
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