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紀州犬が大好きなスポーツマンです。
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2018年01月24日

環境省の住 宅 密 集 地 における犬 猫 の適 正 飼 養 ガイドライ ン

子犬-4.jpg





住 宅 密 集 地 における犬 猫 の適 正 飼 養 ガイドライ ン   平成22年2月  環境省

T はじめに

日本の犬や猫の飼育頭数は、一般社団法人ペットフード協会の推計によると約2,700万頭にも
達しており、未成年者の数よりも多くなっています。ペットとして飼育される犬や猫の位置づけや役
割も変化し、家族の一員、パートナーとして扱われるようになってきています。
一方で、飼育頭数の増加及びライフスタイルの多様化とともに、種々の環境で犬や猫が飼育され
るようになり、不適正な飼育などから飼い主とその近隣住民などとの間でトラブルが発生し、しばし
ば感情的な対立を引き起こすようになっています。このような状況を未然に防止していくために、必
要に応じて行政と地域が協力してルール作りを進めることが期待されます。
本ガイドラインでは、人と人との距離や人と犬や猫の距離が近く、人と犬や猫とが共生していくた
めに種々の配慮が必要となってくる住宅密集地(集合住宅を含む)において、人と犬や猫が調和し
た快適な居住環境の維持向上、そして人と犬や猫が共生できる町づくりを図るための基本的なル
ールを示すことを目指しました。


II 本ガイドラインをご覧になる方へ

犬や猫を飼育する際には、命あるものである犬や猫の適正な飼育に責任を負う者として、動物の
生態、習性及び生理を理解し、愛情をもって取り扱うことが大切です。
さらに、犬や猫を住宅密集地(集合住宅を含む)で飼育するようになると、種々の価値観や感情
を持つ人々の社会の中で、適正な犬や猫の飼育に関するルールが必要となります。このため、犬
や猫の飼育について周囲の人々とともに考えることも必要になってきました。
本ガイドラインは、犬や猫の飼い主だけでなく、これから飼い主になる人や地域の住民が、共通
の理解をもって犬や猫と暮らしていくための方法について記載しています。
また、飼い主がいない動物に対する無責任なエサやりなどの行為により、みだりな繁殖、ふん尿
による被害の増加など、動物の愛護及び管理上好ましくない事態を引き起こす場合があることにつ
いても十分に留意する必要があることから、本ガイドラインでは、飼い主のいない猫の扱い方につ
いても基本的な事項を記載しました。
本ガイドラインは、一般市民の方々が、住宅密集地で犬や猫を飼育する場合の参考にしていた
だくとともに、自治体においてマニュアルなどを作成する場合の参考にしていただくことを想定して
います。

なお、本ガイドラインでは、以下のように用語を定義します。

住宅密集地 都市部、地方に限らず、住宅などの建物間の距離が近く、生活環境が密接な関係にある
地区。ここでは、集合住宅(マンション、アパート)も住宅密集地に含めています。 飼い主 動物の所有者又は占有者(動物の飼育又は保管をする者)

III 飼い主の心構え

1. これから犬や猫を飼いはじめる方へ

近年犬や猫は、一方的に愛情を注いだり、姿やしぐさを楽しむだけでの存在ではなく、ともに暮ら
し、時には心を通い合わせる人生のパートナーとなってきています。
その一方で、間違った飼い方をしたために、動物の存在が飼い主や周囲の人達へのストレスやト
ラブルの元となったり、アレルギーなど様々な病気の原因になる事例も発生しています。
犬や猫を飼うことは、その一生について責任をもって面倒を見ることです。犬や猫は人間と同じよ
うに命ある存在です。世話は休みなく続きます。意志と感情を持ち、必ずしも飼い主の思い通りにな
りません。しかも、犬や猫の起こしたトラブルは、全て飼い主の責任です。
犬や猫を飼うのに愛情はもちろん必要ですが、「かわいい」という気持ちだけでは生き物は飼えま
せん。生態や習性を理解し、自分が最後まで責任を持って飼えるのか、飼い始める前によく考える
必要があります。
以下に、飼う前に考えるポイントを掲げます。

@ あなたの住まいは犬や猫を飼える住居ですか?転居や転勤の予定はありませんか? あなたの住まいが犬や猫を飼える住居であることは、必要不可欠です。集合住宅の多くはペッ
ト飼育が禁止されています。最近はペット飼育可のマンションなども増えてきていますが、その場
合でも、規約で飼える動物の種類、大きさ、頭数などが定められていることがほとんどです。
様々な住民がいる集合住宅は、飼い主のマナーと社会性が厳しく問われます。「こっそり飼っ
てしまおう」、「みんなが飼っているから」などと自分勝手にルールを無視したり、近隣に迷惑をか
けたりすることは慎んでください。
借家や社宅などの場合は、所有者の許可が必要です。持ち家の場合でも、広さや家屋の状態
に合わせて犬や猫の種類や数を考えなくてはなりません。
今の住居が犬や猫を飼える環境だとしても、転居や転勤の予定があるなら慎重な判断が必要
です。

A あなたの飼いたい犬や猫はあなたのライフスタイルに合っていますか? あなたはどんなライフスタイルを持ち、どんな目的で犬や猫を飼うのでしょうか。
一緒にキャンプに出かけたりアウトドアを楽しみたい人には、陽気な大型犬が素敵なパートナ
ーになるかもしれませんし、家の中で愛らしい仕草を眺めたりふれあいを楽しみたい人には、小
型犬や猫がいいかもしれません。
人が時間をかけて目的別の品種を作り出してきた犬や猫では、生態や必要な世話が品種によ
っても大きく違ってきます。
見た目やイメージに惑わされることなく、品種の特性をよく理解して、自分のライフスタイルと目
的に合っているか、冷静に判断してください。

B あなたの家族は全員犬や猫を飼うことに賛成していますか? 犬や猫を飼うのに、家族の理解と協力は不可欠です。あなたが突然の病気やアクシデントに
見舞われたときも、家族の協力があれば乗り越えることができます。
また、犬は群れで生活する習性をもつので、家族を自分の群れのメンバーと考えています。家
族の誰かが自分を嫌ったり無関心でいたりすることは大きなストレスになり、問題行動の原因と
なることもあります。
犬や猫を飼うには、家族の全員が飼うことに同意している必要があります。

C 動物に対するアレルギーを持っている人は家族にいませんか? 犬や猫を飼い始めたら、喘息や皮膚の湿疹など、家族にアレルギー症状がでたというケース
があります。家族にアレルギー体質の人がいる場合は、動物の毛やふけ、排泄物などにアレル
ギー反応を起こす可能性があるので、飼う前に医師に相談するなど慎重な判断が必要です。

D 毎日欠かさず世話に時間と手間がかけられますか? 犬や猫は生きていくための全てをあなたに依存しています。しなくてはならない世話はたくさん
あり、これらをこなす時間が必要になります。
子供にせがまれてという場合は、犬や猫が成長しても子供に世話ができるかどうか、また子供
の進学、就職、転居などで、結局は保護者が世話をすることになるケースが多々ありますから、
保護者自身が犬や猫の世話をし、必要なしつけをするつもりがないのであれば、飼うことは控え
るべきでしょう。

E あなたの体力で世話ができますか? 犬や猫の世話には体力も必要です。犬では、品種によって毎日の必要な運動量が異なりま
す。
二人暮らしの熟年夫婦が、新しい家族として犬や猫を飼うような場合は、自分たちが歳を重ね、
犬や猫も老いたときの世話や介護のことも考えて、種類や大きさを選んでください。

F 近隣に迷惑をかけないように配慮できますか? 犬や猫の鳴き声、臭い、ふんの放置は、多くの地域で近隣トラブルの元となっています。近隣
に迷惑をかけないために、ふんの始末はもちろん、適切なしつけや防音対策などもしなくてはな
りません。

G 犬や猫の一生にかかる費用を考えてみましたか? 犬や猫を飼うには、購入代金だけなく、その後もお金がかかります。
犬や猫は成長するにつれてフードの量も質も変わります。高齢や病気のときなどには特別なフードが必要になります。
ペット用品・設備費 首輪や食器、ケージなどの用品、設備費がかかります。初期費用だけでなく、買い替え、修理費、光熱費など維持管理にかかる費用も考えてください。
健康管理費 ワクチン接種、定期的な健康診断、各種病気の予防、ケガや病気の際の治療、不妊去勢手術などの医療費がかかります。定期的なトリミング(毛のカット)や爪や歯の手入れが必要な品種の場合は、その費用がかかります。
その他 犬では狂犬病予防法に基づき、登録の費用が必要となるほか、毎年狂犬病予防注射の接種が必要になります。
特別な訓練・調教・しつけなどが必要な場合は、その費用もかかります。

H 生涯にわたる計画をたててみましたか? 生涯とは、犬や猫の生涯とともに、あなたの生涯のことも含まれます。
犬や猫は十数年以上生きます。犬や猫が高齢になったときの介護のことも考えておかなくては
なりません。大型犬が寝たきりになった場合などには、病院に運んだり、ふん尿の世話に大変な
労力が必要になります。
進学、就職、転居、結婚、出産・・・人生には様々な転機があります。将来予測できる生活の変
化があった時に犬や猫を飼い続けることができるか、よく考えてみてください。

I 万一、飼えなくなったときのことを考えていますか? 明らかに飼えない状況になることがわかっているのに、飼い始めてしまうのは無責任といえま
す。また、あなたが突然入院してしまったり、最悪の場合亡くなってしまうなど、不幸なアクシデン
トもあるかもしれません。
代わりに飼ってくれる人を見つけておくなど、万一のとき、あなただけを頼りとして生きている命
をいかに守っていくかも考えておくべきことといえるでしょう。

J どこから犬や猫は入手しますか? ペットショップやブリーダーなどから購入するのが一般的ですが、保健所などの動物保護施設
や動物保護ボランティアなどからの入手も是非考えてください。
わが国では、子犬や子猫の時期から飼い始めることに人気がありますが、子犬や子猫は病気
になりやすく、食事や排泄などもより細かな世話が必要になります。それに対して成犬や成猫は、
大きさや性質が分かっていて食事の世話などが子犬や子猫に比較して楽であるという利点があ
ります。
犬や猫には、生後3〜12週齢の「社会化期」があります。この社会化期は、親兄弟と過ごし、
犬や猫としての基本的なことを学び、人間やその他の動物、様々な環境を経験することによって
社会性(相手や状況に応じた適切な行動をとる能力)を身につけるために重要な時期です。
犬同士、猫同士の付き合い方を学ぶために子犬、子猫は親元で離乳を終えてから入手するよ
うにしましょう。
また、「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護管理法)では、ペットショップなどの販売
業者は、動物取扱業としての登録を行い、登録番号などを標示するとともに、販売時に動物の特
徴や飼育方法、関係法令の規制などについて文書を交付して説明することが義務づけられてい
ます。ペットショップなどから購入する際には、動物愛護管理法を遵守している業者から購入して下さい。






2. 飼い主の責任

(1) 犬や猫の安全の確保

飼っている犬や猫の安全を守るのは飼い主の責任です。
1年間に全国で6万頭以上の犬が路上を徘徊していたり、迷い込んできたりして保護(抑留)され
ています。また、自治体には迷子になった犬を探す飼い主からの問い合わせが数多く寄せられてい
ます。犬が迷子になる原因のほとんどは、飼い主の不注意やアクシデントです。
放し飼いの猫は、交通事故などの危険に常にさらされているだけでなく、感染症などの病気で動
けなくなることも多くあります。去勢措置をしていないオス猫は、他のオス猫とのケンカで大けがを負
って動けなくなったり、ケンカに負けてその地域を追い出され、家に帰れなくなることがあります。

@ 放し飼いをしない 動物愛護管理法や都道府県などの条例に基づき犬の放し飼いは原則禁止されています。
外出の際には犬は必ずリードをつけましょう。散歩中や外出先では、どんなアクシデントに
遭うかわかりません。ノーリード(リードをつけない、またはリードを外した状態)の結果、迷子に
させてしまうのは飼い主の責任です。万一の場合に備えて「オイデ」など呼び戻しができるよう
にしつけをしておくことも重要です。
猫は屋内で飼うようにしましょう。環境を整えれば、猫は屋内だけで心身ともに健康に過ごすこ
とができます。

A 迷子にしないために ほとんどの動物は大きな音が苦手です。雷や花火などでパニックになって外に飛び出さないよ
うに、対策をとりましょう。屋内や庭で飼っている犬や猫がドアや門の隙間などから脱走しないよ
うに、戸締りにも注意しましょう。
また、首輪が弛んですっぽり抜けてしまったり、鎖やリードが古くなって切れた例も多くあります。
首輪などは定期的に点検しましょう。
ケージ内で飼う場合は、ケージの開閉時に飛び出したり、ケージの不具合箇所から脱走したり
しないように取り扱いや保守点検に留意しましょう。
迷子や徘徊で保護された犬や、ケガを負って保護された猫も、飼い主が法律を守って鑑札や
迷子札、マイクロチップをつけていればその多くは殺処分されることなく家に帰れたはずです。
また、大地震などの災害発生時に飼い主とはぐれても、所有明示があれば見つけ出せる可能
性が高くなります。

鑑札、狂犬病予防注射済票 狂犬病予防法により、犬を飼い始めたら登録と狂犬病予防注射をし、鑑札と注射済票を装着することが飼い主に義務付けられています。鑑札と注射済票には固有の番号が刻印してあり、登録された飼い主がわかるようになっています。
ご相談は、市区町村の窓口へお願いします。
迷子札 飼い主の氏名、電話番号などの連絡先を記した首輪や名札、マイクロチップなどを装着するようにしましょう。
マイクロチップ 動物の個体識別を可能にする電子標識器具です。
専用のインジェクター(挿入器)で犬や猫の皮下に埋め込んで使用します。埋め込みは通
常の皮下注射と同様で、獣医師が行います。世界共通の15桁の数字が記録されており、
読取器で番号を読み取り、個体識別が可能になります。一度装着すれば、生涯脱落するこ
とのない、確実性の最も高い方法です。

B 不妊去勢手術 繁殖にかかわる事柄は、犬や猫が迷子になる大きな原因のひとつです。
猫は全国の自治体で毎年約20万頭が収容されており、その多くが殺処分されています。殺処
分される猫のほとんどは、繁殖制限をされていなかったために生まれた子猫です。
発情したメス犬やメス猫の臭いは、オス犬やオス猫を交尾行動に駆り立てます。猫は普通年に
2〜3回発情し、メスとの交尾をめぐり、オス同士のケンカが起こります。メス犬やメス猫も発情期
は落ち着きをなくします。いつもはおとなしい室内飼いの猫が、突然家を飛び出すこともありま
す。
自由に繁殖できる状況では、あっという間に数が増えてしまいます。しかし、動物を飼う空間や、
世話をする人手や時間、経済的条件は限られています。次々と生まれてくる動物を全て飼うのも、
責任ある新しい飼い主を探すのも限界があります。
不妊去勢手術は、なるべく早期に実施することが有効です。最初の発情の前に行えば、一生
涯繁殖に関するストレスから解放し、安定した生活をおくらせることができます。

※健康面でのメリット
動物の病気やケガには、繁殖行動や性ホルモンに関係しているものが多くあります。不妊去
勢手術により多くの病気のリスクが軽減され、より健康に長生きすることができます。
メスでは不妊手術により、発情・妊娠・出産による肉体的負担や、交尾でうつる病気、生殖器の
病気、性ホルモンの影響による病気のリスクが尐なくなります。
オスでは、去勢手術により性ホルモンによる攻撃性や支配性を抑えたり、精巣の病気や交尾
でうつる病気、性ホルモンの影響による病気のリスクが尐なくなります。

※行動面でのメリット
不妊去勢手術により一般におだやかな性格になります。特にオスでは、ほかのオスや人に対
する攻撃や、マーキングが尐なくなり、ケンカでケガを負ったりすることも尐なくなります。





(2) 健康管理

毎日の世話を通して、犬や猫の様子や飼育環境をよく観察しましょう。犬や猫の食欲、動作、表
情などに異常がないか気を配ります。特にふんの状態の観察と、体を触って異常の有無を確認す
ることは重要です。異常が見つかったら、早めに獣医師に相談しましょう。
犬や猫には感染症や生活習慣病など、人と同じように、たくさんの病気があります。犬や猫の状
態を確認するための定期的な健康診断と予防接種をすることが大切です。 普段からかかりつけ
の動物病院を決めて、いろいろ相談しておきましょう。
人と動物では食べるものが違います。たまねぎやチョコレートなど、人が普通に食べるものでも、
犬や猫には害になるものがあります。観葉植物にも食べると害になるものがあります。塩分の摂り
すぎや肥満にも注意しましょう。
また、飼育環境の中で、ケガをする可能性があるなどの問題がある箇所を見つけたら、すぐに改
善するようにしましょう。

(3) 人と動物の共通感染症

人と動物の共通感染症とは、動物から人へ、人から動物へお互いに感染する病気のことです。
世界では200種類以上が確認されていて、そのうち約60種類が日本国内でも発生しています。犬
や猫の場合は、一般的な衛生対策を守ればほとんどの病気は予防できます。

口移しや同じ食器で食べ物を与えない
口づけなど過剰な接触をしない
犬や猫に触った後と、飲食の前には手を洗う
排泄物はすぐに片付け、処理の後は手を洗う
犬や猫の健康と衛生的な飼育環境を保つ

(4) 高齢犬、高齢猫

獣医療の進歩と食生活や生活環境の改善により、犬や猫の寿命は、年々延びています。一般社
団法人ペットフード協会の資料によると、犬や猫全体の約3割が10歳以上の老齢で、シニアと言わ
れる7歳以上の犬や猫が半数程度を占めるようになってきています。一般に動物が高齢になると、
視力、聴力、嗅覚などの感覚が衰え、動きが鈍くなり、睡眠や休憩している時間が長くなります。
高齢の犬や猫の世話には、これまで以上に注意を払いましょう。消化機能が低下してきますから、
フードにも気を配り、大きさや固さなどを考慮して、食べやすく栄養バランスのとれたフードを与えま
しょう。
また、老いに伴う様々な症状が現れて、介護が必要になることもあります。老い方やそれに伴い
どんな問題が出てくるかは、個体によって異なります。いわゆる認知症の症状を示すこともあり、異
常な食欲、無駄吠え、飼い主の姿が見えなくなると鳴く、目的無く歩き続ける、不適切な排泄など
様々な症状が現れます。症状によって必要な対策や介護も異なりますから、問題の原因を探りなが
らひとつずつ対処していくことになります。
身体的な問題はかかりつけの獣医師とよく相談しましょう。介護グッズもいろいろなものを試して
みて、一番合ったものを使用しましょう。

3. しつけ

犬や猫が人間社会で生活していく場合、人と犬や猫の良い関係を築いていくために、そして周囲
の迷惑にならないように、体型の大小にかかわらず、しつけは欠かせません。犬については、家庭
内のルールとコミュニケーションの取り方、社会性を身につけさせるため、無駄吠えの防止、甘噛み
のコントロール、「オイデ」、「マテ」といった基本的なしつけをしましょう。
犬や猫のことを勉強して、本能や習性を正しく理解してください。過度にかわいがり擬人化するよ
うなことは、犬や猫にとっても不幸な結果になります。愛情を注ぎつつも、犬は犬として、猫は猫とし
てつきあっていくことが必要です。

4. 災害時の備え

地震などの災害が起きた時、人と同じように動物も被災します。避難場所には多くの方々が家族
の一員である動物と一緒に避難してくるでしょう。しかし、避難所では動物が嫌いな方や動物の毛
などによるアレルギーの方などと共同生活をすることになります。避難所で犬や猫が人の迷惑にな
らないよう日頃から準備をしておくことが必要です。

迷子札の装着 災害時に迷子にならないよう、犬に鑑札をつけることはもちろんですが、迷子札やマイクロ
チップを装着しておきましょう。

災害時に必要なしつけ 災害時に安全に避難するためには、周りへの配慮のためにも基本的なしつけができてい
ないといけません。犬は「マテ」「オスワリ」などの基本的なしつけのほかに、こわがらずにケージに入ることができるようにしておくことも必要です。

災害時に持ち出すもの 持ち出し品には優先順位をつけましょう。フード、水、薬は健康や生命に関わるものです
から、第一に優先されます。最低でも5日分は必要です。次に飼育手帳(ペットの写真、治療
中の病名、緊急連絡先などを記載したもの)です。それからペットに必要なもの(ケージ、ペ
ットシーツなど)です。これらはすぐ持ち出せるように準備しておきましょう。

避難にあたって 犬や猫を連れての同行避難が原則と考えてください。そのためには、避難場所がどこな
のか犬や猫を連れての避難が可能なのか、自治体の窓口に確認しておきましょう。また、緊急時に犬や猫を預かってくれる場所を確保しておくとよいでしょう。




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