同委員会の佐藤洋委員長は、「ヒトを対象とした研究では、アクリルアミドとがんとの関係ははっきりしないが、発がん性物質であることは明らか。もっとも、日本人の摂取量は、動物実験で影響があった量の1000分の1程度。それほど心配はないが、体に必要なものではないので、できるだけ減らしてくださいということ」とのこと。(日経ヘルス
日本人の推定平均摂取量(体重1kg当たり)は1日0.24μg(マイクログラム)で、EUの0.4〜1.9μg、海外ではオーストラリア・ニュージーランドの1〜4μgなので、あまり神経質になる必要はないそうですが、減らせるものなら減らしたいという方は、
日本人が何からアクリルアミドを摂取しているかの研究が掲載されていたのでご紹介します。
高温調理した野菜(炒めたモヤシ、フライドポテト、炒めたタマネギなど)で56%とのこと。
また、国立医薬品食品衛生研究所のHPにアクリルアミドの多い
加工食品も記載されていました。
こちらによると、
No.1 ポテトチップス
No.2 コーンスナック
No.3 フレンチフライ
No.4 ほうじ茶
「 アクリルアミド 」を減らす調理法
アクリルアミドは調理法を工夫すれば低減できるので、
是非ご家庭でも試してみて下さい。
現在日本人はアクリルアミドの摂取量は特別多くないので、神経質になる必要もないと思いますがご紹介します。
POINT 1
煮る・ゆでる・蒸すなど、水を使った調理に置き換え、120℃以上にならないようにする。
水を使った調理は100℃が多い。
POINT2
炒める・揚げるなど高温調理は加熱時間を短くしたり、加熱温度を下げる。
POINT3
野菜や炭水化物を焦がさないようする。