現代の海賊は、、: 旅好き大将、街歩き

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2020年05月23日

現代の海賊は、、

こんにちは
当ブログ運営者の居酒屋八角こと店主の八角です。
１月より、外航船に乗船勤務している息子からの聞いたお話です。

アラビア海からオマーン湾、アデン湾等、イエメン、ソマリア沖は、海賊が、出ることで有名な海域です。
海賊と言うと、大航海時代のガレオン船やキャラック船を思い浮かべますが、現代の海賊は、そんなものには、乗りません。
船こそ小型モーターボートですが、自動小銃やロケットランチャーで武装し、小型ボートを商船に横付けし、ハシゴ等で乗り込んで、船を乗っ取り、強盗をはたらくそうです。

そこで、上記の海域に入る前には、甲板上に見張りのカカシ(案山子)を立て、彼らを牽制するそうです。

遠目に見ると、船から、見張りをし、警戒しているように見えるのでしょうね。
かかし1(案山子)

かかし2(案山子)　

今回も何事もなく危険海域を通過しました。
アメリカはじめ、各国が、こちらの海域で警戒監視を行っているので、安心ではありますが、、。
（日本のP３C哨戒機と護衛艦もジブチ共和国を拠点に監視を行っているそうです。）

最初の寄港地オマーンからホルムズ海峡を経てカタール沖に達したときに食堂のテレビでは、ちょうどラマダンのお祈りの時間？だったらしく宗教番組？が放映されていました。

ラマダンとは毎年（イスラム太陰歴）９月に行われる断食月です。
２０２０年のラマダンは、４月２３日～５月２３日の期間です。
ラマダンが明けるとイード（正確には、イード・ウル・フィトル）と呼ばれる祝祭が行われイスラム諸国では、盛り上がるそうです。
日本では、「犠牲祭」とよばれてますね。
１か月も(毎日、日の出～日没まで)断食？というと大変そうですがこれは、健康な人にかぎられているそうで、妊産婦、老人、乳児，病人、重労働に従事する人などは、断食しないでよいそうです。
しかし、信仰の浅い人などは隠れて飲食、そもそもラマダンをしない人も一定数は、いるそうです。

余談ですが、数年前、エジプト出身の力士「大砂嵐」さんがラマダン期間中と大相撲本場所が重なりマスコミが押しかけ
「ラマダン期間中だが飲食は、しないのか？」
と取材してたのを思い出しました。

カタールのテレビ

カタールのテレビ番組

続いての画像は、カタールから最後の寄港地クウェートへ向かう途中に見えたサウジアラビアの油田地帯の遠望です。

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こちらの地域には、カフジ油田等の大油田が点在するそうで、サウジアラビアの油田から立ち上るガスフレアも確認できました。
ガスフレアとは、油田やガス田からの採掘中に出る遊離ガスを焼却処分するときに出る炎です。

クウェートシティ遠望