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2018年02月28日

車のエンジンオイルの交換方法を徹底解説!交換時期や入れすぎた場合の対処法まで

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車を見回してもエンジンオイルってあんまり見かけませんよね。それもそのはず。エンジンの中に入っているオイルのことです。エンジンルームのすぐ手が届くところに交換口などがあれば便利なのですが・・・エンジンオイルはたまにしか交換しませんので、簡単に交換できるようにはできていません。今回は、エンジンオイルの交換についてまとめます!
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「オイル漏れ」を感じたらすぐに点検


車を利用していて、「エンジンオイルがこんなに減るのは変だ、異常だ」と感じる場合もあります。

その場合はもしかしたら見えないところでエンジンオイルが漏れている可能性も出てくるので、出来れば自動車整備工場や利用しているディーラーなどで点検してもらう方が安心です。

オイル漏れは、車にとって致命的な故障ではありませんが、場合によってはエンジンオイルが燃えて車両火災に繋がったり、エンジンオイルが気づかないうちに無くなってしまい、エンジンがオーバーヒートしてしまったりしてしまうこともありますので、エンジンオイルが漏れているか疑わしいと思った時のチェックは怠らないようにしましょう。
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エンジンオイルは定期的な交換が必要


エンジンは車などを動かす為には必要なもので、人間にとっては心臓の役割をしています。また、エンジンオイルはエンジンをスムーズに動かす為に必要な潤滑油であり、人間で言うと血液にあたります。

心臓へ綺麗な血液を供給しないと、様々なトラブルに繋がるように、車もフレッシュなエンジンオイル循環させることにより、よりスムーズで力強いエンジン性能を発揮させることができます。

また、エンジンオイルは永久に使い続ける事が出来ると言う訳ではなく、ある程度の時間が経過すれば交換する必要があります。
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何故エンジンオイルの交換・補充が必要なのか?


ところで、なぜオイルを変える必要となるのでしょうか。特に量は減っていないのに汚れているだけで新しい物に変える必要があると言うのは、価格などの点から言っても不経済なのではないか、そんな事しなくても大丈夫なのではないかと思う人もいるかもしれません。

ただそれは誤りで、エンジンの潤滑と言う事を考える場合、金属の摩擦や水分が混入してしまったりしてオイルの性能が低下していってしまいます。

するとエンジン自体の働きが悪くなって行ってしまいます。つまり、車の燃費が以前に比べると悪くなったり、車そのものの寿命も短くなってしまう可能性があるので注意しなければいけません。

また酷い場合は、冬でもないのにマフラーから白い煙が出てきてしまったり、エンジンが焼き付いてしまうと言う事もあります。
これらは修理すれば直す事はできますが、オイル交換に必要な費用に比べるとはるかに高額になる為、実際には経済的ではありません。

従って残量はどれくらいあるか、汚れていないかと言う事を定期的にチェックし、必要な時は補充などを行う必要があります。
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エンジンオイルを交換・補充する時期・タイミングは?


エンジンオイルの交換する時期は、その車の車種や使用している状態によっても大きく変わってきます。
その為、同じ車に乗っていたとしてもその人の使い方によって補充等の間隔も異なってくると言う事を理解しておきましょう。

基本的には自動車やバイクなどには取扱説明書が有るので、それを見てどれくらいの期間で交換する必要があるかという事を確認しておく事が重要です。

また、自分の使用状況によっても変わってきますが、ある程度の目安を知っておく事はとても重要です。
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エンジンオイルの交換は年に1回または走行距離15000km程度が目安?


一般的には、大体1年に1回交換、約15,000q走行したら交換というのがおおよその目安になるのではないでしょうか。

この15,000kmですが、人によっては「長過ぎるのでは?」と思われるかもしれません。しかし、エンジンメーカーである三菱石油(現在の新日本石油株式会社)のエンジンオイルの劣化に関する研究結果によると、「自動車が15,000km走行するとエンジンオイルの酸化防止剤の効き目がなくなり、その後の15,000kmでエンジンオイル自体が劣化していく」と発表しています。

この研究結果は、最も廉価な純正オイルで行われており、安いエンジンオイルでもその寿命は最低30,000kmであるということがわかります。

自動車メーカーとしてはエンジンオイルが問題なく使用できる酸化防止剤の効き目がなくなるタイミングである15,000kmとして交換を推奨しています。

ただし、1年を経過していなくても、また15,000q走っていなかったとしてもエンジンオイルが汚れていたり、あまりにも減っている場合は交換しなければいけません。

研究結果に関係なく、車を大切にされている方の多くは、半年または5000km程度の走行で交換されているようです。
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エンジンオイルの交換を業者に頼むのもあり


最も簡単で確実な方法

一番速く、確実に済むエンジンオイルの交換方法はプロに頼むことです。

整備のための設備や工具が整っている事が安心のポイントです。
車の状態や適するオイルの種類、過去の整備記録から他の部品の交換時期なども見れますので安心して任せられます。

しかしながら今回は、車のエンジンオイルをご自分で行う場合の交換方法と、入れ過ぎてしまった場合の対処法まで徹底解説します!
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エンジンオイルを自分で交換する方法

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エンジンオイルの価格・相場は?


基本的にエンジンオイルの価格は大体1500円から2500円位が相場となっています。業者にオーダーした場合は、この価格に工賃が含まれている場合と含まれていない場合があるので注意しましょう。

出来るだけ安く済ませたいのであれば、それぞれの業者の価格を比較検討してみて最安値の所を選ぶ方法があります。

ただし、オイルの品質にもしっかりと目を向ける事も重要なので、あくまでも相場は目安として理解しておき、自分の車のエンジンに合っているタイプのオイルを選ぶ事が重要となってきます。

従って、利用する業者によっては5000円以上する事もあると言う事を理解しておくべきでしょう。

ただし、1年に1回変えると考えると、1回5000円としても1か月あたりで換算すれば月420円弱と言う事になります。
その程度の維持費であれば決して高くありませんので、エンジンの性能を最も上げる事が出来るオイルを選ぶと言うのも重要なポイントになりそうです。
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エンジンオイル交換に必要なもの


ご自分でエンジンオイルを交換する際に必要な工具や、あると便利な道具をご紹介します。作業をする際には汚れても良い服装に着替え、作業用手袋(無ければ軍手)を用意しましょう。

新しいエンジンオイル

交換したい車に適合したエンジンオイルを用意します。
エンジンオイルは「粘度」と「規格等級」によって分類されています。間違えて購入しないように気をつけましょう。また多めに用意しておくこをおすすめします。

オイルフィルターを交換するときには多めの量が必要なので、オイルフィルタ交換時に必要な量をご確認ください。

以下のページにて、エンジンオイルの種類と選び方について詳しくご紹介します。

ジャッキとリジッドラック

車をジャッキアップするためにジャッキとリジッドラック(うまとも言います)を用意しましょう。この2つがない場合は車載のパンタジャッキでも構いません。

ジャッキアップする時は、必ず平らな場所で行いましょう。傾斜があると安定せず、非常に危険です!

めがねレンチ

14×17mmを使う機会が多いと思います。
10×12mmもそれなりに使いますので、揃えてみてはいかがでしょうか。

めがねレンチは車のメンテナンスのみでなく、様々な場面で役に立ちます。

廃油処理箱

排出する古いオイルを箱にためます。
しばらくすると固まりますので、燃えるごみとして捨てることが出来ます。

頻繁に交換するのならばオイルパンというバケツ状のものもありますが、そのつど捨てられるタイプのほうが便利です。

廃油は固めて処理済にしないと廃棄できないのでご注意ください!

ドレンボルトの交換ワッシャー

ドレンボルトを締め直す時に使います。毎回新品に付け替えましょう。
メーカー純正の互換品も売っていますので、車種でカタログから選びます

じょうご

エンジンオイルを注入するために使います。普通のじょうごで大丈夫です。

代用できるものならば何でもかまいませんので、100円ショップで探してみるといいでしょう。サイズが合えばペットボトルでもOKです!

トルクレンチ(あると便利!)

ボルトやナットは、強く締め付けるとねじ山が伸びてしまって壊れてしまいます。

トルクレンチは締め付けの強さを調整できるので、締めすぎを予防するのに便利です。また、いろいろな工具を交換して使いまわせるので1セットあると何かと役に立ちます。

ラチェット式のものが多いので、ボルトやナットを回すのがとても楽にできます。

オイルフィルター(オイルエレメント)

エンジン内のオイルを綺麗にして循環させるためのフィルターです。概ねエンジンオイル交換2回に1回の割合で変える事を推奨します。

パーツクリーナー(洗浄剤)

エンジンオイルが他のパーツや工具に付着した際に必要なものです。
スプレー状のパーツクリーナーを吹きかけ、布で拭き取りましょう。

アスファルトに付着してしまった際にも必ず洗浄しましょう!
スリップやアスファルトの劣化に繋がります。
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エンジンオイルの交換方法


ここからは、エンジンオイルの交換方法をご紹介します!

@ジャッキアップ

数分間エンジンをかけ、エンジンオイルを温めます。こうすることでエンジンオイルが柔らかくなり、抜き取りやすくなります。

その後エンジンを切ってジャッキアップします。

A古いエンジンオイルを抜く

オイルキャップ(フィラキャップ)を外します。外さないとオイルを抜く際に時間がかかってしまいます。

車の下に潜り、ドレンボルトの下に廃油処理箱をセットします。
その後ドレンボルトを外します。かなり固いのでボルトを傷めないよう注意しながらゆるめましょう。

Bドレンボルトを締めなおす

エンジンオイルが全て抜けきったら、ドレンボルトに新しいワッシャーをはめ、取り付けます。緩みのないように少し強めに締めましょう。

廃油は固まるのを待ってから、可燃ごみとして処理します。

C車をジャッキから降ろす

ドレンボルトを締めたことを必ず確認してから、車をジャッキから降ろします。

C新しいエンジンオイルを注ぐ

オイルキャップの部分にじょうごをセットします。

計量カップで適正なエンジンオイル量を測り、こぼれないように注ぎます。

Dオイルレベルゲージで油量をチェックする

新しいエンジンオイルを入れたら、それが適量であるかを確認します。

・汚れてもいい布を手に持ちます。
・オイルレベルゲージをまっすぐ引き抜きます。(ここでは油量は確認しない)
・オイルレベルゲージに付着したオイルを拭き取り、差し込みなおします。
・再びオイルレベルゲージをまっすぐ引き抜き、オイルの量を確認します。
・オイルレベルゲージをしっかり最後まで差し込みます。

上の画像のように、オイルレベルゲージの先端にはLとHのラインがあり、その間にエンジンオイルがあれば問題ありません。Hを越えている場合は入れ過ぎです。

エンジンオイルを入れ過ぎた場合の影響と対処法は次項でご紹介します。

エンジンオイル交換は難しくない!


手順は多いですが、実際にやってみると難しい作業は無いことに気づきます。
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エンジンオイルを入れ過ぎたら?


エンジンオイルの入れ過ぎによる影響

エンジンオイルを入れ過ぎてしまった場合、以下のような悪影響が及ぶ可能性があります。

・オイルの噴出によりブローバイガスが増加し、エアクリーナーが汚れる
・オイルがエンジン内に入り、マフラーから白煙がでる
・エンジンが回りにくくなり、燃費が悪くなる

エンジンオイルを入れ過ぎた場合の対処法は?

エンジンオイルを入れ過ぎてしまった場合、以下の方法で対処しましょう。

・ドレンボルトから抜く
・ポンプ等を使い、オイルレベルゲージから抜く
・ディーラーやショップに持ち込んて依頼する

ドレンボルトから少しだけオイルを抜く場合は、手や他のパーツがオイルで汚れますので、布とパーツクリーナーを用意しましょう。
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ジャッキアップせずにオイル交換をする方法


フルードエキストラクターが便利

「フルードエキストラクター」を使えば、上から古いエンジンオイルを抜くことができます。オイルレベルゲージからチューブを入れて吸い出しますので、ドレンプラグを取り外す必要もありませんし、何よりジャッキアップが必要ありません。

しかしながら、この方法でオイル交換をする場合はオイルフィルター交換は出来ないこと、車種によっては使用できないことに注意が必要です。
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エンジンオイルはエンジンの血液、だからこそ交換は慎重に!


エンジンオイルの交換方法についてのまとめは、いかがでしたでしょうか。

エンジンオイルはエンジンの血液といわれるほど重要な存在です。
普段見えないところにあるものだから、つい忘れがちになるエンジンオイルですが、忘れてしまうとエンジンも辛い思いをしてしまいます。

エンジンオイルの交換は車をジャッキアップして下に潜りこむ必要があるため、手間に感じてしまうかもしれませんが、フルードエキストラクターを使うなどして工夫をすればそのような手間も省けます。

手塩にかけて交換を済ませてみると、愛車へさらに愛着がわくものです!
機会がありましたら、是非、ご自分でオイル交換を試してみてくださいね!
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