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安全のためのブレーキ点検

 自動車が安全に走行することが可能である条件は、なんだと思いますか?私は最も重要視すべき点に“ブレーキ”の状態が上げられると思います。ブレーキが正常に作動しない自動車なんて、想像しただけでも恐ろしいのではないでしょうか。ドライバーにとっても周囲の人にとっても、ブレーキが正常に作動するものであって初めて自動車と呼んで良いといっても過言ではないでしょう。

 普段当たり前のように使用しているブレーキですが、その役割は承知の通り自動車を止めるものです。走行中の自動車を止めるのは勿論のこと、駐車している状態を維持し、止めておくという役割もあります。前者は“フットブレーキ”といい、ブレーキペダルを踏んで作動する一般的に“ブレーキ”と呼ばれるもの。後者は“サイドブレーキ”や“ハンドブレーキ”などと呼ばれており、運転席左側のレバ―を引くタイプが主流でしたが、最近ではペダルタイプのもの増えてきています。

 ブレーキの点検でチェックしておきたいのが“ブレーキフルード”です。ブレーキ液、ブレーキオイルと呼ばれたりもしますが、フットブレーキの油圧伝達に使用されている液体のことを言います。ブレーキフルードが劣化すると「ペーパーロック現象」といい、ブレーキが作動不能に陥る症状が起こってしまいます。

 一般的な規格のブレーキフルードの沸点は205℃。これが湿気を数%含んだ状態になると150℃まで減少します。摩耗熱によりブレーキ本体が熱を持つと、ブレーキフルードにもその熱が伝わります。沸点を超えると蒸発して気体となり、その気体が経路途中に入り込むと油圧の力が気体を圧縮する力に使われてしまいます。この為、ブレーキ自身に本来伝わるべき力が伝達されず、ブレーキ機能が正常に作動しなくなるのです。

 このブレーキフルードは湿気を吸収し易く、空気中の水分も吸収するため交換から数年で状態が悪くなります。気候や環境、車の使用状況などにもよりますが、2〜3年を交換時期の目安と考えておくと良いでしょう。ディーラーやガソリンスタンドで行う他、車検の際に一緒に交換してもらうと単独で依頼する手間も省けるでしょう。

 ブレーキフルードの規格は一般的に「DOT3」が用いられますが、それ以上になると「DOT4」「DOT5」となり沸点も上がる為、ペーパーロック現象も起きにくくなります。通常に使用するのであれば「DOT3」で問題ないでしょう。

 また、サイドブレーキの点検方法としては急な坂道で車を止めてサイドブレーキを引き、ニュートラルにしても動かないかどうか、という方法があります。異常に気がつきにくい部分ですので、思い出したら実践してみましょう。

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