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2023年05月07日

同人誌の原価計算

管理人のゆうすけです。
「銀河大計画2023」のデータを入稿し、面付されたPDFデータを確認したので、これでほぼ完成です。
あとは宅配便で完成品が届くのを待つだけ。ゆっくり仕上げでお願いしたので金曜ぐらいに届くはず。

このブログを読んでいる人で、実際に同人誌を作ったことがある人がどれだけいるか不明ですが、ご参考までに制作にかかる費用を書いておきます。
今回の「銀河大計画2023」の仕様は以下の通り。
冊子・カタログ / 無線綴じ冊子 / 右綴じ / 90ページ / A5 / 背幅(5mm) / オンデマンド印刷 / 表紙(両面カラー マット紙(マット) 厚手:135kg 表面加工なし) / 本文(両面カラー マット紙(マット) 標準:90kg)
印刷を発注した先は、「ラクスル」というネットでは有名な印刷通販会社。
60部注文してのお値段は、ずばり40,282円(税込)単価は671円となります。

1冊671円。いかがでしょうか。最近のコミックスや文庫本と比べてもあまり変わらないですね。
でも商品としての書籍には、印税、用紙、製本、印刷費などに加え、作家の原稿料、印刷整版費の一部、宣伝費、業務費等が含まれているので、一概に比較は難しいです。
同人誌は原稿料や業務費、宣伝費を0円にしているのでこの数字になるのです。
営利・非営利を問わず、発行部数が多いほど単価は下がります。在庫として残ると自滅ですけど。

今回はフルカラー印刷だったので少し割高でしたが、白黒印刷だといくらで出来るのかをざっくり計算してみます。
ラクスルでは「冊子」以外にも各種の印刷物をネットで受け付けていますが、原則的にすべて「デジタル入稿」です。手描きのマンガ原稿はNGです。我々のような「文字」だけなら平気ですが、マンガ・イラスト系の同人誌を作って貰うには、最初からデジタルで作画するか、アナログ原稿をスキャンしてデジタル化するしかないです。

ラクスルで92頁の同人誌をつくるといくらかかる?
A5版で92頁
表紙・本文フルカラー 50部:24,526円 @691円 80部:54,232円 @678円
表紙カラー・本文白黒 50部:22,161円 @443円 80部:34,445円 @431円

手描きアナログ原稿でも受付してくれる印刷会社で作るといくらかかる?
大陽出版のビギナーズセットでA5版92頁
表紙色刷・本文白黒 50部:25,260円 @505円 80部:26,810円 @335円

単価だけで見ると、大陽出版のビギナーズセットが335円で一番です。
ただし、表紙はカラーではなくて、色インク1色のみ使用です。
じつは昔はこちらをよく利用していましたが、表紙をフルカラーにしたくて変えました。
同人誌でページ数が90頁前後というのは、わりとボリューム多めかもしれない。
「薄い本」と呼ばれるように、マンガ系だと20〜50頁程度かな。これならもう少し安くできる。
   
ということで、同人誌の原価計算のお話でした。
自分だけの本を出版しませんか、という営業広告をわりとよく新聞などで見かけますが、あれに乗っかるとこれの20〜100倍ぐらい費用がかかります。
自分の本を出したい人で、ものすごくお金が余っている人はそちらをご利用ください。
自分で全部やってみるぜ、という方は、ネット印刷がいいんじゃないかな。
posted by ゆうすけ at 06:56 | TrackBack(0) | 同人誌

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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコンコピーライトマーク卵酒秋刀魚さん。
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