2008年01月20日
衛生士だって & 21日は歯牙の形態とwax upについて
寒さが増してきました。
雪が降り、雪かきにいそしんでいます。
高校の時、規制のジャンバーがダサくて制服だけで登校していたことを思い出しました。
女子はジャージの上から制服着てたし、ちょうどポケベルがはやっていたんですよね。
今まで色々と経験できてよかった。技工士は思ったより悪くない。
衛生士だってそうですよ。衛生士はアメリカでは独立できる仕事なんですから。
夢をもってやってみましょう!
エピソード(女医)
私が20代前半の時に海外に行き、日本人の退職した女医の方に会いました。
年齢は30歳、単独で海外にやってきたそうです。
医者という職業は、医者になったことのない者にとっては誰もがうらやむ職業であるはずです。
彼女はその医者という職業を捨ててやってきました。
私が彼女に会ったのは英語学校でした。
とても落ち着いた方で、休み時間になるとずっと廊下で英字の新聞を見ていました。
彼女はずっと一人でいた。私はある日、不思議になり「どうして一人でいるのですか。」と声を掛けてみました。
初めは不思議そうにこちらを見上げていましたが徐々に話し出しました。
そして話していくうちに海外に来た理由について話が移りました。
彼女はずっと女医として働くなか自分の働く環境の中に自分の必要性を見いだせなくなったと言いました。
「自分は本当に必要とされているだろうか?
女というだけで看護婦に見られてしまう。
自分の家は貧しかった。
人一倍勉強もした。
医者になって親に恩返しをしたかった。
でも、本当に描いていた自分の肖像はこんな私ではなかった。」
そんな痛切な思いを彼女は話し出した。
人は自分の居場所を作るために一生懸命努力します。
一番じゃなくてもいい。自分の存在価値みたいなものを見出せる場所を作ろうとして。
そして彼女とは私が卒業して以来あっていない。
今はどこでどのようにしているかはわからないけど、彼女なら大丈夫でしょう。
彼女が最後に言ったことが今でも印象に残っています。
「何か始めるのに遅いなんてことはなのよ。自分がしたいと思った時にすぐに行動をおこすこと。今まで私がしてきたことは無駄じゃないし、私にはまだやりたい事がある。
私は翻訳家になりたいの。人が聞いたら笑うかもしれないけど。これからがすごく楽しみ。」