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2024年09月06日

山形観光といえば〜山寺

山寺(やまでら)、正式名称を宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)といい、山形県山形市にある天台宗の寺院です。山寺は、その名の通り山の中に位置し、断崖絶壁に立ち並ぶ建造物群が特徴で、日本でも屈指の霊場として知られています。自然と調和したその景観は、「絶景の寺」として多くの観光客に親しまれています。

### 歴史

山寺は、平安時代の860年に慈覚大師(じかくだいし)円仁によって開山されました。慈覚大師は、比叡山延暦寺の高僧であり、東北地方を中心に多くの寺院を開山したことで知られています。立石寺は、東北地方の仏教文化の中心として栄え、古くから修行の場として多くの僧侶が訪れました。

### 主な見どころ

1. **千段の石段**:
山寺の参道には、奥の院まで続く約1,015段の石段があります。この石段は、登るにつれて周囲の景色が変化し、心身を清める修行の道としても知られています。道中には、苔むした岩や木々の間に点在する多くの仏像や石碑があり、静かな雰囲気の中で自然と一体化した歴史を感じることができます。

2. **五大堂**:
五大堂は、山寺の中腹に位置し、断崖絶壁に建つ木造の展望台です。ここからは、山形市街地を一望でき、特に秋の紅葉の時期には素晴らしい景観が楽しめます。五大堂の開放感ある風景は、山寺の訪問者にとってのハイライトの一つです。

3. **根本中堂(こんぽんちゅうどう)**:
根本中堂は、山寺の本堂であり、重要文化財に指定されています。この堂内には、創建時から灯し続けられている「不滅の法灯(ほうとう)」があり、約1,100年にわたって絶やすことなく燃え続けています。堂内は、静寂に包まれた神聖な雰囲気が漂い、多くの参拝者が訪れます。

4. **芭蕉の句碑**:
山寺は、松尾芭蕉が訪れたことでも有名です。芭蕉は、奥の細道の旅の途中で山寺を訪れ、その美しさに感動し、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という有名な句を詠みました。山寺には、この句を刻んだ句碑があり、訪れる人々に芭蕉の心境を伝えています。

### アクセス

山寺へは、JR仙山線の「山寺駅」から徒歩で約5分ほどの場所にあります。駅から山寺の入り口までは整備された道が続き、石段を登り始める前に周辺の土産物屋や飲食店で休憩することもできます。また、山形市中心部からは車で約30分ほどの距離で、公共交通機関や車を利用して気軽にアクセスできます。

### まとめ

山寺は、自然の中に息づく歴史的な寺院であり、その神秘的な雰囲気と壮大な景観は訪れる人々を魅了します。石段を登りながらの参拝は、まるで時を超えて過去と繋がるような体験であり、心身を清めるひとときを過ごすことができるでしょう。山形を訪れる際には、ぜひ山寺を訪れ、その荘厳な美しさを堪能してみてください。