アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

さあ、天王山の戦い

フィスコのオープニングコメント

「白川プット」

昨日のドル・円は、東京市場では、東京株式市場の上昇を受けて97 円23 銭から99 円13 銭まで上昇、欧米市場では、米国第3 四半期GDP(前期比年率-0.3%)を受けて98 円85 銭から97 円40 銭まで下落、98 円57 銭で引けた。
米国第3 四半期国内総生産(GDP)は前期比年率-0.3%となり、2001 年以来7 年ぶりの大幅なマイナス成長となった。米国経済は、第4・四半期もマイナス成長が予想されており、IT バブル崩壊と米国同時多発テロに襲われた2001 年以来のリセッ
ション(景気後退)に陥る可能性が高まっている。ブッシュ米大統領は、8 年間の任期をリセッションで迎えて終えるという不名誉な記録を残す可能性が高まっている。
本日午前8 時30 分からの日銀金融政策決定会合では、政策金利0.50%が0.25%引き下げられると予想されており、10/27のG-7 声明「円の過度の変動を懸念」を受けた円売り「非不胎化介入」が行われる可能性が高まっている。「非不胎化介入」
によって、売却した円資金を市場に放置することで流動性を供給することになり、日銀は、利下げ、流動性供給により、漸く世界的な協調金融緩和政策に参加できることになる。
グリーンスパン前米FRB 議長は、株価が暴落する度に金利を下げたことで「グリーンスパン・プット」の称号を受け、バーナンキFRB 議長も「バーナンキ・プット」の称号を受けているが、白川日銀総裁も「シラカワ・プット」の称号を受け
るのかもしれない。
(オプションのプットは「売る権利」のことで、株価が暴落しても、ある水準で「売る権利」を確保できる)
ドル買い介入で購入したドルで米国債を購入すれば、ブッシュ米政権の「金融安定化策」の7000 億ドルに対する貢献となり、本邦通貨当局は、国内の金融緩和、円高阻止、そして米国の金融安定化策への資金支援が達成できる。
本日のドル・円は、日銀金融政策決定会合での利下げ観測、円売り介入の思惑から堅調推移が予想されるが、リスクシナリオは、「現行の金融政策維持」の場合で要注意か。

この記事へのコメント

   
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。