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「政府系住宅金融機関(GSE)支援策への懐疑的見方」

フィスコ・オープニングコメント

「政府系住宅金融機関(GSE)支援策への懐疑的見方」


昨日のドル・円は、東京市場では、早朝のシドニー市場で、米政府系住宅金融機関(GSE)(ファニーメイ&フレディマック)を米政府管理下に置くとの決定を受けて、108 円01 銭から109 円05 銭まで上昇した後、108 円24 銭から108 円89 銭で推移、ロンドン市場では、109 円08 銭から108 円29 銭まで反落、ニューヨーク市場では、政府系住宅金融機関(GSE)への支援策への懐疑的な見方で108 円88 銭から107 円74 銭まで下落、108 円27 銭で取引を終えた。
米国政府は、米連邦住宅金融局(FHFA)の管理下に、政府系住宅金融機関(GSE)(フレディマックファニーメイ)を置くことを決定した。両社の配当はゼロとなるため、ファニーメイ株は、9/5 の終値7.04 ドルから6.31 ドル(89.63%)下落し、0.73
ドル(安値0.65 ドル)で引け、フレディマック株は、9/5 の終値5.10 ドルから4.22 ドル(82.75%)下落し、0.88 ドル(安値0.65 ドル)で引けている。米連邦住宅金融局(FHFA)は、政府系住宅金融機関(GSE)が安定を取り戻すまで運営し、財務省は
必要に応じ、2009 年12 月31 日まで資金供給を延長する、と発表している。バーナンキFRB 議長は、政府系住宅金融機関(GSE)を政府管理下に置く決定は、米国の住宅市場の強化及び金融市場の安定の促進に寄与する、と支持を表明した。トリ
シェ欧州中銀総裁、周小川中国人民銀行総裁、そしてウォーレン・バフェット氏も、米国政府による政府系住宅金融機関(GSE)支援策を評価している。
ポールソン米財務長官は、「ファニーメイ、フレディマックを政府管理下に置く事以外に選択肢はなかった。世界の各国中銀はファニーメイ、フレディマックに懸念を示していた。」と各国中銀への配慮を示している。9/3 付けの各国中銀の米政
府機関債保有高は9,586.69 億ドルで、中国人民銀行や韓国中銀、そしてロシア中銀による売却圧力が懸念されていた。
本日のドル・円は、クロス円下落を受けて上値が重い展開が予想される。

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