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日銀総裁空席作戦

田中宇の国際ニュース解説 2008年3月22日 http://tanakanews.com/ ▼「今後は強い円が日本の国益に合う」  日本政府は、日銀総裁を4月上旬まで空席にすることにしたが、この戦略は 正しい。米金融界は今後4月前半にかけて崩壊していくだろうから、ちょうど その時に、日本は日銀総裁がいない状態だ。前回も書いたように、これは米政 府から米国債の大量購入を頼まれるのを防ぐため、福田首相と小沢民主党党首 が談合して日銀総裁を決められない状態にした疑いがある。敗戦以来、日本政 府は、アメリカから強く頼まれたことは断れない状態にある。「日銀総裁が空 席なので、決められません」「野党が反対してますので、できません」と言う ぐらいが最大の戦略である。  日本のマスコミは、日米欧で協調してドルを支えねばならない時に日銀総裁 がいないのは福田政権の失策だ、という論調だが、これは国賊的な間違いであ る。米政府自身がドルを下落させている時に日本などが買い支えても、一時し のぎ以上の効果はなく、結局買った米国債やドルが下がり、日本人の税金が無 駄遣いされるだけだ。  EUの中央銀行(ECB)は「米連銀は自らの失策の結果、金融崩壊を激化 させているのだから、ECBが連銀に協力して利下げする必要などない」と傍 観する姿勢をとっている。日本政府も、同じ気持ちだろう。対米従属の日本は、 EUと同様の露骨さでアメリカを批判できないので、代わりに日銀総裁空席作 戦などで、米からの要請の回避を目論んでいるのだろう。 http://www.telegraph.co.uk/money/main.jhtml?xml=/money/2008/03/18/cnusfed118.xml  榊原英資・元大蔵省財務官は最近、ロサンゼルスタイムスのインタビューで 「安い円が望ましい時代は終わった。これだけ世界の資源が高騰した以上、今 後は強い円が日本の国益に合う。(インフレなどを勘案すると)今の1ドル 80円は10年前の110円と同じだ。1ドル80−85円ぐらいの方が、輸 入品の価格高騰が防げるので日本の消費者には良いし、ソニーやトヨタはその 為替水準でも十分やっていける」という趣旨の発言をしている。 http://www.latimes.com/business/la-fi-lessons20mar20,1,6006345.story

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