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ユーロ・ドルで潮目転換も

ブルームバーグの記事
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=a8qZ_WCUzlX8

          パラダイム転換の必要

「世界全体が大幅な貿易黒字を出すためには、相手方となる別の惑星を見つけなければならない」――。ノーベル経済学賞受賞者で、米プリストン大学のポール・クルーグマン教授は14日、台北市で開催されたフォーラムでこう述べ、未曾有の景気後退となった今回の世界的危機から早期に脱却するには、夢物語のような解決策しかあり得えないとの認識を示した。今後10年は、1990年代の「『日本の失われた10年』よりも悪い」という。

  野村証券金融経済研究所経済調査部の西澤隆シニアエコノミストは、世界の輸出が米国の過剰消費によって吸収される「ドル資本主義」が事実上崩壊したいま、「1930年代当時の金本位制離脱に類似したパラダイム転換」が必要と話している。

  西澤氏は、今こそ国際政治上の枠組みの転換や各国の内需拡大が求められるとする一方、ドル価値の大幅な下落を避けるために、「今後長期的に米国の成長率が長期金利を上回り続けることが必要」(西澤氏)とも指摘した。財政赤字の拡大が確実視される現状では、米国の長期金利の動向に一層注意すべきとしている。

          ユーロ・ドルで潮目転換も

  JPモルガン証券の北野一チーフストラテジストは、ユーロ・ドル相場の日足チャートを見て、4月下旬に潮目が変わった可能性があると分析している。08年7月15日の1ユーロ=1.5923ドルと、12 月17日の1ユーロ=1.4358ドルを結ぶ抵抗線を引き、3月19日以降続いてきた「Lower-Low Lower-highのチャートパターンが、4月20日以降、ユーロ高・ドル安を示唆する「Higher-low Higher- high」に変わったというのだ。

  その上で北野氏は、「新たなドル売りシナリオとして気になるのはインフレ懸念」と指摘、米国投資家の中にはインフレ警戒型のアセットアロケーションを組む向きも出ているそうだ。具体例として、「米国債については過去10年間で最も弱気、原油については最も強気、ドルについては1年半ぶりの弱気」という。ドイツ銀行で通貨戦略を担うバイラル・ハフィーツ氏も、今夏にかけて1ドル=90円まで円が上昇、ドルが下落する可能性があると予想している。




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