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2024年10月15日

f1125 人生の証


我々が地上で生きられる時間は、大きな宇宙の営みから見た場合、まばたきの瞬間なのかも知れません。
例えまばたきの一瞬でも、地上に生を受け、鼓動が動き出した以上、この鼓動が動いている間、止まる前に、自分自身が生きていた、という証、足跡を残したい。
人々がひしめく大都会、巨大化した組織の中、これが自分の足跡だと言えるものは、なかなか見つけられません。
ひかるの場合、少年の頃見た夢に、人生の殆んどを費いやし、追い求め続けた、魔法の箱、テレビ少年物語、ブログそのもの自体が、ひかるの細やかな人生の証ではないかと、考えています。
たかがブログ、だけど、宝だブログ。
たった一人でもいい、人生灯台の一コマになれば・・・
長年待ち望まれた、沖縄最南端八重山地区への民放、2局ながらも開通、ひかるの両親が眠る墓にも、電波が届きました。
ひかるの夢は実現したのである。
島を訪れると、わざわざ船でビデオテープを借りに行かなくても済むようになった、と若者たちは大喜び。
テレビを見ていると、おばあちゃんが不機嫌になり、血を流し争うテレビは嫌いだ、といきなり電源を切ってしまう。
演技で、本当にはやっていないと、説明しても分ってもらえません。
NHKしか写らない時代はそうでもなかった、東京へ帰ったら、そんなテレビは作るな、と言われ、穏やかに生活して来た島のお年寄り達の心を乱してしまったのではないかと、考えさせられました。
また、北半球の日本から南十字星が見えるはずがない、と思われる事でしょうが、この地区では、5月の末から6月の初め頃、見事な十字星が見えます。
南の島、夕闇せまる浜風と、水平線にひときわ輝くこの神秘的な星に出会う時、何とも言えない安らぎを感じます。
ただこの時期は梅雨時で、特に南の空は積乱雲が多く、この星に出会えれば、心身共に癒される事でしょう。
南の孤島、夜の砂浜で大の字になり、空を眺めると迫る天の川、宇宙が手に取るようです。
今起きているようだが、流れ星、もしかして、半年前の事象では?
そして迫る壮大な宇宙、地球の鼓動を背にすると、今、己は地球を背負っているんだ、と思いを馳せる事でしょう。
いや、地球は俺が背負って行くんだ、背負っていかなければ、とスケールの大きな人物になれるはずです。
皆さんもそうだが、中学生くらいのお子さんをお持ちの父なら、是非、地球を背負う体験させるべきです。
(東京の浜で大の字になってもいいが、宇宙を目前に感じられない、南島をお勧めします)
ひかるは周りからタイニン(大人)タイニンと呼ばれたが、子供の頃、地球を背負っていたこと知らなかった事でしょう。
常に国内外、世界を視野にメディアはどうあるべきか、考えていたのである。
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