つれづれ

お昼前は何処も混んでいて、席もない。
行列まで、できている。

その辺りを一回りして、戻った。





何故か12時には席もあったので、荷物を置いてみた。

いつもの場所には、おにぎり店と喫茶店が並んでいる。





朝食をたっぷり目にとってきたので、軽食で良いな。

珈琲と。

季節の苺とたっぷりのホイップ。
目を引く、苺サンドイッチ。

近所のお店にもあるけど、春になると、楽しげにウィンドーに並ぶ。

人気あるんだな。





珈琲と苺のサンドイッチを、頼んでみた。
お席に運んで、袋を開くと、甘い香り。

ふわふわのホイップと、甘酸っぱい苺。

ほろ苦い、珈琲。





パンもふわふわ。

お店はスタンドで、お席は外にある。
歩いている人や、外の景色を眺める。

雨。





室内は暖かいので、ちょうど良く心地よい。
ざわざわした街の音も。

ビルの間の、ちょっとした賑わい。





広場では、若い人が歌い踊っている。
元気で優しげだ。

なんでもない日常の、風景なのだな。

軽食を楽しみながら、街を満喫する。





子供が走ってきた。
苺とホイップクリームに、惹かれたのだろう。
後から、母親とベビーカーがやってくる。

前の席に、丸椅子が一つ加えられた。





私はトレーを片付けて、身支度を整えた。

結局、時間は早め。
街全体に、早めの時間はセットされている様に感じた。

いつからか、そう感じるように、宇宙はセットされたと、誰かから聞いたな。

確かに。早めの時間も、あっという間。無駄な物はないみたい。

苺とホイップに、満たされたのかな。