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2015年10月06日
トレード日誌
こんばんは。Takaです。
皆さん、日誌(日記)といえば何を思い浮かべるでしょうか。
1.交換日記
小中学生の頃に憧れたものです。しかし、例え恋人といえどプライベートへの干渉がニガテな私には不向きでした。
2.釣りバカ日誌
すいません、観てません(笑)。でもとても楽しそうですね。
3.夏休みの宿題
日記なのに夏休みが終わる3日前から書き始めたのは私だけでは無いはずです。
4.航海日誌
ほとんどの船舶や軍艦では、所属国の法的定めにより航行中は継続的に記載し続けることが義務づけられている。(ウィキペディアより抜粋)
5.トレード日誌
必ずしも必要ではありません。トレードの取引記録+アルファといったもの。
…青臭い思い出混じりの例ですが、今日はもちろん5番の「トレード日誌」についてです。
トレード日誌は、デイトレで安定的に収益をあげている人の9割以上はつけているものではないでしょうか。しかし、その付け方に悩まれる方も多いはず。そこで今日は私のトレード日誌の付け方をご紹介しようと思います。
私のトレード日誌には、
「チャートを印刷した物」
「エクセル上に取引の詳細と感想を記した物」
の2つが存在します。
「チャートを印刷した物」
印刷の仕方については使用しているチャートソフトによって異なるでしょうが、私は「メタトレーダー4(MT4)」を使用しています。このチャートソフトは1画面上に複数の通貨ペアや時間足を表示できるので、私も複数の時間足を同時に表示させていますが、印刷できるのは単一のチャートのみです。記録として残す性格上、時間足も複数残したいのですが、1枚1枚印刷していてはecoではありません。PC上に残せばプリンタすら必要ありません。
Win7以降標準搭載のSnipping Tool(スタートメニュー⇒アクセサリから起動)がとても扱いやすいですね。画面をキャプチャして画面上に必要なことを書き込んで、あとは独自のルールでファイル名をつければおしまいです。例えば今日ユーロドルの取引をしたならば、「151006eurusd.png」とすれば後から見つけやすいです。「マウスで字を書くのがイマイチめんどい」という方は、
WinShot
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/winshot/(窓の杜)
というフリーソフトを使用すればキャプチャした直後にそのまま印刷が可能です。紙で残すのも、PC上に残すのもそれぞれメリット・デメリットがありますので、自分の扱いやすい方を使えばいいと思います。
「エクセル上に取引の詳細と感想を記した物」
これは、
このような表をエクセル上にテンプレとして作っておき、トレードをするごとに更新するものです。1回1回のトレードを記録することにより、週単位でのトレード回数や個々の取引時間、損益やエントリー理由などを後から振り返れるようにしています。トレードには人間のメンタルも深く関わってきますので、それぞれの感情の変化も記録します。一見面倒にも見えますが、慣れてしまえばどうってことありません。証券会社によっては取引レポートが非常に見やすいものもありますので、その場合はもっと簡略化していいと思います。
以上です。
冒頭で、「トレード日誌は、デイトレで安定的に収益をあげている人の9割以上はつけている…」と書きましたが、トレードをしている人全体のほとんどの人は日誌をつけていません。「上がる気がする」から買って、「下がる気がする」から売る、ただそれを繰り返すことによって、収支は右肩下がりになりながら、その原因を「やっぱり相場は損をするものだ!」と決めつけてしまいがちです。安定した収益を上げるためには、1回1回のトレードは勝つことも負けることもあることを認め、確率的な勝利をつかむことが必要です。そのために、自分のトレードの記録を残して研究し、自らの手法を磨くことが重要です。
今日はこの辺で、それではまた次回!
2015年10月02日
マルチタイムフレーム分析
こんばんは。
FXで自由を手に入れるためのブログのTakaです。
アメリカでまたもや銃乱射事件が発生したそうです。亡くなられた方々には心からご冥福をお祈りします。このような事件を耳にするのはもはや何回目かわかりません。私個人の意見としては、一刻も早く銃を規制するのが一番効果があると思います。しかし、アメリカの憲法で「武装して自らを守る自由」を認める文面があります。これが個人を指すのか州兵を指すのかは解釈がわかれるところでもありますが、今現在は個人を守る自由として社会上通用しているようです。これだけであれば、どこかの極東の国でも現在進行形で進んでいる憲法解釈の変更で対応できそうなものですが、全米ライフル協会の手前、議会も銃規制に及び腰といったところでしょうか。オバマ大統領も銃規制に賛成派とは聞いていますが、全米ライフル協会の議会への影響力はあまりに強いと発言しており、「長いものには巻かれろ」的な議会のスタンスを崩すのはまだまだ時間がかかるようです。私が思いつくようなシンプルな問題だけでなく、多くの問題が山積みなのは想像に易いですが、アジア極東の国ですら「刀を捨てる」という一大事を成し遂げているのですから、これからに期待したいものです。
さて、「長いものには巻かれろ」というのは日常でもよく聞く言葉ですが、相場の世界でも通用するように感じます。今日は「マルチタイムフレーム分析」です。
まぁなんとも御大層なネーミングです。しかしご安心を。必要最低限の言葉で説明すると、一行で終わりますので(笑)。
それは…
「上位時間軸には逆らうな」
以上です。
「えっ…?もうちょっと詳しく…」という方のために下記に補足します。
「長いものには巻かれろ」というのは、自分より力のあるものには逆らわずに従った方がよいという意味ですよね?取引量がとても少ない新興市場の株式ならともかく、為替の世界では一個人がどうあがいても相場にインパクトを与えるのは難しいでしょう。過去にはジョージ・ソロスといったイングランド銀行を真っ向勝負で負かしてしまう大物もいましたが、これはあくまで別の世界の話でしょう。そのような相場の中でも、長期の時間軸のトレンドは短い時間軸でのトレンドに勝ります。と言うのも、世界のトレーダーに最も多く見られている時間軸は日足です。単純に言えば、日足でのアップトレンドの時に、15分足で下方向へのブレイクアウトが発生してもスルー、というのが定石です。長短期でのスキャルピングの場合はどうかわかりませんが、確率的な勝利を目指す上で、上位の時間軸の流れに逆らっていては勝てるものも勝てません。
日足がレンジであれば下位時間軸でレンジトレードのタイミングを図る。
日足がアップトレンドであれば下位時間軸で売り場を探す。
日足がダウントレンドであれば下位時間軸で買い場を探す。
これがマルチタイムフレーム分析の考え方です。そして日足がサポート、レジスタンスラインの直近であればトレードを控えたり、短期的に反対方向へ仕掛けるなど、あくまで上位の時間軸ベースでトレードを考えます。実際にトレードを行う時間軸がどれかにもよりますが、具体的には日足や4時間足の方向が一致している時こそトレードのタイミングでしょう。
そうです、確率的なチャンスは思っているより遥かに少ないのです。
だからこそ主要通貨を複数監視することや、取引量が明らかに増えるロンドン・ニューヨーク時間が重要になってくるのです。
今夜は米雇用統計の発表です。皆さん、気をつけてトレードを行ってくださいね。
2015年10月01日
ボリンジャーバンドとは?
こんにちは。
FXで自由を手に入れるためのブログのTakaです。
福山ショックも何のその、日経平均は一時急落してから再び2日続伸と動きがある相場が続いています。一方、ドル円は相変わらず120円前後を行ったり来たりとレンジを形成しつつエネルギーを充填している状態に見えます。
では、どうやってレンジの状態と判断するのか。
まずは簡単に…
下の図は直近のUSD/JPYの日足チャートです。チャート上には『ボリンジャーバンド』というテクニカル分析の指標を表示させています。
この指標上の真ん中の線(25MA)が横ばいで、波状バンドが小さく収縮している状態をレンジと見ていいでしょう。逆にレンジからのブレイクアウトが発生するとバンドが拡大し、移動平均線が上下どちらかに傾斜していきます。レンジ状態の時はバンドの上下両端から真ん中移動平均線までを目標にレンジトレードを行うことで勝率を上げることができます。バンドが拡大したらトレンド方向のみに仕掛けるトレンドトレードが有効です。
お急ぎの方はここまででOKです。
以下は知識面。
ボリンジャーバンドの真ん中の線は任意の移動平均線です。そして上下に表示されている波状のバンドはそれぞれ内側から上側は1σ(シグマ)、2σ、3σ、下側を-1σ、-2σ、-3σと呼びます。これは価格の推移が各バンドの領域で収まる確率を視覚的に表示させた指標です。
±1σの範囲で価格が収まる確率は約68%。
±2σの範囲で価格が収まる確率は約95%。
ほぼ上記の範囲で価格は収まります。レンジトレードの基準としても使えます。
±3σの範囲で価格が収まる確率は約100%。
「そんな指標あるなんて超スゲー!」という方や眉唾の気持ちの方もいるでしょう。ちなみに私が初めてボリンジャーバンドを知った時は前者でした(笑)。もちろん、過去の価格を計算式を使用し、価格が動けばバンドが開く遅効性の指標ではあります。ですが、下記のチャートを見ていただければその有効性は言うまでもないでしょう。今度は同じくUSD/JPYの4時間足です。
ね?オーバーシュートしているところも確かにありますが、なかなかいい仕事してるでしょう?(笑)
それでは今月も気分を改めて取り組んでいきましょう!
FXで自由を手に入れるためのブログのTakaです。
福山ショックも何のその、日経平均は一時急落してから再び2日続伸と動きがある相場が続いています。一方、ドル円は相変わらず120円前後を行ったり来たりとレンジを形成しつつエネルギーを充填している状態に見えます。
では、どうやってレンジの状態と判断するのか。
まずは簡単に…
下の図は直近のUSD/JPYの日足チャートです。チャート上には『ボリンジャーバンド』というテクニカル分析の指標を表示させています。
この指標上の真ん中の線(25MA)が横ばいで、波状バンドが小さく収縮している状態をレンジと見ていいでしょう。逆にレンジからのブレイクアウトが発生するとバンドが拡大し、移動平均線が上下どちらかに傾斜していきます。レンジ状態の時はバンドの上下両端から真ん中移動平均線までを目標にレンジトレードを行うことで勝率を上げることができます。バンドが拡大したらトレンド方向のみに仕掛けるトレンドトレードが有効です。
お急ぎの方はここまででOKです。
以下は知識面。
ボリンジャーバンドの真ん中の線は任意の移動平均線です。そして上下に表示されている波状のバンドはそれぞれ内側から上側は1σ(シグマ)、2σ、3σ、下側を-1σ、-2σ、-3σと呼びます。これは価格の推移が各バンドの領域で収まる確率を視覚的に表示させた指標です。
±1σの範囲で価格が収まる確率は約68%。
±2σの範囲で価格が収まる確率は約95%。
ほぼ上記の範囲で価格は収まります。レンジトレードの基準としても使えます。
±3σの範囲で価格が収まる確率は約100%。
「そんな指標あるなんて超スゲー!」という方や眉唾の気持ちの方もいるでしょう。ちなみに私が初めてボリンジャーバンドを知った時は前者でした(笑)。もちろん、過去の価格を計算式を使用し、価格が動けばバンドが開く遅効性の指標ではあります。ですが、下記のチャートを見ていただければその有効性は言うまでもないでしょう。今度は同じくUSD/JPYの4時間足です。
ね?オーバーシュートしているところも確かにありますが、なかなかいい仕事してるでしょう?(笑)
それでは今月も気分を改めて取り組んでいきましょう!
2015年09月23日
通貨マトリックス分析
こんにちは。
FXで自由を手に入れるためのブログのTakaです。
シルバーウィークも今日で最終日ですね。街中で、小さな子どもを連れたカジュアルルックのお父さんを見かけるとなんだかほっこりしてしまいます。また、普段は仕事に追われる方々も、トレードにどっぷり浸かった方も多かったのではないでしょうか。
さて、今日は「通貨マトリックス分析」についてです。名前だけでも拒絶したくなるような響きです。かく言う私も初めて聞いたときは素通りしようかと考えました(笑)。ですが概念はそう難しいことはありません。
普通は、USD/JPYとか、EUR/USDと言った2通貨間の強弱を見てトレードしますよね?この通貨マトリックス分析は、方法はいろいろ有るようですが、複数通貨間での強弱関係を見て、その時一番強い通貨と一番弱い通貨をトレードしようという考え方です。
では実際にやってみましょう。
上のチャートはUSD、EUR、JPY、GBPのすべての組み合わせの4時間足です。観るのは最新の足です。それぞれの強弱関係は陽線か陰線かあまり変わらないかの3択です。
EUR/USDの場合はEUR優勢ですね。EUR>USD
USD/JPYはUSD優勢です。USD>JPY
EUR/JPYは若干JPY優勢でしょうか。JPY>EUR
GBP/USDはあまり変わりません。GBP≒USD
GBP/JPYはJPY優勢です。JPY>GBP
EUR/GBPはEUR優勢ですね。EUR>GBP
以上です。
では上を基に総当り戦のような表を作ってみましょう。
これを見ると、4通貨の中でGBPは劣勢のようです。一方、EURとJPYは2勝と勝率は同じですが、EURとJPY間ではJPYが優勢です。よって、4時間足での通貨間ではGBP/JPYのショートの取引が優位性が高いといえます。あとは短い時間足でエントリーのタイミングを見極めるだけです。
4時間足を選んだ理由は、それより5分足や15分足だとテクニカルを無視したノイズが激しくなるため、強弱を判定するのに不安があるからです。1時間でも同様にノイズがありますが、4時間足以上になると大口の機関投資家でも相場を一方向に動かし続けるのは困難だからです。
上の判別法はあくまで一例です。中には短期の時間足に任意の移動平均線を表示させてその線が上昇か下降か横ばいかで判別する人もいるようです。また、4時間足でなく日足で判別して長いスパンでトレードを考えることもあります。それぞれのパラメータは自分で見つけるか、ネットを参照するしかないようですね。
それでは、皆さんが有意義なシルバーウィークの最終日を過ごされることを願っています。
FXで自由を手に入れるためのブログのTakaです。
シルバーウィークも今日で最終日ですね。街中で、小さな子どもを連れたカジュアルルックのお父さんを見かけるとなんだかほっこりしてしまいます。また、普段は仕事に追われる方々も、トレードにどっぷり浸かった方も多かったのではないでしょうか。
さて、今日は「通貨マトリックス分析」についてです。名前だけでも拒絶したくなるような響きです。かく言う私も初めて聞いたときは素通りしようかと考えました(笑)。ですが概念はそう難しいことはありません。
普通は、USD/JPYとか、EUR/USDと言った2通貨間の強弱を見てトレードしますよね?この通貨マトリックス分析は、方法はいろいろ有るようですが、複数通貨間での強弱関係を見て、その時一番強い通貨と一番弱い通貨をトレードしようという考え方です。
では実際にやってみましょう。
上のチャートはUSD、EUR、JPY、GBPのすべての組み合わせの4時間足です。観るのは最新の足です。それぞれの強弱関係は陽線か陰線かあまり変わらないかの3択です。
EUR/USDの場合はEUR優勢ですね。EUR>USD
USD/JPYはUSD優勢です。USD>JPY
EUR/JPYは若干JPY優勢でしょうか。JPY>EUR
GBP/USDはあまり変わりません。GBP≒USD
GBP/JPYはJPY優勢です。JPY>GBP
EUR/GBPはEUR優勢ですね。EUR>GBP
以上です。
では上を基に総当り戦のような表を作ってみましょう。
これを見ると、4通貨の中でGBPは劣勢のようです。一方、EURとJPYは2勝と勝率は同じですが、EURとJPY間ではJPYが優勢です。よって、4時間足での通貨間ではGBP/JPYのショートの取引が優位性が高いといえます。あとは短い時間足でエントリーのタイミングを見極めるだけです。
4時間足を選んだ理由は、それより5分足や15分足だとテクニカルを無視したノイズが激しくなるため、強弱を判定するのに不安があるからです。1時間でも同様にノイズがありますが、4時間足以上になると大口の機関投資家でも相場を一方向に動かし続けるのは困難だからです。
上の判別法はあくまで一例です。中には短期の時間足に任意の移動平均線を表示させてその線が上昇か下降か横ばいかで判別する人もいるようです。また、4時間足でなく日足で判別して長いスパンでトレードを考えることもあります。それぞれのパラメータは自分で見つけるか、ネットを参照するしかないようですね。
それでは、皆さんが有意義なシルバーウィークの最終日を過ごされることを願っています。