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2019年02月07日

皆が使うプラットホームGoogleについてを改めて知ってみようか/本の紹介32 著:牧野武文

こんにちは、職業・施術屋/本の紹介屋です。(@HHIKARI7)


先日こんなニュースを目にしました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190205-00000508-san-bus_all
(Yahoo! Japan ニュースより引用)



皆さんご存知のGoogleのニュースです。2018年10〜12月期決算は、売上高が過去最高を記録したというニュースであり、改めてGoogle先生ヤバいと思わされますよね〜。今後も事業を拡大していくのでしょうか。


我々がいつでも利用できるGoogleですが、一体どんな会社でどのような考えをもって運営しているのだろうか?そんな興味をもって読んでみた本がコチラ
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本書の概要

本書は2014年に発行された本で、Googleが成功するまでの話を報道や書籍を基に作られています。


本の構成は以下の通り

1.世界を変える働き方
2.他を圧倒する「グーグル式思考法」
3.「新しい価値」を生むイノベーション術
4.グーグルはこうして世界に君臨し続けている
5.グーグルがつくりだす「未来」



Googleといえば「20%ルール」が有名で、仕事時間の20%は好きなことに時間を当てていいという話を聞いたことがありました。この本でも少し書かれていますが、どうやら本来の意味合いはちょっと違った様子。好きなことに費やせるのは間違いないようですが、裏を返せば残りの80%で本業の仕事を終わらせましょうということで、これは世界的な企業の業務を想像するとかなり大変な気がしますよね。


このようにGoogleが世界的な企業になるまで行ってきたルールや考え方についてあれこれ書かれていますが、その中でも私が気になったポイントをいくつか挙げていきます。


人工知能プログラミングを10秒ではじめよう


本の紹介屋が気になったポイント/ミッション・事実・ビジネス

まず、1つ目は世界を相手にするGoogleが掲げる企業のミッション(=使命)のお話。私が勤めてきた会社もによくあった「理念」を、一体どういう文章でGoogleは掲げているのか。その答えは1行で書けるほどの極めてシンプルなものでした。

https://about.google/?hl=ja 『Googleについて』のリンク

ミッション

GoogleのHPに書かれているこの一文。ここまでシンプルにミッションを集約させることで、誰とでも共有できて解釈の余地を残さないようにすることで、決断を理解できるようにしている狙いがあるようです。


私が最初に就職した某リラクゼーションでは、「クレド」と称して10個以上の理念を丸暗記させることが研修卒業に必要な条件だったのですが……。理念を数多く作りこむことで解釈の余地を与えない狙いだったのだろうと思いますが、Googleはその逆で一文で全てを自分たちのやるべきことに繋ごうとしているのですね。


サービスの「質」を上げ続けるための戦略もまた様々な事例が挙げられており、どれもシンプルではありますが、よく考えられているなぁと感心します。それもこれも、全てはお客様の目線を最重要視しているからなのだということも本を読めば理解できますので、お客様目線が重要視されるサービス業に携わる人にも参考になるのではないでしょうか。


ミッションが明快なために、決断もまた早いようです。成功の打率よりも成功と失敗の内容を問題視して撤退する見極めの早さをポイントとして挙げています。何がしたいのかをハッキリさせているため、迷わずに適切な形に改良できるのですね。


解釈に困らないミッションを設けることで、自分の行動を迷わなくする方法はビジネスパーソンには刺さる内容ですよね。大企業(のスケール超えてるけど)だからこそやっていることを素直に模倣したいところです。


事実

2つ目ですが、ビジネス書好きの本の紹介屋には響いた内容。理念や方針を考えるときに陥りがちなことがあると筆者は説きます。


それは理想論を語る時に「〜すべき」という「べき論」には問題があるという指摘です。


「〜すべき」という理念の設定は、いわば「実現していない」理想論になりがちであり、それは現実から乖離した目標にもなってしまう危険性があります。その点、Googleにも10の理念があるのですが、公式では「Googleが掲げる10の”事実”」と表記されています。


https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html 『Googleについて』のリンク



Googleは「こうあるべき」ではなく「こうしたらGoogleらしくできた」という事実を掲げているのです。なるほど、目標を作るときは理想論に偏りがちなのは私も経験済みなので、1度自分の経験してきたことをまとめてから自分の理念や理想を考えてみるのはマネしてみたいですね。

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ビジネス

本書「Googleの哲学」は各章にGoogleが行ってきたビジネスの数々が語られています。Googleというプラットホームは長年利用していますが、こんな風に考えてやってきたんだなーと勉強になります。


私が勉強になった点は「お客様目線の徹底と未来のつくり方と見据え方」です。


Googleが作るサービスは、”市場があるもの”ではなく”市場を創れるもの”を作っています。変化の早いIT業界ならでは話ですが、私がいる業界であるリラクゼーションならば次世代のカタチはどう作れるかなーと夢想してしまいます。その理由は、第5章の「グーグルがつくりだす『未来』」を読むと、これから起こっていくであろう未来についていろいろ書かれているのですが、ここで書かれる話は私たちの仕事にも決して無関係な話ではないなと思うからです。例えばいくつかの文章を抜粋すると……


「製品やサービスがコモディティ化(一般化)すると、消費者は少しでも安いものを求めるので、メーカーとしては低価格戦略を取らざるを得なくなる」(P226より引用)

「グーグルは、すでに『慈善』と『利益』の両輪を同時に回っていかないと、世の中は何も変わらないということに気づいている」(P236より引用)

「モノをクラウド化して、社会全体でシェアしようという考え方はもはや未来への決定的な流れになっています」(P250より引用)

「出し惜しみをして孤立しながら事業を進めるよりは、惜しげもなく人に与えて、自分も与えてもらうほうが、確実に得だと考えているのです」(P259より引用)



などが、個人的には考えるタネとなりました。


当たり前ですが、本は自分のために読んでいるので基本的には自分の仕事(施術屋・ライター)に当てはめてしまいますが、低価格戦略についてはマッサージ・リラクゼーション業界が最もたる例でしょう。東京でいえば、1時間2980円(税抜)のお店がどの駅にも存在することによって、安きに流れるのは考えられることです。私が勤めている2件のお店も、それぞれ同価格帯のお店が乱立しており、提供するサービスメニューも大きな差異は無くなってきています。業務委託契約の報酬を考えても施術者は低賃金を余儀なくされ、数をこなさなければ収入は厳しくなる一方。マッサージ業はAI(人工知能)に仕事を奪われないと言われますが、その前に出店数の多さと報酬減で成り立たなくなっていくのではないか?と考えています。


そのため、今後施術屋として生き残るためには、慈善的なことも絡めて惜しげもなく人に何かを提供できる人間になったほうが、今後生きていくには得するだろうという考えも共感できるところ(この話は別で語りたい)。Googleは早くからこの考え方を採用していたのだと考えると、未来を創っているというのはあながちウソではないなーと思いました。


まとめ

今回の本の紹介は時間がかかりました(汗)。正直1つひとつが学びとなる楽しさがあり、紹介したい部分を抽出する作業が進まなかったのですが、結局自分が好きな部分を取り上げることで何とか終えました。


文庫本で高くはない価格だと思うので、今後も世界中の人が利用していくであろうプラットホームであるGoogleのことを知るにはオススメできる1冊です。よろしければチェックしてみてください(^^)


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職業・施術屋
合気道を嗜みながら整体・ライティング・読書、そして旅をしてインプットとアウトプットを交互に回して面白い人間になりたいです。

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