職業・施術屋HKRの放浪記

こんにちは、職業・施術屋です。


接客の仕事を長くしていると、段々とわかってくることがあります。それは「人の話を聞く姿勢が解かれる瞬間がわかる」ということです。


まだ接客に不慣れであった頃、はじめは右も左もわからない状態なのでとにかくマニュアル通りのセリフを言おうと努力します。お客様を前にすると、そのマニュアルを一字一句間違えないように話そうとしてしまうものですが、基本的にマニュアルに書かれている文章は丁寧な説明が書かれているため、実際に声に乗せて発するとやや助長ぎみに聞こえるものです。


話している本人は間違えないように、必死に頭の中にあるマニュアルを読み起こそうと必死になっています。なので、目の前のお客様の反応を確かめることができません。しかも、間違えないようにと頑張れば頑張るほど、早く話し終えたい(プレッシャーから解放されたい)一心で話すスピードが上がっていきます。


すると、聞いている側は「話を聞くモード」から段々と「話を聞き流すモード」に移行します。なんと言いますか、脱力する雰囲気というか空気がスッと引いていく瞬間がわかるんですね。


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皆さんも自分自身で経験があるでしょうし、その雰囲気は感じたことがあると思います。話し上手の方は、自分の話に完全に夢中になることはなく常に相手の反応を伺いながら話を広げたり、間を作ったり相手に投げたりして回すようにしています。



しかし、まわりを見渡す余裕のない人や自分語りしか興味のない人には、その雰囲気を見逃してしまいます。最初に伝えたように私は接客を長く行なっているので年々感じるのですが、相手の話を聞く姿勢を学んでいない人が多いなぁと思います。


つまらない話は当然聞き流してしまうでしょう。それは普通のことです。ただ、それを体にハッキリ現してしまう人が多いなぁと感じています。相手の反応を見ずに語る人も、聞き流している(と見える)姿勢を出してしまっている人も、そういう人間と一緒にいると自然と人が離れていくものです。


自分語りをしたい人は、こうしてブログで書き散らせばいいと思います。




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