2016年05月07日
UEFA EURO2012 予選 グループE オランダ代表 × ハンガリー代表
UEFA EURO2012 予選 グループE
オランダ代表 × ハンガリー代表
スコア:5-3
2011年3月29日 アムステルダム・アレナ 観客数:51,774
■オランダ代表が難なく勝利かと思いきや、まさかの撃ち合いとなった一戦です。
オランダ代表のスタメン(4-2-3-1)
GK: ミシェル・フォルム
4: グレゴリー・ファン・デル・ヴィール ヨニー・ハイティンハ ヨリス・マタイセン エリック・ピーテルス
2: ナイジェル・デ・ヨング ラファエル・ファン・デル・ファールト
3: ディルク・カイト ヴェスレイ・スナイデル イブラヒム・アフェレイ
1: ロビン・ファン・ペルシ
-----
SUB: サンデル・ボスフケル(GK)
ハリド・ブラールズ ロン・フラール ウルビー・エマヌエルソン
ケヴィン・ストロートマン エルイェロ・エリア ルート・ファン・ニステルローイ
監督: ベルト・ファン・マルワイク
ハンガリー代表のスタメン(4-4-1-1)
GK: マルトン・フロプ
4: パール・ラーザール ヴィルモシュ・ヴァンツァーク ロランド・ユハース ジョルト・ラツコー
4: ゾルタン・ゲラ アーダーム・ピンテール クリスティアン・ヴァドーツ バラージュ・ジュジャーク
1: ゲルゲイ・ルドルフ
1: タマーシュ・プリシュキン
-----
SUB: キラーイ・ガーボル(GK)
ヨージェフ・ヴァルガ アッティラ・テケリ ブラディミール・コマン
ペーテル・ツヴィトコヴィチ アーダーム・コムローシ アンドラス・デブレチェニ
監督: シャーンドル・エルゲヴァーリ
グループEはこの2チームの他に、スウェーデン、フィンランド、モルドヴァ、サンマリノが同組。
オランダはここまで5連勝(16得点・2失点)。ハンガリーは3勝2敗(12得点・7失点)という状況でした。
4日前(3月25日)の前節ではハンガリーのホームで両チームが対戦し、アウェイのオランダが4-0で勝利。そのためこの試合もオランダが圧勝するだろうとの予想が圧倒的でした。
サッカー界のレジェンド、ヴィエリとマルディーニのスポーツMIXライン【SY32 by SWEET YEARS】
前半
オランダボールでキックオフ。開始直後から圧倒的にボールをキープします。
オランダは中盤が流動的。ファン・デル・ファールトとスナイデルの両者が前後にポジションチェンジし、距離感もなかなか良いです。
ハンガリーは慌ててボールを奪いには行かず、ブロックを作って落ち着いて対応。我慢の時間が長そうです。
先制点はオランダ。13分、スナイデルのCKが逆サイドに抜け、フリーだったファン・ペルシが左足でシュート。これが決まり幸先の良いスタートです。
18分にハンガリーのチャンス。リスタートからジュジャークが強烈なシュート。
ゴールが決まったかに思えましたが、主審は認めずノーゴールに。ただ、このあたりからハンガリーが前に出始めます。
31分にハンガリーのチャンス。ゲラ、ルドルフ、プリシュキンの3人が絡むカウンターは怖さを感じます。ショートカウンターはこのチームの武器になりえる予感。
40分、41分と立て続けハンガリーがシュート。オランダの中盤が空き始めています。
ファン・デル・ファールトのこのポジションでの起用は、やはり諸刃の刃か。デ・ヨンクの守備での負担が大きそうです。
前半はこのまま1-0で終了。
後半
結果的に後半だけで7得点の撃ち合いに。
開始からオランダはファン・ペルシに代えてファン・ニステルローイを投入。ファン・ペルシは前半終了間際の負傷が交代理由です。
一方ハンガリーもアーダーム・ピンテールに代えて、ブラディミール・コマンを投入します。
46分、いきなりハンガリーが同点。ショートコーナーからルドルフがドリブルで切り込みシュート。これがファン・デル・ファールトとピンテールの2人の足に当たってコースが変わりゴール。
ラッキーにも見えますが、そもそもCKの守備の対応のまずさが招いた失点です。
さらに50分、ハンガリーが逆転します。コマンとルドルフで左サイドを崩しクロス。これをゲラがダイレクトで合わせてゴール。劣勢だったハンガリーがリードを奪います。
61分、オランダが同点に追いつきます。
スナイデルが突破を仕掛けるもボールはハンガリーDFラツコーの足に当たります。しかし足に当たって跳ね返ったボールが運よくスナイデルの前方のスペースへ流れ、リターンパスを受けた格好に。そのままエリア内に進入したスナイデルのシュートが決まりました。
一進一退の攻防の中、73分ついにオランダが逆転。左サイドのアフェライから逆サイドのカイトへサイドチェンジ。カイトのクロスをファン・ニステルローイがダイレクト合わせゴール。ついにリードを奪います。
ところが75分にハンガリーが同点に。ファン・デル・ヴィールの裏を取られカウンター。ジュジャークが中央へ持ち上がりゲラへパス。これを見事なシュートでゲラが確実に決め同点です。
このまま引き分けもあるかと思われた78分、オランダが再逆転します。アフェライのクロスをカイトがボレーでゴール。これで4-3。
そして81分にオランダが追加点。ハンガリーの足が止まり中盤でプレスがかからず、スルスルと持ち込まれてカイトのループシュートを許します。
実際はファン・ニステルローイへのクロスだったと思いますが、きれいなループとなりました。
89分、この日大活躍のカイトに代えてエリアを投入。ピッチを下がるカイトにスタンディングオベーションです。
試合終了。勝はしましたが5-3というスコアはオランダにとっては予想外だったはず。
なおオランダの3失点は、ファン・マルワイク体制では初めてのことだったそうです。
6連勝で本大会出場に大きく前進ですが、課題が残った一戦でした。
ハンガリーは守備時に4-4-2のラインを崩さず、しっかり保っていて、統率が取れているチームという印象でした。
リードされていても慌てた様子もなく、後半途中まではハンガリーの選手達にそれほど「やられてる感」はなかったかもしれません。
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得点
前半13分 ロビン・ファン・ペルシ (オランダ)
後半1分 ゲルゲイ・ルドルフ (ハンガリー)
後半5分 ゾルタン・ゲラ (ハンガリー)
後半16分 ヴェスレイ・スナイデル (オランダ)
後半28分 ルート・ファン・ニステルローイ (オランダ)
後半30分 ゾルタン・ゲラ (ハンガリー)
後半33分 ディルク・カイト (オランダ)
後半36分 ディルク・カイト (オランダ)
その後・・・
結局EURO2012予選グループEは、オランダとスウェーデンが本大会に進みます。ハンガリーはグループリーグを3位で終えました。
しかしこの4年後。EURO2016予選で、オランダは予選敗退という衝撃的な結末を迎えます。
一方ハンガリーはプレーオフの末に、1972年大会以来の本大会出場を果たします。
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オランダ代表 × ハンガリー代表
スコア:5-3
2011年3月29日 アムステルダム・アレナ 観客数:51,774
■オランダ代表が難なく勝利かと思いきや、まさかの撃ち合いとなった一戦です。
オランダ代表のスタメン(4-2-3-1)
GK: ミシェル・フォルム
4: グレゴリー・ファン・デル・ヴィール ヨニー・ハイティンハ ヨリス・マタイセン エリック・ピーテルス
2: ナイジェル・デ・ヨング ラファエル・ファン・デル・ファールト
3: ディルク・カイト ヴェスレイ・スナイデル イブラヒム・アフェレイ
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監督: ベルト・ファン・マルワイク
ハンガリー代表のスタメン(4-4-1-1)
GK: マルトン・フロプ
4: パール・ラーザール ヴィルモシュ・ヴァンツァーク ロランド・ユハース ジョルト・ラツコー
4: ゾルタン・ゲラ アーダーム・ピンテール クリスティアン・ヴァドーツ バラージュ・ジュジャーク
1: ゲルゲイ・ルドルフ
1: タマーシュ・プリシュキン
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ペーテル・ツヴィトコヴィチ アーダーム・コムローシ アンドラス・デブレチェニ
監督: シャーンドル・エルゲヴァーリ
グループEはこの2チームの他に、スウェーデン、フィンランド、モルドヴァ、サンマリノが同組。
オランダはここまで5連勝(16得点・2失点)。ハンガリーは3勝2敗(12得点・7失点)という状況でした。
4日前(3月25日)の前節ではハンガリーのホームで両チームが対戦し、アウェイのオランダが4-0で勝利。そのためこの試合もオランダが圧勝するだろうとの予想が圧倒的でした。
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前半
オランダボールでキックオフ。開始直後から圧倒的にボールをキープします。
オランダは中盤が流動的。ファン・デル・ファールトとスナイデルの両者が前後にポジションチェンジし、距離感もなかなか良いです。
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先制点はオランダ。13分、スナイデルのCKが逆サイドに抜け、フリーだったファン・ペルシが左足でシュート。これが決まり幸先の良いスタートです。
18分にハンガリーのチャンス。リスタートからジュジャークが強烈なシュート。
ゴールが決まったかに思えましたが、主審は認めずノーゴールに。ただ、このあたりからハンガリーが前に出始めます。
31分にハンガリーのチャンス。ゲラ、ルドルフ、プリシュキンの3人が絡むカウンターは怖さを感じます。ショートカウンターはこのチームの武器になりえる予感。
40分、41分と立て続けハンガリーがシュート。オランダの中盤が空き始めています。
ファン・デル・ファールトのこのポジションでの起用は、やはり諸刃の刃か。デ・ヨンクの守備での負担が大きそうです。
前半はこのまま1-0で終了。
後半
結果的に後半だけで7得点の撃ち合いに。
開始からオランダはファン・ペルシに代えてファン・ニステルローイを投入。ファン・ペルシは前半終了間際の負傷が交代理由です。
一方ハンガリーもアーダーム・ピンテールに代えて、ブラディミール・コマンを投入します。
46分、いきなりハンガリーが同点。ショートコーナーからルドルフがドリブルで切り込みシュート。これがファン・デル・ファールトとピンテールの2人の足に当たってコースが変わりゴール。
ラッキーにも見えますが、そもそもCKの守備の対応のまずさが招いた失点です。
さらに50分、ハンガリーが逆転します。コマンとルドルフで左サイドを崩しクロス。これをゲラがダイレクトで合わせてゴール。劣勢だったハンガリーがリードを奪います。
61分、オランダが同点に追いつきます。
スナイデルが突破を仕掛けるもボールはハンガリーDFラツコーの足に当たります。しかし足に当たって跳ね返ったボールが運よくスナイデルの前方のスペースへ流れ、リターンパスを受けた格好に。そのままエリア内に進入したスナイデルのシュートが決まりました。
一進一退の攻防の中、73分ついにオランダが逆転。左サイドのアフェライから逆サイドのカイトへサイドチェンジ。カイトのクロスをファン・ニステルローイがダイレクト合わせゴール。ついにリードを奪います。
ところが75分にハンガリーが同点に。ファン・デル・ヴィールの裏を取られカウンター。ジュジャークが中央へ持ち上がりゲラへパス。これを見事なシュートでゲラが確実に決め同点です。
このまま引き分けもあるかと思われた78分、オランダが再逆転します。アフェライのクロスをカイトがボレーでゴール。これで4-3。
そして81分にオランダが追加点。ハンガリーの足が止まり中盤でプレスがかからず、スルスルと持ち込まれてカイトのループシュートを許します。
実際はファン・ニステルローイへのクロスだったと思いますが、きれいなループとなりました。
89分、この日大活躍のカイトに代えてエリアを投入。ピッチを下がるカイトにスタンディングオベーションです。
試合終了。勝はしましたが5-3というスコアはオランダにとっては予想外だったはず。
なおオランダの3失点は、ファン・マルワイク体制では初めてのことだったそうです。
6連勝で本大会出場に大きく前進ですが、課題が残った一戦でした。
ハンガリーは守備時に4-4-2のラインを崩さず、しっかり保っていて、統率が取れているチームという印象でした。
リードされていても慌てた様子もなく、後半途中まではハンガリーの選手達にそれほど「やられてる感」はなかったかもしれません。
【NIKE】レプリカユニ、トレーニングウェアから小物まで
得点
前半13分 ロビン・ファン・ペルシ (オランダ)
後半1分 ゲルゲイ・ルドルフ (ハンガリー)
後半5分 ゾルタン・ゲラ (ハンガリー)
後半16分 ヴェスレイ・スナイデル (オランダ)
後半28分 ルート・ファン・ニステルローイ (オランダ)
後半30分 ゾルタン・ゲラ (ハンガリー)
後半33分 ディルク・カイト (オランダ)
後半36分 ディルク・カイト (オランダ)
その後・・・
結局EURO2012予選グループEは、オランダとスウェーデンが本大会に進みます。ハンガリーはグループリーグを3位で終えました。
しかしこの4年後。EURO2016予選で、オランダは予選敗退という衝撃的な結末を迎えます。
一方ハンガリーはプレーオフの末に、1972年大会以来の本大会出場を果たします。
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タグ:EURO
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