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雄輝

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2012年10月19日
[突撃検証4] -27
火の海だった





一階から出火し火事になっている






そして目を疑う光景が広がっていた







妻と子供が居た部屋が燃えているではないか







どうすることも出来ない父は呆然と立ち尽くす







やがて、消防隊員による消化作業が始まった






助け出される父親






しかし、何処にも母と子の姿はない






それ以後







父が母と子の姿は見ることは二度となかった




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2012年10月19日
[突撃検証4] -26
ショックの館











ある、家族がいた





夫と妻






やがて一人の子供を授かり、家族は幸せの絶頂だった






ある夜






母と子、父それぞれ別々の部屋で床についた

















「熱い」






「苦しい」






「!」





父は異常な事態に気づき、飛び起きた






寝起きの体でうつろいだまま、慌てて廊下にでるとそこは・・・




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2012年10月19日
[突撃検証4] -25
くずもちの部隊には鹿児島県の離島、徳之島出身の後輩がいるそうだ






その後輩からくずもちが直接聞いた話だが、徳之島は、自殺する者が多い






この島では闘牛で賭けをすることができる






その賭博によって何千万も借金してそれを苦に自殺をするのだという






特に多いのが海への投身自殺






後輩の彼曰く、徳之島の海全体が心霊スポットだという







そんな徳之島の心霊スポットの一つに、 ショックの館 と呼ばれる建物がある




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2012年10月18日
[突撃検証4] -24
ガソリン車に比べ、ディーゼルエンジンはアイドリングでも揺れが激しい





しかし、その揺れがどこか心地いい





私は助手席から会話を始める





雄輝
『この二人が電話で話したつんくさんとザキさんだよ
心霊スポットのマニア』





雄輝
『んで、ザキさん、つんくさん、こいつがくずもちです。少々運転荒いけどよろしくです』





くずもちとザキ、つんくが会釈する






雄輝
『くずもち、こないだ聞かせてくれた面白い話してくれよ』






くずもち
『面白い話?どんなんだっけー?』






雄輝
『ほら、 ショックの館 ってやつ』







くずもち
『ああ・・わかった、いいよ』





煙草に火をつけ、ちょっと気乗りしない感じで語りだす





機嫌が悪いわけではない、いつも彼はこんな感じなのだ




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2012年10月17日
[突撃検証4] -23
重低音を響かせながら待つランクル





くずもち
『お疲れ!』





ザキ・つんく
『お邪魔しま〜す!』





ザキ
『た、高〜い!!』





くずもちのランクルは車高が通常の二番あり、女性が乗る場合はいつも大変だ





くずもち
『結局どこ行くんだ?』





雄輝
『まだ決まってないから、取りあえず市内方面に行って』





くずもち
『あまり良い予感はしないな・・』






キュイィィン!プシュー!






けたたましいターボ音と共に車は発進した





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