Excel VBA 数学実験室

 Excel と VBA を用いた数学実験ブログです。
 Excel の機能を使って色々な関数のグラフを描いています。
 ブログの片隅に「こばとちゃんの数学コーナー」もあります。
 ≫ 姉妹サイトにて「数論講座」連載中!
 ≫ Python プログラミングのサイトを始めました!
<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

素数と合成数(2 は特別な素数です)
(Blog Cat at 07/20 12:06)
[2/6ページ]
ら素数だね!」ということにしたいところですが、残念ながら 1 だけは素数の仲間には入れないことにします。特別な数として取り分けておくことにします。そうすることでとても便利になるからです。先ほどの問題を「14 を素数の掛け算で表しなさい」と少し手直ししてみると、1 は素数としないに決めたのですから、

14 = 7 × 2
と一通りに書くことしかできませんね。25 は

25 = 5 × 5
となります。練習のために 36 もやってみましょう。

36 = 6 × 6 = 3 × 2 × 3 × 2
と4つの素数に分解できました。 3×3 のように同じ数を掛けることをを 3 2 のように表すことにすれば、もう少しすっきりして、

36 = 3 2 × 2 2
となります。こういう分け方を「素因数分解」といいます。それでは「 7 を素数の積に直しなさい」という問題はどうですか? 7 × 1 の形はもう禁止ですから、「できません」と答えるしかありませんね。だから、1 を素数でないことにすれば、

 素数:掛け算の形に表せない数
 合成数:掛け算の形に表せる数

というように決まりが簡単になります。

 前回は数学に出てくる色々な数を分類しましたね。今回は自然数をさらに細かく、

1, 素数, 合成数
というふうに三種類に分けることができました。もうこれ以上細かく分けることはできません。

 さて、1 は素数ではない特別な数ですが、2 は素数の中の特別な素数です。それは 2 だけが素数の中でただ一つの偶数であるということです。このことを「 2 は偶素数である」といいます。他の偶数は必ず 2 で割り切れてしまいますから、絶対に素数ではありえませんね。2 以外の素数は必ず奇数です。

 ある数を見て、それが素数であるのか、そうでないのかは、小さい数の場合は意外と直感でわかったりします。上でも言ったように 2 以外の偶数なら合成数です。「九九」
<<[4]前ページへ  [6]次ページへ>>

右斜め下コメント(0)
右斜め下トラックバック(0)

<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

0目次