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2016年02月17日

糖質制限食は危ないのか?

糖質制限食の普及活動を行っていらっしゃったノンフィクション作家の桐山秀樹先生が、急性心筋梗塞でお亡くなりになったそうです。

糖質制限食に関しては、以前、わたしのブログでもご紹介させて頂きました。

過去ブログ『炭水化物を食べない方が健康♪糖質制限食について』

世の中では、「やっぱり糖質制限なんて危ないのでは?!」という意見が多いようですね。
本当にそうなのでしょうか。
久々に本を読んでみました。

著者:桐山秀樹  「糖尿病治療」の深い闇 糖質制限食はなぜ異端視されてきたのか

日本とアメリカの糖尿病治療法の違い

・ 日本糖尿病学会のガイドラインでは、カロリー制限食のみが唯一の糖尿病治療法とされてる
・ アメリカの糖尿病治療では、次の4つから治療法を選択できる
 1.従来のカロリー制限食
 2.糖質管理食
 3.地中海食
 4.低糖質食(糖質制限食)
・ アメリカでは有効な治療手段が開発されているのに認可しないと、医師会側は患者団体や個人から多額の賠償請求をされることがある
・ 日本では患者が比較的おとなしい

江部先生の糖尿病発症時の状況

 ・体重は学生時代より10キロ増加
 ・週に2回のテニス、スポーツジムにも通っていた
 ・玄米魚菜食を摂っていた
 ・脂っこい食事を避け、肉より魚中心の食生活
 ・ビールを大量に飲んだ他、純米吟醸酒を飲んでいた
 ・玄米や胚芽米を食べていたが、食べる量は多かった
 ・両親共に糖尿病の家系だった

桐山先生の糖尿病発症時の状況

 ・徹夜で執筆作業をし、翌日は昼まで寝て夜起きるという不規則な生活の繰り返し
 ・食批評の数が増え、豪華な食事や飲酒の機会が多かった
 ・運動不足
 ・ウエスト104センチのメタボリックシンドローム
 ・ストレスが多かった

江部先生のライフスタイルには驚きました。
こんなに糖尿病に対して気を配った生活を行っていても、遺伝にはかなわないのかと感じました。
桐山先生のライフスタイルは、失礼ながら、これでは体調が悪くなっても仕方ないと感じました。

ですが、糖質制限食をすることで、お二人とも数値が正常になったそうです。
江部先生が理事を務める京都の高雄病院では、糖質制限食を行うことで症状が改善されていく患者さんが実際にいらっしゃいます。

わたしは糖尿病ではありませんが、主食1回のゆるい糖質制限食をしております。
糖質制限食をしようと思ってやっていた訳ではありません。
自然とこういう食生活になったのです。
今のところ血液検査におけるデータ上は、すべて異常なしです。
身体に異常があれば、自分自身がなにか違和感を感じるはず。
そう信じています。

もし何かあったとしても、それは自分の責任です。
わたしはこのライフスタイルが合っていると思う限り、実践し続けます。


桐山秀樹先生のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

「糖尿病治療」の深い闇 [ 桐山秀樹 ]


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