そんな人に「ヘルスウオーキング」がおすすめだ。 一般社団法人、日本ヘルスウオーキング協会(東京都文京区)の井上成美、事業統括専務理事に聞いた。
「コロナの影響で生活習慣病のリスクやストレスが高まっている」と井上さん。
同協会が認定する『健康ウオーキング指導士」テキストによれば、ヘルスウオーキングとは『脚力の強化や、循環器系の強化やダイエットなど健康を目的としたウオーキングで、歩く時間や距離を決めて計画的に、定期的に歩く」こととある。
井上さんは『自宅の最寄りの駅やバス停ではなく、一つ先の駅やバス停まで歩く。これがヘルスウオーキングの考え方』という。
最近は歩数メーターをもって歩数を意識する人が増えているが、井上さんは「無意味ではないが、歩数は絶対的なものではない。例えば坂道を上がる場合なら一万歩は必要ない」指摘する。 歩く時間や速度によって運動量が変わる。
標準的な成人がゆっくり歩くペースは時速約4キロ、普通に歩くなら約5キロ、早歩きなら約6キロ。中高年のヘルスウオーキングは時速4~7キロがおすすめという。 幅を持たせているのは個人差が大きいから。
スポーツ歴や筋肉の質などによって変わる。
「できれば朝食後の約30分、二キロを汗をかくくらいに。 森や川、都内なら公園のあるコースがいい。
夏場は熱中症予防にウオーキング前とウオーキング中の数位分補給が大事です。マスクをすると口が乾きにくいので定期的に補給して」とアドバイスする。
休日は気分転換を兼ねて少しでも遠出してみてもよい。 「家族や友人と10~30キロのコースを歩いてみてはいかがだろうか。江戸の古地図を頼りに歩くなど趣味を絡めても」と勧める。
農林水産省は農村文化、景観の残る「美土里の路(道)ウオーキングコース」を推奨している。
全国百四コース、関東地区には32コース
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