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2020年09月25日

認知症は脳の老化とは違う

(障害人間らしく」あるためには、記憶が失われていく「認知症」の正体を知る必要があります。
 日常生活でこんなこと、ありませんか。部屋に入った瞬間「あれ? 何しに来たんだっけ?」「この俳優の名前、えっと、あの、、、」【昨日のよる食べたのは、えーと】【あれ、度超えしまったっけ?】
 思わず苦笑いされた方もいらっしゃることでしょう。でも大丈夫です。これは加齢によって自然に起こる「物忘れ」と言われる現象です。 医学的には、「良性健忘(りょうせいけんぼう)」と言います。
 加齢によっておこる現象は、脳のMRI画像でも見ることができます。脳の健康とというのは、具体的に言うと脳の萎縮度で測ることができます。

脳は、年齢に伴い少しずつ萎縮をしていき、ある程度加齢を重ねると、血液が通わなくなる虚血性(虚血性)の変化として、シミのようなものが脳にみられます。このシミの量や萎縮の度合いによって加齢度を測ることができます。

 では「認知症」というのは、どのようなことを言うのでしょうか。
 「認知症」は、記憶の働きや思考力。判断力などをはじめとする認知機能が低下して、日常生活に支障をきたす症状のことを言います。
 加齢によって起こる自然な老化現象の延長にあるものではなく、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血など脳の血管に起こる病気や、アルツハイマー病などの病気によって引き起こされる症状なのです。
 ですから【認知症】は年を取れば仕方がないと思うものではなく、病気の症状として受け止めることが大切です。
 
 「認知症」にはいくつかのタイプがあり、大きく3タイプに分かれます。
 
 「脳血管性」「レビー小体型」「アルツハイマー型」が3大認知症です。
 
 「脳血管性認知症」は、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血のどの病気に伴う、脳の血管の障害によって引き起こされる認知症です。障害の起きた場所によって「認知症」の症状も異なります。
 
 「レビー小体型認知症」は、レビー小体という異常タンパク質の集まりが、神経細胞の中にたまることによって起こります。 レビー小体は、パーキンソン病を引き起こす物質でもあります。物を擦れなどの記憶障害ではなく、幻覚を見たり、うつ状態になったり、パーキンソン病のような手の震えなどがみられるのが特徴です。

  そして、もっとも多いのが「アルツハイマー型認知症」です。
 「アルツハイマー病」によって引き起こされるもので、認知症全体の50%を占めます。
 「アミロイドベータたんぱく」や「タウたんぱく」という異常なたんぱく質が脳に蓄積し、脳の神経細胞にダメージを与えることにより起こります。

 
タグ:認知症
posted by hirochan at 12:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症
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