タバコを吸う人によって最も恐ろしいのは、がんになる危険性が高いといわれていること、ことに肺がんとの関係です。しかし、喫煙率がどんどん下がっているのも関わらず、肺がんの死亡者数は増え続けています。
肺がんの死亡者数は、人口十万人当たり1980年に18,3人だったのが、1995年には29,7人、2000年は42,8人、2010年は55,2人、2015年には59,4人と、この約35年で約3倍に増えています。
こうしたデータを見ると、果たしてタバコと肺がんに因果関係があるとどうか疑問です。
肺がんの原因としては、タバコよりもむしろ排気ガスのほうが影響が大きいという声もあるのです。
タバコには、タールやベンツピレンなどの発がん物質が含まれているから危険だとも言われます。しかし、いまよりもはるかにニコチンやタールが強いタバコを吸う人が多かった昭和55年頃までのほうが、肺がんで亡くなる人は少なかったのです。タバコと肺がんの関係については、いろいろと実験されているのですが、証明されてはいないのです。
ある老人ホームの調査では、40代、50代、60代、70代と、それぞれの年代でタバコをやめた人とやめない人の寿命は変わらなかったという報告があります。
私自身はタバコは吸わないので別にタバコを擁護するわけでもありませんが、いまの嫌煙運動「タバコ狩り」ともいうものは、どうも行き過ぎているように思えてなりません。私は、禁煙してもしなくても、重は変わらないと考えています。
ただし、全く害がないとは言えません。タバコを吸ったときに、一時的に血管が収縮します。その時に、心臓の悪い人は狭心症を起こす危険性も言われています。しかしそれは、一時的なものにすぎません。
タバコを吸っているほうが口内炎が起きにくいし、風邪もひきにくいのです。というのは、タバコを吸っているときは軽い炎症が起きているからです。其れが適度な刺激になって、免疫力を上げているのです。ですから喫煙者は新型コロナウイルスに対してもある種の免疫を持っているといえるのです。発症してしまうと喫煙者は重篤になる方も多いようですが、感染率をみると、いまのところ喫煙者は低く、NK細胞による予防効果があるのかもしれません
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