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2018年12月07日

お年玉の正しい入れ方は?折らない方法、マナーは?

お年玉の入れ方にもマナーがあるのをご存じですか?ご祝儀などと同じように、美しさや取り出しやすさといった観点から「こうした方がいい」とされるお札の入れ方があります。そこで、お年玉をポチ袋に入れるときの入れ方についてご紹介します。



お年玉の入れ方にマナーがあるの?
そもそも、お年玉の入れ方には「絶対にこうすべき」というものはありません。ですが、ポチ袋へ無造作にお金を入れるのもあまりいいとはいえないでしょう。

お年玉の入れ方の基本は、ポチ袋を開けた時に中のお札が取り出しやすいこと、そして、お札や硬貨が表を向いていることだとされています。

他にも、お札の種類や折り方、ポチ袋への名前の書き方など、様々なマナーがあるので、ここから一つずつ紹介していきますね。



お年玉に入れるお札は新札が基本?
お年玉に使うお札は、できるだけ新札が望ましいとされています。

理由は、お年玉に限らず、一般的にお祝いのときにお金を渡すのは、新しい門出を祝福することが目的だからです。新札のように折り目やシワがなく、まっさらな気持ちで新しい生活をスタートさせてほしい、という意味合いが、新札には込められているんですよ。

なお、新札を手に入れる方法としては、銀行の窓口で両替するのが確実です。年末年始になると銀行は閉まってしまうので、前もって必要な枚数の新札を入手しておきましょう。

お年玉を入れるときの折り方は?
お年玉を折って入れる場合は、お札を取り出して開いたときに表が見えるような折り方が望ましいとされています。具体的には、以下の手順で折るとよいでしょう。

1. お札を表向きに置く
2. 左→右の順で軽く三つ折りにする

なお、折ったときに左側が上に来ないように注意してください。また、ポチ袋の大きさによっては四つ折りにしたいこともあるかもしれませんが、「4(し)」は「死(し)」を連想させるため縁起が悪いとされています。なるべく四つ折りにはしない方がいいでしょう。



1,000円札をきれいに三つ折りする方法
ここで、お年玉でもっとも出番が多いと思われる1,000円札をきれいに三つ折りする方法をご紹介します。

お札の左側を折るときに、お札の左端と表に描かれた野口英世の顔のフチが接するか接しないかギリギリのところで折ってみてください。こうすると、きれいに三つ折りができるとされています。

お年玉の入れ方は折らないのもあり?
お年玉は折って入れることが多いですが、なかにはせっかくの新札を折りたくない、と考える人もいるでしょう。

確かに、お札を折らずにポチ袋へ入れることができれば、取り出したときに表が見えているためマナー通りでとても美しいです。シワや折り目もできませんから、折って入れるよりも縁起が良さそうですね。

お札を折らずに入れたい人は、大き目のポチ袋を使うとよいでしょう。最近は、お札を折らずに入れられる大きさのポチ袋が売っています。そうしたものを購入すれば、お札を折らずに入れられますよ。

お年玉の入れ方の注意点は?
お年玉の入れ方には、折り方などの他にもいくつか注意した方がいいとされていることがあります。ここでは、それらについて説明します。

お札の向きは?
お年玉の入れ方で注意すべきことの一つとして、お札をポチ袋に入れるときの向きがあります。

お札を入れる前に、まずポチ袋を表向きにして置いてください。次に、お札を折らないで入れる場合は、表を向け、肖像画が上にくるようにそのままポチ袋へ入れてください。

一方、お札を折って入れる場合は、折ったお札の上下を逆にせず、右側が上にかぶさった状態にして、裏面の真ん中がポチ袋の裏を向くように入れてください。

硬貨の場合はポチ袋の中で上下が逆さまになってしまったりすることもあるでしょうから、上下の向きについては気にする必要はありません。表を向けてポチ袋に入れるだけでよいでしょう。

なお、硬貨は絵柄や漢数字がある方が表です。製造年やローマ数字のある方は裏なので注意してください。



封はするべき?
お札をポチ袋に入れた後、封をするべきかで悩む人がいるかもしれませんが、特に決まりはありません。

一般的には、ポチ袋の口を折る程度で、糊付けしたりする必要はないでしょう。市販のポチ袋にはシールが付属しているものもあるので、そのときは折った口にシールを貼り付けて封をするのもいいですね。

名前や宛名の書き方は?
お年玉を渡す相手の名前をポチ袋に書くときは、表の左上に、「◯◯ちゃんへ」「◯◯くんへ」といったように書くとよいでしょう。また、子供やその親が誰からもらったものなのかわかるようにしたいのであれば、裏面の下の方に小さく自分の名前を書いてもよいでしょう。

なお、ポチ袋の表には「お年玉」や「おとしだま」と書かれていることが一般的ですが、書かれていない場合は、自分で書いた方が親切ですね。



お年玉の入れ方は心づかいの一つです
相手が自分の子供や親戚の子供で、普段から距離が近いと、ついつい無造作にお年玉を入れてしまいがちです。しかし、お年玉をマナー通りに入れると、子供もポチ袋からお金を取り出しやすく、見た目にも美しいので、もしかしたら嬉しさも倍増するかもしれません。

年に一度しかないことですから、あげる側ももらう側も、お互い嬉しい気持ちになるようにしたいですね。
posted by 新山 at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年末年始
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