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2018年03月09日

子どもの英語学習!何歳からがおすすめ?

2020年度から、小学3年生からの英語が必修になります(※1)。子供の将来のために小さい頃から英語を勉強させてあげたいと考えているママ・パパも少なくないでしょう。しかし、どのように英語を学習させればいいのかわからない人も多いはず。そこで今回は、子供の英語学習について、何歳から始めたらいいのか、どんなメリットがあるのかなどをご紹介します。





子供の英語学習は何歳から始めるといいの?
「何歳から子供に英語を教え始めるべきか」は長年議論されているテーマであり、はっきりとした答えはいまだに出ていません。

幼児のころは物事を学ぶスピードが速いからできるだけ早めに英語教育を始めさせた方がいいという意見があれば、あまり早くに英語教育を始めてしまうと日本語が下手になってしまうという意見もあり、どれを信じればいいのかママ・パパにとっては悩みの種です。

英語教育を始める年齢に悩んだときは、ママとパパで「子供にどれくらい英語を話せるようになってほしいか」をまずは話し合ってみてください。

ネイティブ並みに話せるようになってほしいなら、やはり早い時期に英語教育を始めた方がいいかもしれませんが、日常会話レベルであれば、急いで教える必要はなく、小学校に入ってからでも十分間に合います。

このように子供に達してほしいレベルによって、英語教育を始めるべき年齢が見えてくるので、親同士で子供の英語教育プランについてしっかり話し合い、いつから英語を教え始めるか決めるようにするといいでしょう。

子供の英語学習を早く始めるメリットは?
人間の神経系は、生まれてから5歳頃までに大人の80%ほどまで成長し、12歳を迎えるころに100%に達するといわれています(※2)。

そのため、英語ネイティブの発音を12歳までに聞かせておくことで、「L」や「R」の発音の違いなどが聞き分けられるようになると考えられています。





子供の英語学習を早く始めるデメリットは?
子供の英語教育を、日本語がまだ身につけていない頃から始めると、どちらの言葉も中途半端にしか習得できない「セミリンガル(ダブルリミテッド)」という状態になりかねないと指摘する意見もあります。

そのため子供の英語教育は、日本語がある程度習得できた8〜10歳頃から始めたほうが良いという考え方もあるようです。

子供の英語学習法、教室は何歳から通う? 
子供の脳の発達や音に対する敏感さは、年齢によって変わります。何歳から子供に英語を教え始めるかで、英語教室がいいのか、DVDでいいのかなど、おすすめの英語学習法も変わってきます。

0〜3歳
この時期は脳が著しい速さで成長していくため、聞いた英語を吸収するスピードも速いのが特徴です。しかし日本語がまだしっかり話せない時期でもあり、英語教育の時間をとりすぎると、日本語の発達が遅れてしまう可能性があります。

この時期は毎日30分〜2時間程度、英語の歌をCDやDVDで聞かせたり、英語の絵本を読んであげたりして、英語に触れる時間をほどよく作ってあげるといいでしょう。


4〜5歳
5歳までは聞いた音をそのまま習得できるといわれているため、4〜5歳のときに英語学習を始める子供もたくさんいます。

この頃は、言いたいことがしっかり話せて、自分の意思を表現したい時期でもあるので、英語を母国語とする英語ネイティブの人との会話を通した英語学習がおすすめです。

身近に英語ネイティブの人がいればいいのですが、それが現実的ではない場合には、子供向け英語教室に通わせるのが最適な方法です。

子供向け英語教室には遊びやゲームを使って英語を教えていくところもあれば、ネイティブ講師との会話だけで英語を教えてくれるところもあり、その種類はさまざまです。

通える距離にある英語教室をいくつか調べ、そして可能なら実際にレッスンを見に行って、自分たちの教育方針と合致するところに子供を通わせるようにしましょう。


6〜12歳
この年代でも子供は耳の感度が良いので、小学校に入ってから英語教育を始めても決して遅くはありません。

赤ちゃんの頃は英語に触れさせるだけでもよかったのですが、この年代になると、子供に英語に興味を持ってもらい、自分から英語を学びたいと思ってもらえることが非常に大切です。

例えば、好きなキャラクターが出てくる英語教材を用意してあげたり、映画や音楽を通して英語圏の文化に触れさせたりして、子供が「英語は楽しいもの」と思える環境を作ってあげてください。

そして興味を持ってくれたら、英会話教室や英語スクールに通わせて、その興味を最大限に伸ばしてあげましょう。





子供に英語学習の楽しさを教えてあげよう
子供の英語学習において一番大切なのは、子供が楽しんで学んでくれること。

親がいくら子供に英語を話せるようになってほしいと思っていても、無理やり勉強させてはなかなか身に付きませんし、ストレスになりかねません。

同世代の英語ネイティブの子供たちと話せる機会を作ったり、英語圏の国に連れて行ったりして、英語を使うことの楽しさを体感させてあげるようにしてください。一旦、英語の楽しさに気づいたら、子供は驚異的な速さで英語をどんどん学習していってくれるはずですよ。




※1 文部科学省「小学校における外国語教育の充実に向けた取組(カリキュラム、教材、指導体制の強化)」
※2 国立スポーツ科学センター「女性アスリート指導のためのハンドブック
posted by 新山 at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 幼児教育
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