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2018年02月11日

「越路吹雪物語」第5週

稀代のシャンソン歌手・越路吹雪さんの生涯を描くテレビ朝日の昼のドラマ「越路吹雪物語」は、5週目を見終えました。このような内容です。
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日中戦争・太平洋戦争へと進むなか、吹雪(瀧本美織)は宝塚歌劇団の雑誌「歌劇」編集部に勤める岩谷時子(木南晴夏)ともすっかり仲良くなり、時子の自宅へも遊びに行くようになりました。
しかし、「歌劇」誌の休刊や男子スタッフの召集などもあり、劇団を取り巻く環境は厳しさを増します。大劇場・東京宝塚劇場での公演より、各地での慰問公演も多くなりました。
そんななか、劇団に新しく淡島千景(花乃まりあ)・久慈あさみ(七木奏音)・南悠子(田中珠里)が入ってきます。3人は音楽学校で優等生。主役をいまだに務めていない吹雪は彼女たちに追い越されるのではないかとの危惧もありましたが、3人とも吹雪を慕い、吹雪もまた3人を可愛がります。そして吹雪と3人が中心になった浪曲劇が大きな評判を呼び、ファンレターも急増。さらに、劇作家の庄治義男(駿河太郎)が吹雪を主演にした脚本を書いたことで仲良くなります。
ところが戦局は日増しに厳しさを増し、1944年に宝塚大劇場と東京宝塚劇場が接収され、劇団は近隣のダンスホール跡地に仮移転して、慰問公演で生き延びることを決めました。翌1945年、神戸や大阪,東京など都市部への空襲が始まって、なじみにしていたうどん屋と喫茶店が物資不足で閉店。閉店前の喫茶店で義男は吹雪にこう打ち明けます。「家族の世話のため、故郷の静岡へ帰ることになった。だから、結婚してくれ」この言葉を聞いた吹雪は・・・。
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前作の「トットちゃん!」同様、この「越路吹雪物語」は戦争の描写をしっかり描いています。この2作で「戦争の悲惨さとおろかさ」を説き、「再軍備を認める」ことを主是とした「日本国憲法改正」をたくらむ現政権への牽制を狙ったかのようにも思われます。
目的や方法はどうあれ、「戦争はやってはならない」ことを強く伝えることが、一番大切なのです。僕はそう考えます。

第6週目から、戦後篇。宝塚歌劇団がどう再興し、吹雪はどのようにしてレベルアップしていくのか。ここが見どころになりましょう。
posted by edaroh at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ
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