アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2014年08月03日

陰の"HERO"はSMAPドラマを支える音楽家・服部隆之

陰の
"HERO"は
SMAPドラマを支える
音楽家・服部隆之 –
その魅力とドラマ音楽の醍醐味に迫る



初回放送で今年トップの視聴率を叩き出したドラマ
『HERO』(フジテレビ系毎週月曜21:00〜)。
ストーリーも登場人物のキャラも印象深い作品だが、
もう1つ忘れていけないのは……
あのテーマソング。
13年ぶりの続編にも関わらずほとんど違和感がなかったのは、
木村拓哉の見た目以上にメインテーマによるところが大きかったのではないか。
城西支部のメンバーが並木道を歩くシーンで流れるあの曲だ。

その楽曲を手がけているのは服部隆之。
福山雅治、
椎名林檎からクラシック奏者まで幅広いアーティストの楽曲やコンサートを手がけ、
映画
『蔵』
『ラヂオの時間』
『誘拐』

で3度の

日本アカデミー賞 優秀音楽賞

を受賞した日本を代表する作曲家だ。
今回は陰の"HERO"である服部隆之にスポットをあて、
その魅力とドラマ音楽の醍醐味に迫る。



超良血・服部家の遺伝子がさわぐ

まずは服部隆之のルーツから。
祖父は
『別れのブルース』
『東京ブギウギ』
『青い山脈』
ら昭和の名曲を手がけ、
国民栄誉賞を授与された
"和製ポップスの先駆け"

服部良一氏

父は音楽番組『ミュージックフェア』、
映画
『連合艦隊』、
アニメ
『トム・ソーヤーの冒険』、
朝ドラ
『わかば』
など幅広い分野の映像作品で活躍を続ける服部克久

つまり服部隆之は、

日本屈指の音楽一家で育ったエリートなのだ。



服部家がスゴイのは、
服部良一氏が「映画と歌謡曲」、
服部克久が「テレビ番組」、
服部隆之が「ドラマ」と、
それぞれが移りゆくエンターテインメントのトレンドに対応し、
トップランナーとして牽引してきたこと。
私たち日本人は、
服部家3世代の音楽を1世紀にわたって聴き続けてきたと言える。

服部克久・隆之親子は、
幼少期より音楽の英才教育を受け、
世界最高峰の音楽学校
『パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)』
への留学経験もあるだけに、
「やはり音楽は努力だけでは到達できない境地があるのか」
と考えさせられてしまう。



キムタク&SMAPと相性バツグン

服部隆之が手がけたドラマと言えば、
記憶に新しいところでは6月まで放送されていた
『ルーズヴェルト・ゲーム』
、一年前の
『半沢直樹』、
そして、
クラシックの世界を描いた
『のだめカンタービレ』
など、
メインテーマがインストルメンタルの作品が多い。



木村拓哉の主演ドラマでは
『HERO』
のほかに、
2007年の『華麗なる一族』、
今年3月のスペシャルドラマ
『宮本武蔵』
で音楽を手がけている。
「主演ドラマの主題歌にSMAPの楽曲は使わない」
方針の木村拓哉サイドとは相性がいいのだろう。



さらに服部隆之は、
草なぎ剛主演の『TEAM』『スタアの恋』、
中居正広主演の『婚カツ』、
香取慎吾主演の『新選組!』も手がけるなど、
SMAP主演ドラマへの貢献度が高く、
冠番組の『SmaSTATION!!』も担当。
耳なじみがよく、
壮大かつ重厚感ある楽曲をそろえてSMAPの持つ
"大物オーラ"
を引き立てている。
特筆すべきは、
社会派からヒューマン、
恋愛、
コメディまで、
あらゆるジャンルをこなす万能性。
ドラマ制作班にとって、
これほど頼りになる存在はいないだろう。



「厳しく深い」ドラマ音楽の世界

最後に、
連ドラ評論家としての視点からドラマ音楽についてふれておこう。
連ドラは通常3カ月で9〜11回程度の放送になるが、
多忙な人気俳優のスケジュール調整や脚本・撮影の都合で、
映像が完成するのが遅い。
「放送数日前にやっとできた」
なんてこともザラだ。
それだけに服部隆之のような音楽家は、
コンセプトやプロット(あらすじ)、
あるいは音楽が欲しい重要なシーンのイメージだけを聞いて、
作曲を進めなければいけない。
しかも、
「楽曲のどこを、
どれだけ、
どう使われる」か分からないため、
予備の曲を含めて約20〜40曲が必要になるという。



作曲ができたら、
あとは
「監督やプロデューサーに渡して任せるだけ」
が通常のパターン。
だから、
「放送を見るまで、
どの曲がいつ流れるのか?」、
作った本人すら知らないというケースも多い。
ひどいときは、
「数秒のイントロのみ」
「メインテーマの1曲だけ」
なんてこともあるため、
「ガッカリするから、
オンエアは見ない」
という音楽家もいるようだ。



それでも服部隆之らがドラマ音楽を手がけるのは、
自ら生み出した楽曲が
"作品の象徴"
となるときがあるからだろう。
たとえば、
『HERO』
で言えば、
あの楽曲を聞けば映像を見なくても
「あっ、
『HERO』
だ!」
とすぐに分かるのではないか。



最近は商業目的のアイドル主題歌や、
「映像の添え物程度」
という扱いも多いが、
服部隆之のドラマ音楽はどれも耳にするだけで名シーンが目に浮かぶものばかり。
だから彼のサントラアルバムは思わず買いたくなってしまうのだろう。



木村隆志
コラムニスト、
テレビ・ドラマ評論家、
タレントインタビュアー。
1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、
ドラマも毎クール全作品を視聴する重度のウォッチャー。
雑誌やウェブにコラムを提供するほか、
取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもある。

著書は
『トップ・インタビュアーの聴き技84』
など。

ecar
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/2649769
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
おきてがみ
ファン

人気ブログランキングへ
検索
<< 2016年04月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
タグクラウド
カテゴリアーカイブ
プロフィール
ecarさんの画像
ecar
IDAファミリー共通のスローガン 「優しさと希望に満ち溢れる億万長者になる!」 −免許・資格− ・大型二輪、普通、大型自動車運転免許 第476929290862号 昭和44年1月25日 ・小型船舶操縦士 第301969号 昭和47年10月日 ・丙種機関士 第 1487号 昭和49年5月日 ・ガス溶接技能士 第 69254号 昭和50年11月日 ・乙種第四類危険物取扱者 第02158号 昭和52年12月日 ・日赤水上安全法救助員 第11-00771号 昭和53年8月18日 ・第三種冷凍機械取扱責任者 第 113247号 平成18年1月日 ・巻き上げ機 第402000046号平成24年9月21日 ・職長・安全衛生責任者 第75931号 平成25年6月17日 ・第二種電気工事士 第70506号 平成25年9月20日 ・第1級陸上特殊無線技士 第HBL00364J号 平成25年11月28日 ・古物商 第904021410002号 平成26年5月14日 −自己PR− 何事も情熱を持って取り組む姿勢を持っております。 相手の話しをしっかり聴き、コミュニケーションを円滑にしてから教育・指導をすることを培いました。 相手のレベルに合わせた教育・指導を心がけ、常に伝え方に工夫を凝らしています。 表情に笑顔を意識しコミュニケーションを図るよう心がけています。 特に、安全管理の重要性を認識し不安全要素の排除を心がけております。 また、資格・免許の取得に努め、更なる業務の効率化に向け、専門性を身につけ、知識・技能を日々進化させています。
ブログ
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。